page contents

「2021年11月 米中オンライン首脳会談」 (BBC NEWS JAPAN・人民網日本語版・フォーカス台湾)

「2021年11月 米中オンライン首脳会談」 (BBC NEWS JAPAN・人民網日本語版・フォーカス台湾)









(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/59301469





米中首脳がバーチャルで「対面」会談 台湾情勢など協議





2021年11月16日







Reuters

バイデン米大統領ホワイトハウスから、中国の習主席とのバーチャル会談に臨んだ






ジョー・バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は15日、バーチャル形式で初の「対面」会談を行った。バーチャル形式の会談は、台湾や貿易、人権などの問題をめぐり両国の緊張が高まる中で行われたものの、両首脳は旧知の間柄や和やかな空気を強調していた。





バイデン大統領と習主席は会談で、台湾情勢のほか、中国の新疆ウイグル自治区や香港の扱いなどについても話し合った。



両首脳の会談は、今年1月にバイデン氏が大統領に就任して以来、最も実質的な話し合いの場となった。



ロイター通信は中国国営メディアを引用し、習主席が、アメリカが台湾独立を支持することは「火遊び」するようなもので、「火遊びする者はやけどを負う」とバイデン氏に警告したと伝えた。



米ホワイトハウスによると、バイデン氏は「アメリカが『一つの中国』政策に引き続きコミットしていることを強調した」。



さらにバイデン氏は、「一つの中国」政策は両国関係の基礎で、アメリカ政府は台湾関係法などをもとにした従来の関係性の維持を重視していると強調。その上で、「現状を変更したり、台湾海峡の平和と安定を損なったりする一方的な試みに(アメリカは)強く反対する」と会談で述べたという。



アメリカはこれまで、台湾ではなく中国を承認し、中国と正式な関係を築いている。中国は台湾を分離した省とみなし、いずれは中国大陸と統一されるべきだと考えている。



ただ、アメリカは台湾が攻撃を受けた場合に、台湾の防衛を支援しなくてはならないとする台湾関係法も順守している。



バイデン氏は先月、中国が台湾を攻撃すれば、アメリカは台湾を防衛すると発言した。アメリカが台湾への防衛義務を認めることは、アメリカが中台関係について長く維持してきた「戦略的あいまいさ」方針からの明らかな離脱を意味する。





会談の雰囲気



会談は、両首脳が互いを温かく歓迎して始まった。習氏は「旧友」のバイデン氏に会えてうれしいと述べた。



バイデン氏も、「(会談を)もっとフォーマルに始めるべきかもしれないが、あなたと私がそれほど堅苦しい間柄だったことは1度もないので」と述べた。



そして、お互い「常に、非常に正直で率直なコミュニケーションを取ってきた」とし、「私たちは相手が何を考えているのか分からないと感じながら、その場を離れるようなことは決してない」と付け加えた。



習氏は両国が「コミュニケーション」を改善し、「共に」課題に立ち向かう必要があるとした。



「人類は地球村で暮らし、複数の課題に共に直面している。中国とアメリカはコミュニケーションと協力を強化する必要がある」



「私は、中米関係を良い方向に進めるため(中略)大統領、あなたと連携する準備ができている」





どんな問題が話し合われたのか



会談では貿易問題などが話し合われ、バイデン氏は「中国の不公正な貿易・経済慣行からアメリカの労働者や産業を保護する必要がある」と強調した。



ロイター通信によると、習氏は、アメリカは「国家安全保障の概念を乱用して中国企業を抑圧するのをやめる必要がある」と述べたという。



バイデン氏は新疆ウイグル自治区チベット、香港の問題について懸念を示したが、詳細は明らかにされなかった。



両首脳は、インド太平洋地域の問題や気候変動危機、気候変動対策における米中の役割についても協議した。



米中は競合国同士でありながら、英スコットランドグラスゴーで行われた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で10日、気候変動対策での協力強化を盛り込んだ異例の共同宣言を発表して多くの人を驚かせた。



バイデン氏の大統領就任後に米中首脳が協議したのは今回で3回目だが、過去2回は電話での会談だった。



習氏はCOVID-19のパンデミックが始まって以降、約2年にわたり中国を離れていない。



米中関係は双方にとっても、世界全体にとっても極めて重要といえる。中国政府はドナルド・トランプ前米政権下で悪化した関係の改善を、バイデン新政権に繰り返し求めている。





<関連記事>










<解説> スティーヴン・マクドネル中国特派員



世界で最も有力な指導者2人が会談した。この会談が実現したという、その一点のみをとっても、これまでの敵対路線ではうまくいかないし、むしろ危険だと両政府が考えていることがわかる。



米中関係はこのところ、あまりにとげとげしいものになっていたし、機能不全にも陥っていた。そのため今回のビデオ会談は、どこか世界のホットスポットの偶発的な誤解が両国の武力衝突になだれこんでしまわないよう、相互認識を確認するための場でもあった。



しのぎを削る両国が誤解をきっかけに戦争するなど、そのような危険が遠のいたことは喜ぶべきかもしれない。他方で、戦争が起きる前に戦争から距離をおいておこうと、両首脳がその必要性を感じていたことは非常に興味深い。



