「ベトナム主席の日本訪問」補足記事(ベトナムの声放送局):阿修羅♪
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/828.html
(ベトナムの声放送局)
http://vovworld.vn/ja-JP/%E8%B6%8A%E6%97%A5%E5%9B%BD%E4%BA%A4%E6%A8%B9%E7%AB%8B40%E5%91%A8%E5%B9%B4/%E3%82%B5%E3%83%B3%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E4%B8%BB%E5%B8%AD%E9%96%A2%E8%A5%BF%E3%82%92%E8%A8%AA%E5%95%8F%E4%B8%AD/224265.vov
サン国家主席、関西を訪問中
2014年3月19日 - 18:04:03
19日、日本を国賓として訪問中のチュオン・タン・サン国家主席夫妻一行は東京を発ち、大阪に向かいました。この機に、サン主席は大阪市の指導者を始め、日本ベトナム関西友好協会、及び大阪、京都、神戸、堺、広島の日越友好協会の指導者らと会見しました。
その他、サン国家主席は日本とベトナムの企業フォーラムに出席しました。フォーラムには、関西経済連合会(関経連)の指導者と両国企業の代表が参加しました。席上、サン主席は日本の各企業が電子、農業機械、農水産物加工、造船、環境、省エネ、自動車とその部品の製造というベトナムの工業化戦略の中で6つの優先分野において協力強化に配慮するよう期待しました。
サン主席は次のように語りました。
「工業化を成功させるためには、ベトナムにとって差し迫りながら長期的な戦略的任務の一つは裾野産業を急速に発展させる事です。裾野産業が効果的に活動できるために、明確なプロセスを必要とし、人材・技術・財政・及び国内外の企業との連携という4つの重要な要素を足並みをそろえて発展させるという事だと思います。我々は日本がベトナムの戦略的パートナーで、信頼にたる友人であり、ベトナムの裾野産業の発展を支援するよう希望しています。」
これに先立つ19日午前、サン国家主席は在日本ベトナム大使館を訪れ、大使館の幹部、職員らと懇親会を行ないました。
(ベトナムの声放送局)
http://vovworld.vn/ja-JP/%E8%A7%A3%E8%AA%AC/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E4%B8%BB%E5%B8%AD%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%A8%AA%E5%95%8F/224626.vov
チュオン・タン・サン国家主席の日本訪問
2014年3月21日 - 15:50:40
すでにお伝えしましたように、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席夫妻は、天皇陛下の招きに応じて17日から20日にかけて、国賓として日本訪問を行いました。この訪問は両国関係の全面的協力に新しい節目を記すものとされました。
サン主席の今回の日本訪問は国家主席として就任して以来、初めてのもので、ベトナムと日本が外交関係を樹立した1973年以来、ベトナム国家主席による日本訪問としては2番目のものです。
今回の日本訪問でサン主席は東京以外に茨城県、大阪府などさまざまな地方を訪れ、天皇皇后両陛下への謁見、衆院、政府、経済団体、大手企業、各地方の行政府、および、友好協会などと会合や会見を行いました。この中で、サン国家主席は衆院本会議場にて演説を行いました。「変化する世界に適応できる為の刷新と創造」をテーマにしたこの演説は「ベトナムと日本との持続的な友好協力関係の強化を望みたい」というメッセージを伝えるものです。
また、サン国家主席は安倍首相との会談も行いました。会談後、両国の指導者はアジアにおける平和と繁栄のための戦略的なパートナー関係の構築に関する、ベトナムと日本との関係に関する共同宣言を発表しました。サン主席は次のように語りました。
「私たちはこれまでの両国間の、戦略的なパートナー関係を新しい発展段階に押し上げると共に、今後の両国関係の発展計画で一致しました。私は安倍首相に対して、ベトナムがドイモイ事業の全面的推進、法治国家の建設、行政、司法改革、経済構造の再構築、および、成長モデルの刷新を促進していることを知らせました」
日本を訪問期間中、サン国家主席は日本の多くの企業と経済団体のリーダーらと会合を行いました。これらの会合で、サン主席はベトナム・日本協力枠内における、ベトナムの工業化戦略の6つの優先的産業の行動計画、専門的工業団地の開発への援助の他、ベトナムの5件の大規模なプロジェクトに対し、2012財政年度の枠内で1200億円相当の第2次円借款の供与を受ける旨を明らかにしました。
これと同時に、両国は人材育成、科学技術、医療、文化、教育などの分野における多くの協力合意書を締結しました。その中で、農業分野において、日本はベトナムの農業生産の生産高と加工効果の向上、および、農林水産物の品質と食品安全衛生の管理の強化を支援します。これは両国間の協力における新しい内容です。ベトナム経済研究所のチャン・ディン・ティン( Tran Dinh Thien)所長は次のように語りました。
「これまでの両国関係にあまり取り上げられていなかった分野は、農業分野における協力です。農業分野における協力は主に農業にハイテクを導入するということです。これはベトナムの農業発展に相応しいものです。ですから、ベトナムは農業へのハイテクの導入に力を入れているのです」
また、日本を訪問期間中、サン主席はベトナムとの友好協会、友人知人、政治家、実業家なども会合を行いました。これらの会合は両国間の草の根外交の強化に寄与してきました。
サン国家主席の今回の日本訪問の成果について、ファム・ビン・ミン( Pham Binh Minh)副首相兼外相は次のように語りました。
「サン国家主席の今回の日本訪問は重要な意義を持っています。サン主席は天皇皇后両陛下への謁見、衆参院、政府、経済団体、大手企業、政党のリーダーとの会合や会見を行いました。これらは両国間の関係のすばらしい発展を示しています」
サン国家主席の今回の日本訪問は具体的な成果を収めました。これらの成果は両国間の協力に新しい原動力を作り出すことでしょう。
(ベトナムの声放送局)
http://vovworld.vn/ja-JP/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E5%90%84%E5%9B%BD%E7%B4%99%E8%B6%8A%E6%97%A5%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%82%92%E9%AB%98%E3%81%8F%E8%A9%95%E4%BE%A1/224722.vov
各国紙、越日関係を高く評価
2014年3月21日 - 17:36:15
ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席による日本訪問は多くの成果を収め、国際世論の注目を集めています。
ドイツの新聞Neues Deutschland (ノイエス・ドイチュラント 「新しいドイツ」)は「ベトナムと日本が関係の発展段階を押し上げる」をテーマとした記事を掲載し、その中で、「ベトナムと日本の外交関係を戦略的パートナー関係の深化・拡大で一致した」と伝えました。
一方、ロシアの新聞は「サン国家主席の今回の日本訪問は両国関係を促進するものである。その中で、両国間の深化に関する共同宣言を発表した」と報じました。
この機に、タイの雑誌「ウィークエンド・ネーション」は「ベトナム・日本・戦略的パートナー関係の促進」という記事を掲載し、その中で、「ベトナムと日本は2009年に、両国関係を戦略的パートナー関係に格上げした。この5年間、両国間の関係があらゆる分野において、絶え間なく発展されてきた」と伝えました。
(投稿者より)
「ベトナムの声放送局」サイトに掲載された記事です。
「Neues Deutschland (ノイエス・ドイチュラント 『新しいドイツ』)」は、ドイツが第2次大戦後の分裂期に東ドイツを統治していた、ドイツ社会主義統一党の機関紙だったとのことです。