イギリスは中国に対抗するために「アジア版NATO」に参加する「意欲」がある―報道 (Sputnik International)/日本と英国、2月初旬に「2プラス2」協議を開催(Sputnik日本)

イギリスは中国に対抗するために「アジア版NATO」に参加する「意欲」がある―報道 (Sputnik International)/日本と英国、2月初旬に「2プラス2」協議を開催(Sputnik日本)









(UK Reportedly Has 'Appetite' for Joining 'Asian NATO' to Counter China: Sputnik International)

https://sputniknews.com/asia/202101291081913850-uk-reportedly-has-appetite-for-joining-asian-nato-to-counter-china/





イギリスは中国に対抗するために「アジア版NATO」に参加する「意欲」がある―報道







© AP Photo / Matt Dunham





アジア・太平洋





2021年1月29日 05:37 GMT





記者 オレグ・ブルノフ






報道によると、英国のドミニク・ラーブ外相は2020年12月にインドを訪問した際、イギリスが日米豪印戦略対話に参加する可能性について、「妨げるものは何もない」と述べた。





ボリス・ジョンソン首相は計画中のインド訪問で中国に対抗する方法を話し合うが、その際に、イギリスが「アジア版NATO」としても知られる日米豪印戦略対話(クワッド)に参加することについても話し合われる可能性があると、タイムズ紙は報じた。現在、同対話は米国・日本・インド・豪州により構成されている。



ジョンソン氏は2021年1月26日のインドの共和国記念日パレードの主賓となる予定だったが、彼は新種のコロナウイルスの蔓延と戦うために国内の全国的な封鎖を発表した後で自身の訪問を中止した。彼は条件が整い次第インドを訪問する見通しだ。



一方、テレグラフ紙は、ジョンソン氏から明確な提案はまだないが、イギリス政府には世界的な舞台において増大する中国の自己主張と渡り合うために、クワッド同盟に参加する「意欲」のあることが考えられると報じた。



この報道は、ドミニク・ラーブ英外相が12月のインド訪問中に、イギリスはクワッドへの参加を除外しておらず、この問題はジョンソン氏のニューデリー訪問中に話し合われるだろうと述べたことを受けて発表された。





この声明に先立ち、カンワル・シバル印元外務次官は、クワッド諸国が「海上において中国に対抗する圧力」を掛け続けるために、インド太平洋地域における海軍の協力を今後も強めていくよう提唱した。




これに先立ち、同盟の4外相が2020年10月に日本で対話を行った。対話では、ワシントンが「搾取・汚職・強権」と表現したものについて米国が中国政府を激しく非難した。



米国とその同盟諸国は、台湾・華為の5Gネットワーク・新疆における人権侵害疑惑など多くの問題について中国と論争中だ。







© CC0 / MC3 Chris Cavagnaro

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さらに、豪州はコロナウイルス関連の問題で中国と対立しているが、インドはヒマラヤ国境に沿って中国と膠着状態が続いており、東京は島々をめぐる紛争で北京と衝突した。



2017年11月、米国・日本・豪州・インドは、インド洋から太平洋に至る水路と係争中の東シナ海南シナ海を巡回し影響力を行使するために、クワッドとしても知られる「インド太平洋」安全保障フレームワークを創設する協定を結んだ。





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タグ 訪問, 同盟, 中国, ドミニク・ラーブ, ボリス/ジョンソン, 豪州, 米国, インド, イギリス











(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/politics/202101298113603/





日本と英国、2月初旬に「2プラス2」協議を開催







© AFP 2020 / Niklas Halle'n





政治





2021年01月29日 14:19






日本の外務省は29日、2月初旬に日英外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開催すると明らかにした。





日英外務・防衛担当閣僚協議は2月3日にテレビ会議形式で行われる。日本からは茂木敏充外相と岸信夫防衛相、英国からはドミニク・ラーブ外相とベン・ウォーレス防相が出席する。







© Depositphotos / Sepavone

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茂木外相は、29日の記者会見で「英国は基本的価値観を共有する戦略的国際パートナーである」と述べた。また茂木外相は、今回の協議では現在の国際的な議題について話し合うとともに、二国間の防衛協力の強化に向けて話し合う見通しだと強調した。



日英2プラス2協議は、2017年12月にロンドンで開催されたのを最後に4回目となる。



経済に関しては2020年10月、日英両政府は新たな経済連携協定に署名している。今月1日に発効したこの協定により、日英両国の輸出品目の9割以上に対し、関税が撤廃される。





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