実際、今回の会談で公表された映像からは、非常に和やかな空気がうかがえる。中国とアメリカの指導者がこれほど温かな雰囲気で一緒にいる光景は、久しぶりだ。



互いに手を振ったり、「地球村」や「人類の課題」について言及するなど、話し合いを友好的に進めようとする努力が見られた。今年3月に米アラスカ州で行われた初の米中高官級協議で、双方の代表が公の場で激しい応酬を繰り広げた時とは大違いだった。



米中は本気で関係を再構築しようとしている様子だ。このことから、世界の地政学的な関係に具体的な変化が起きると、期待してもよさそうだ。





(英語記事 Biden tells Xi not to 'undermine' Taiwan peace





関連トピックス 香港 人権 台湾 外交 アメリカ ジョー・バイデン 中国 人種民族関係











人民網日本語版)

http://j.people.com.cn/n3/2021/1117/c94474-9920785.html





中米首脳会談は両国関係の発展に方向性を示し、原動力を付加





人民網日本語版 2021年11月17日14:34











中国の習近平国家主席と米国のバイデン大統領が16日午前、テレビ会議の形式で会談を行った。中国の謝鋒外交副部長(外務次官)は同日、首脳会談後のプレス・ブリーフィングで、「中米関係の歴史において初の首脳テレビ会談であり、中米関係及び国際関係における重大な出来事だった」として、次のように述べた。中国新聞社が伝えた。



会談は北京時間午前8時45分から12時25分頃まで、予定を上回る3時間半にわたり行われた。双方は中米関係の戦略的、大局的、根本的問題、それぞれの発展課題や内外政策、関心を共有する国際・地域問題について幅広く意見を交わした。



習主席は中米関係の発展について「3つの原則」と「4方面の優先事項」を示した。両国首脳は「2つの原則的共通認識」に至り、習主席は「1つの重要な問題」について深く明らかにした。



「3つの原則」は、新たな時期において中米が正しく付き合う道、すなわち相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンだ。「4方面の優先事項」は、現在中米が重点的に推進すべき4つの優先事項であり、1つ目は、大国としての責任感を示し、国際社会を突出した試練への対応において協力するよう先導すること。2つ目は、平等互恵の精神で、各レベル、各分野の交流を推進し、中米関係にプラスのエネルギーをさらに多く注入すること。3つ目は、溝や敏感な問題を建設的に管理・コントロールして、中米関係が軌道を逸れて制御不能に陥るのを防ぐこと。4つ目は、国際的・地域的な焦点となっている重大な問題において調整と協力を強化し、より多くの公共財を世界に提供することだ。



「2つの原則的共通認識」について言うと、1つ目は両国首脳が共に中米関係の重要性を強調したこと、2つ目は両国首脳が共に「新冷戦」に反対し、中米は衝突や対立をすべきでないとの認識を示したことだ。「1つの重要な問題」とは、台湾地区問題を指す。



会談は率直で踏み込んだ、建設的で成果に富むものだった。現在の情勢の下では、両国首脳は中米関係に対して、舵取り役という極めて重要な役割を果たしている。今回の会談は、今後一定期間の中米関係の発展に方向性を示し、原動力を付加した。



習主席は会談でバイデン大統領に対し、中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議(六中全会)を踏まえ、中国共産党の百年奮闘の重大な成果と歴史的経験について、「我々は新発展構造の構築を打ち出した。これは国内市場を拡充し、より大きな範囲と規模で『双循環(国内と国際的な2つの循環)』を形成し、より市場化され、法治化され、国際化されたビジネス環境を築くものだ。これは必ず米国を含む各国により大きな市場を提供し、より多くのチャンスを創造することになるだろう」と説明した。



中米関係が過去に戻ることができないのであれば、未来へ向かうべきだ。中国は幻想を抱いていないが、信念を持っており、今後も揺らぐことはない。中米関係の発展に資するあらゆる選択肢に対して、中国はオープンな姿勢を持っている。同時に、中国は原則を重んじる。これらをまとめると、習主席が会談で語った3つの原則、すなわち相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンということになる。



現在、中米関係は岐路に立っている。米側が我々と向き合って進み、首脳会談の精神を実際の行動に移し、対話と意思疎通を維持し、交流と協力を強化し、責任をもって溝を管理・コントロールし、中米関係の健全で安定した発展を推進することを望む。(編集NA)



人民網日本語版」2021年11月17日











(フォーカス台湾)

https://japan.focustaiwan.tw/politics/202111160007





政治





バイデン大統領、対台湾政策の維持を表明 外交部「感謝」/台湾





2021/11/16 18:05











台北中央社)バイデン米大統領は米東部時間15日、中国の習近平国家主席とのオンライン会談で台湾について言及し、米国の対台湾政策に変更がないことを習氏に伝えた。外交部(外務省)は16日、報道資料で、バイデン氏への謝意を表明した。



バイデン氏は会談で、米台関係の基礎となる「台湾関係法」や米中3つのコミュニケ、台湾への「6つの保証」によって導かれる「一つの中国」政策を堅持し、両岸(台湾と中国)の現状を一方的に変更、あるいは台湾海峡の平和と安定を破壊する行為に強く反対する米国の立場を強調した。



総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)報道官は同日午後、「圧力に面しても屈しない。支持を得てもむやみに突き進まない」とする台湾の一貫した立場を改めて説明し、引き続き理念の近い国家と協力し、台湾海峡や地域の平和や安定、繁栄と発展に貢献する役割を果たしていくと強調した。中国に対しては、地域の一員として共同の責任を負うべきだとの願いを示した。



(温貴香/編集:名切千絵)





関連記事