米国の日本部長が沖縄をめぐる発言で更迭される(BBC):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/11/senkyo109/msg/861.html







http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12696031





2011年3月10日 最終更新 04:06GMT





米国の日本部長が沖縄をめぐる発言で更迭される







米国は沖縄県内に30ヵ所を超える多様な軍事基地を有している





米国国務省の日本部長が更迭された。理由は、おそらく、沖縄県民を見下した発言を行ったためだ。



日本メディアの報道によると、ケビン・メア部長が、沖縄県民は怠惰で、沖縄が米軍基地用地を提供していることを、ゆすりのために利用していると語った。



米国国務省は、メア氏が行った発言は遺憾であり、政府の方針を反映していないと語った。



沖縄には30以上の米軍基地があり、日米安全保障同盟を支えている。



メア氏は更迭され、後任には元駐日主席公使のラスト・デミング氏が就任した。



東京の米国大使館は声明を発表し、訪日中のカート・キャンベル次官補は、12月になされたこの発言について深い遺憾の意を表明した。



キャンベル氏は、米国は「沖縄の人々に最大限の敬意」を持っていると語った。





基地の脅威





BBC東京駐在記者ローランド・バークの話によると、沖縄の軍事基地は長年、日米二国間の緊張の元になってきた。



地元住民は負担軽減を求める運動を行っており、同記者によれば、沖縄県民は怠惰でごまかしとゆすりの名人であると、メア氏が表現したと伝えられたとき、住民は激怒した。



北沢俊美防衛相は、米国の大学生への講義で語ったと伝えられている、メア氏の発言は沖縄県民を嘲笑したものだと語った。



バーク記者の話によると、メア氏が語ったと伝えられる発言は、米海兵隊普天間飛行場を島内の人口がより少ない地区に移設させるという、2006年の日米合意に対する沖縄の反対をさらにかき立てる可能性がある。



首相の地位を守るために戦っている日本の菅直人首相は、この合意の実施を約束している。



しかし、地元住民と環境保護活動家たちは、普天間飛行場は、在日米軍基地の74%を現在抱えている沖縄から県外に移転すべきだと語る。



普天間飛行場を日本国内の別の場所か、場合によっては国外に全面移転させるとの約束を果たせなかったことが理由の一つとなり、鳩山由紀夫前首相は辞任している。



多くの沖縄住民にとって、米軍基地は環境汚染・騒音・交通事故・高い犯罪率の原因だ。



日米両国は、沖縄での米軍の活動を縮小させる努力の一つとして、沖縄を拠点とするF15戦闘機の一部などの訓練を、グアムに移転することで合意している。



この膠着状態が、数十年続いてきた日米安全保障同盟に緊張をもたらしている。

















(投稿者より)



先日の米国国務省・前日本部長のケビン・メア氏の発言をめぐる騒動をイギリスBBCが伝えていますので、その記事を投稿いたします。誤訳があるかも知れません。ご容赦ください。



震災の問題でかき消された感はありますが、米国の権力中枢の本音として、メア氏の発言は覚えておく必要があるように思えます。



簡潔ですが、ともすれば東京とワシントンとの間に埋もれがちな、沖縄の立場をきちんと説明した、優れた記事だと思います。日米両国政府とも、沖縄住民の心からの叫びは、これ以上無視できなくなるはずです。



メア氏の発言は、以前この掲示板に投稿させていただいています。下のリンクから読むことができます。



(メア日本部長発言録全文(日本語)(沖縄タイムズ):阿修羅♪掲示板)

http://www.asyura2.com/11/senkyo109/msg/543.html