「東京で数万人の反原発デモ(DW-WORLD. DE、RFIの記事から)」

http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/659.html













(Thousands protest against nuclear energy in Japan: DW-WORLD. DE English)

http://www.dw-world.de/dw/article/0,,6621588,00.html





環境|2011年9月19日





日本で数万人の反原子力エネルギーデモ







東京都心には20,000〜60,000人の抗議者がいた





日本で戦後最悪の原子力危機が発生してからちょうど6カ月が過ぎ、原発の全廃を望む日本の数万人の抗議者が、月曜日、東京の中心部に結集した。



月曜日、「サヨナラ原子力」と唱え、横断幕を掲げながら、福島原発事故の結論としての原子力エネルギー放棄を政府に求め、数万の人々が東京の中心部を行進した。警察の推計では、参加者は2万人、一方、主催者の話では、6万人がデモに参加した。



原発はもう要らない。フクシマの惨事はもう御免」と、焼け付くような日差しの中、明治公園に集まった人々は叫んだ。



原発周辺一帯からの避難者が群衆に向かって演説し、ノーベル賞作家・大江健三郎氏も演説した。「私たちは原子力なしで大きな繁栄は不可能だと語る人々がいるが、それは嘘だ」と、その作家は語った。「原子力には、常に荒廃と犠牲が伴う。」



果物や野菜から魚や水まで、あらゆる物が汚染されるという恐怖をかき立てながら、福島第一原発は、3月11日のマグニチュード9の地震と、続いて発生した津波のために損壊し、放射性物質を環境に漏出させ続けており、チェルノブイリ以降、世界最悪の原発事故となっている。



10万人もの人々が避難を強いられ、たとえ帰れるとしても、それがいつになるのか、未だ不明確だ。







この原子力災害により周囲の数kmで食料と水が汚染された





原子力エネルギーを放棄する具体的な計画はない





被曝の恐怖に加え、国内の54基の原子炉のうち、30基以上が検査のために停止したので、日本の一般市民や産業界は、うだるような夏の暑さの中、電力不足に耐えなければならなかった。



今月初めに就任した野田佳彦首相は、政府は安全検査をクリアした原子炉を再開させると語っている。同氏は、長期的には原子力エネルギーへの依存度を減らし、代替エネルギーを開発すべきだとも語ったが、同氏の口から具体的な目標は何も出なかった。



災害発生以前は、多震国・日本では、電力の30%が原子力に由来するものだった。また、資源にも乏しいことから、実用的な代替エネルギーの形態を考え出すことが難しく、それに多くの時間を費やしている。



月曜日、福島の危機の処理を担当する大臣は、ウィーンの国際原子力機関の年次総会に出席し、日本は「より安全な原子力の未来を」創ると発言した。





執筆:Manasi Gopalakrishnan (dpa, AP, AFP)

編集:Anne Thomas













(A Tokyo, 1ère grande manifestation antinucléaire depuis la catastrophe de Fukushima: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110919-tokyo-1ere-grande-manifestation-antinucleaire-depuis-catastrophe-fukushima





日本/福島−記事発表:2011年9月19日月曜日−最終更新:2011年9月19日月曜日





東京で、福島の大事故以来最大の反原発デモ





記者:RFI











2011年9月19日、原子力にノンと言うために、数万の人々が東京の街路を下っていった。3月11日、地震津波によって福島の大事故が発生した日から、日本で開催された最大の集会の一つだ。





報告:RFI東京駐在記者フレデリック・シャルル





福島の原発事故以来初めて、反原発派が約6万人の人々を東京の街路に動員するまでになった。



これは特筆に値する。ここ日本では、全国レベルで組織された反原発運動は存在せず、また、企業のサラリーマンは、アカと見なされて職を失うことを怖れるために、デモに参加することをためらうことが知られているにもかかわらず、このような大規模なデモが開催されたからだ。



東京の明治神宮の近くで、ノーベル文学賞を授与されたケンザブロー氏は、群衆に呼びかけた。「原子力エネルギーなしでやっていくことは不可能だという人々がいるが、これは嘘だ。原子力エネルギーには、常に荒廃と犠牲が伴う。」



20km圏内の村から避難することを強いられた、福島原発付近の住民も、今回のデモに参加した。彼らは発電所の運営会社・東京電力に裏切られたと感じており、今後長年にわたり、村に帰ることができないことも分かっている。



野田佳彦新首相は、停止中の原発の運転再開を決めた。同首相は、今後2012年夏までに、新エネルギー政策を発表すると約束している。しかし、野田佳彦氏にとっては、フクシマ以降も原子力は残るのだ。











(投稿者より)



9月19日月曜日・敬老の日の、主催者発表で6万人を動員した、東京の反原発デモを伝えた、ドイチェ・ヴェレRFIの各サイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。



BBCサイトには、今回のデモの報道はなかったようです。