「教皇、米国連邦議会と国連本部で演説」(バチカン放送局):阿修羅♪

教皇、米国連邦議会と国連本部で演説」(バチカン放送局):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/462.html











http://ja.radiovaticana.va/news/2015/09/24/%E6%95%99%E7%9A%87%E3%80%81%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E9%80%A3%E9%82%A6%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E3%81%A7%E6%BC%94%E8%AA%AC%E3%80%81%E5%8F%97%E5%AE%B9%E3%81%A8%E5%AF%BE%E8%A9%B1%E3%82%92%E5%91%BC%E3%81%B3%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B/1174446





教皇フランシスコ\司牧訪問





教皇、米国連邦議会で演説、受容と対話を呼びかける





米国連邦議会・上下両院合同会議で演説する教皇フランシスコ - AP





24/09/2015 17:33






ワシントン訪問中の教皇フランシスコは、9月24日、米国連邦議会を訪問、上下両院合同会議で演説を行われた。



ローマ教皇連邦議会で演説するのは、今回が初めてのこと。「わたしもこの偉大な大陸の息子です」と述べた教皇は、皆がこの大陸から多くを受けたのと同時に、共通の責任を負っていると説き、すべての米国国民に向け、よりよい社会の構築のため、受容と対話を呼びかけられた。



演説の中で教皇は、米国の未来の構築のために、時には命の犠牲をも払いながら、大きな仕事をなしとげた人々の存在を思い起こされた。



そして、こうした人々を代表して、自由の擁護者エイブラハム・リンカーン大統領、すべての兄弟姉妹に完全な権利が保証されるよう、人々に「夢」を追求することを教えたマーティン・ルーサー・キング牧師、カトリック労働者運動の創立者で、信仰と福音に基づき、正義と、抑圧された人々のために闘ったドロシー・ディ、そして、観想と信仰の実を対話に変え、平和の種をまいた厳律シトー会の修道司祭トマス・マートンの、4人の名を挙げられた。



時に宗教の名をも利用して、暴力紛争、憎悪、残虐行為を広げる、今日の世界の不穏な社会・政治状況を憂慮された教皇は、いかなる宗教も人々を陥れたり、過激思想を持つことは赦されないと強調。



現在進行中の経済・地域政治の危機に対し、わたしたちは、希望と癒し、平和と正義をもって答えていかなければならないと話された。



教皇移民問題について、この大陸の市民は多くが外国人であったのだから、外国人を恐れる必要はない、「隣人に背を向けないように」新しい世代の人々を教育することが大切と説かれた。



第2次世界大戦以降、これほどの規模の移民現象はなかったが、この挑戦に対して、人間的で、正しく、兄弟的な対応をしなくてはならないと、教皇は述べられた。



また、教皇は死刑制度廃止にも言及。一人ひとりの人間の聖なる命、不変の尊厳を見つめ、社会が犯罪者たちの更生に取り組むよう望まれた。



経済危機がグローバルな連帯精神を失わせることがないようにと願う教皇は、貧困や飢えの悪循環に陥った人々に希望を与え、共通善と環境に配慮した受容的で、持続可能な新しい経済モデルの必要性を訴えられた。



今こそ「いたわりの文化」を実現するために勇気ある行動を起こす時と教皇は述べ、自然を守り、貧困と闘うよう呼びかけられた。



教皇はまた、社会における家庭の中心性、家庭生活の素晴らしさ、豊かさを再確認すると同時に、未来への希望を見出せない若者たちの問題を、わたしたちの問題として、それに共に向かい合っていくよう招かれた。







司牧訪問 キューバ・米国 米国





















http://ja.radiovaticana.va/news/2015/09/25/%E6%95%99%E7%9A%87%E3%80%81%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%B8%E3%80%81%E5%9B%BD%E9%80%A3%E6%9C%AC%E9%83%A8%E3%82%92%E8%A8%AA%E5%95%8F%E3%80%8C%E4%BA%BA%E3%80%85%E3%81%AE%E6%A8%A9%E5%88%A9%E3%81%A8%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%97%E3%80%81%E5%85%B1%E9%80%9A%E5%96%84%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%A5%89%E4%BB%95%E3%82%92%E3%80%8D/1174729





教皇フランシスコ\司牧訪問





教皇、ニューヨークへ、国連本部を訪問「人々の権利と環境を保護し、共通善への奉仕を」





国連総会で演説する教皇フランシスコ - EPA





25/09/2015 17:39






教皇フランシスコは、9月25日、米国・ニューヨークの国連本部を訪問、総会で演説を行われた。



米国訪問中の教皇は、前日24日午後、ワシントンからニューヨークに入られた。そして、到着後、聖パトリック司教座聖堂で、司祭・修道者らと共に、夕べの祈りをとり行われた。



25日午前には、教皇は国連本部を訪れ、国連サミットの開幕を前に演説を行われた。



教皇フランシスコの国連訪問は、歴代の教皇パウロ6世(1965)、ヨハネ・パウロ2世(1979、1995)、ベネディクト16世(2008)に続くものとなった。



この演説で教皇は、創設70周年を迎えた国連の歴史を振り返り、国際法の発展や、人権の規範づくり、多くの紛争の解決や和平に対するその貢献を共通の成功として評価。一方で、集団の野心やエゴイズムのために解決されていない問題があることをも指摘された。



教皇は時代に合わせた国連の改革を提唱。事項の決定において、すべての国に平等な参加と意見の反映が可能になることを願われた。



特に教皇は国際金融機関の融資について、発展途上国を圧迫し、人々の貧困や、疎外、依存を作り出さすことがないよう注意を喚起された。



いかなる個人もグループも、全能の者であるかのように他の人々の尊厳や権利を蹂躙することは許されないと述べた教皇は、残念ながら誤った権力の行使によって、今日の世界で自然環境や人々が犠牲になっている現実があると指摘。環境を保護しながら疎外された人々の権利を確立する必要を強調された。



また、教皇は「戦争はすべての権利の否定であり、環境に対する悲劇的な攻撃である」とし、和平交渉によって戦争を防ぐ必要を示しながら、平和のために、誠実で、曖昧さのない取り組みを願われた。



現在世界はつながっているように見えるが、実際には社会的な分断化が進んでいると、教皇は指摘。



それぞれの利益追求やイデオロギーを捨て、共通善に真剣に奉仕する必要を、国連と参加各国にアピールされた。







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