「難民に冷たい国、日本」(RFI・DW English・Suptnik日本):阿修羅♪

「難民に冷たい国、日本」(RFI・DW English・Suptnik日本):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/507.html











(Aide aux réfugiés: Tokyo préfère l’argent à l’asile: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20150928-aide-refugies-tokyo-prefere-argent-asile





日本シリアイラク外国移民難民社会問題人権





難民支援:日本政府は受け入れよりお金を選ぶ





記者 RFI





発表 2015年9月28日・更新2015年9月28日15:06






日本は人口動態の面で深刻な事態にあるが、それでも、難民の受け入れをためらっている。
AFP PHOTO / NIKOLAY DOYCHINOV






8億1000万ドル−これが、シリア・イラク難民の支援のために日本が拠出しようとするお金の総額だ。この金額が国連の諸機関に支払われるが、これは欧州連合による支援とほぼ同額だ。安倍晋三首相は明日、ニューヨークで予定されている演説の際にこれを発表することになりそうだ。難民の受け入れについては、日本は世界で最も冷たい国の1つだと言わなければならない。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル





去年、難民認定の申請5,000件に対して、日本は11件しか承認しなかった。2013年は6件。そのうち3件がシリア人だ。7月、難民高等弁務官事務所の東京オフィスは日本政府に対し、人道的諸価値の名においてシリア難民を受け入れるよう求めた。同事務所はその返事をずっと待っている。



その間、法務省は難民の地位の取得条件をさらに厳しくする決定をした。難民たちは人道的保護の特別ビザを持つ権利しかないが、難民の地位は当然の権利でなく、これは社会扶助以上のものを承認することだ。





労働力不足





日本は人口動態の面で惨憺たる事態に直面している。人口は減少しているが、政府は今後も難民の受け入れより資金援助を優先する。日本企業は労働力不足に苦しみ、移民の開放をさらに拡大するよう求めている。日本は世界で最も制限の厳しい国の1つでもある。そのため数年前、「この分野では日本が実施しているのものと同様の政策をフランスが採用するよう望む」と、東京に立ち寄った国民戦線のある責任者がRFIに述べていた。













(Tokyo: Japan must fix own problems 'before accepting immigrants': DW English)

http://www.dw.com/en/tokyo-japan-must-fix-own-problems-before-accepting-immigrants/a-18750095





移民





日本政府:日本は『移民受け入れの前に』国内の問題を収めなければならない





日本政府は中東の紛争を逃れる難民のために10億ドルの支援策を公表した。それでも、日本が門戸を開くべきだとの提案は拒否した。









日本は中東やアフリカの紛争に見舞われた難民を受け入れる前に国内の人口動態の関心事に取り組むべきだと、安倍晋三首相(写真)は語った。



安倍氏は国連総会でコメントを発表し、紛争地帯から欧州に流入する難民への対応として15億ドル(13ユーロ)の支援策を公表した。



しかし、人々の移動が日本にも向かうべきだとの提案について彼は何も触れず、日本は国内の難題に関心を向ける必要があると語った。



「それは人口動態の問題だ。難民を移民として受け入れる前に、私たちは女性・高齢者の活動を広げる必要があり、あわせて、出生率を上げなければならない。移民を受け入れる前に、私たちはやるべきことがたくさんある」と、安倍氏は記者たちに語った。



水曜日、潘基文(Ban Ki-moon)・国連事務総長は総会に合わせて、難民や移動する人々についての会議を主催する。



会議では、ハンガリーが移動する人々を分配するための世界的な割り当てを創設するよう提案する見通しだ。同国はこの危機への強硬な対応から圧力を受けているが、同国外相は地域に流入する難民の負担を欧州が全て抱えるべきでないと語る。







jr/bw (AP, Reuters)





発表2015年9月30日

関連テーマ 欧州, シリア, 世界遺産

キーワード 日本移動移住難民欧州シリア中東














(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/japan/20151002/980728.html





日本、難民に同情だが受け入れは無し





© AFP 2015/ Armend Nimani





日本





2015年10月02日 15:27






2015年日本は中東からの、特にシリア、イラクからの難民救済に972億円を拠出する構え。難民支援金は欧州諸国のみならず、すでに100万人に近くのシリア人難民を受け入れているレバノンにも送られる。そのほか日本は中東、アフリカ情勢安定化のために7億5000万ドルを拠出する構え。難民危機は2015年の国際問題の中心となった。このため日本も蚊帳の外にいるつもりはないものの、それでも難民受け入れはしない。これについては先日の国連総会の演説で安倍首相が語っている。





シリアから押し寄せる難民の波は日本には脅威ではないのは当然だ。欧州は近いが日本は遠い。たどり着こうにも難民には力もなければお金もない。だが日本が難民からのバリアを張っているのはなにも中東に対してだけではない。太平洋諸国からの難民に対してもそうなのだ。だがこれにはそれなりの理由がある。東京にある「ルスキー・クラブ」のミハイル・モズジェシコフ代表はこれについて次のように語っている。





「日本にもイラン難民がやってきた時代があった。20年ほど前、イラン・イラク戦争のときの話だ。『砂漠の嵐』作戦が行われたあと、米国の保護のもとで、日本は建設現場で働いていたイラン人の一部を受け入れた。ところが時間がたつうちにイラン人は日本中にちらばり、その多くは麻薬売春など違法ビジネスに手を染めるようになった。



もうひとつの例を話そう。日本社会は高齢化しており、老人の介護者が必要とされている。この仕事はきつい上に報酬が少ない。だから日本人の中でこの仕事を進んでやるものは少ない。そこでフィリピン、マレーシア女性を集めるプログラムができた。彼女らは少ない給与で老人の面倒を見てくれるからだ。ところがこのプログラムも失敗した。なぜなら女性らは勉強に勉強を重ねたものの、結局誰も日本語の試験に合格できず、大半が故郷に帰ったり、他のサービス業へ散り散りになってしまったからだ。そんなわけでこうしたイラン人移民、アジア女性の介護者の例を見ると、なぜ日本政府が日本への外国人受け入れに躊躇するか理解できる。」






世界でも最高長寿と最高の教育水準を誇る日本がそれほど知識や創造力が要されない活動分野で労働力不足に直面している。これについて拓殖大学のヴァシーリー・モロヂャコフ教授は次のように語っている。





「日本の移民関連法はかなり厳しい。しかも日本は金稼ぎにはかなり魅力の高い国だ。それに日本が魅力的なのは第三世界の諸国に限らない。



ここには米国、豪州、ニュージーランドから金儲けに多くの人が進んでやってくる。だがこういった人々は金を稼ぎ、それをもって家に帰るために日本に来るのだ。それは例えば米国、豪州の人々には日本の生活は魅力に乏しいからだ。英語を話すだけではここでは暮らしもなりたたない。それにアパートは狭く、高い。気候もそうだ。地震だって2011年のカタストロフィーのパニックの影響も残されている。それに比べ、ここに残って暮らしたいという人たちは日本と比べた場合、生活のレベルも条件、質も大きくかけ離れた国から来た人であるのが普通だ。このため、日本は外国の労働力の流入をそう歓迎しないのだ。」






どんな国でも中年やそれ以上の年齢の移民は移った先の国の生活スタイル、行動規則、文化的伝統に適応するのは難しい。その子どもたちは地元の学校に行くことでずっと楽に適応できる。ただしこれには時間がかかる。移民らには適応期間のあいだ住居を与え、住民登録を行い、食べさせ、病気を治し、仕事を見つけるまでは支援金を支払わねばならない。これはどんな国にとっても非常に大きな負担なのだ。







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タグ 難民, 日本