「沖縄の強姦事件・米軍水兵たちに懲役刑」（BBC・沖縄タイムズの記事）：阿修羅♪
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/740.html
(Okinawa rape case: Japan court jails US sailors: BBC NEWS ASIA)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-21626049
2013年3月1日最終更新10:38GMT
沖縄の強姦事件：日本の裁判所が米軍水兵を刑務所に入れる
この事件を切っ掛けに、島の米軍の存在をめぐって激しい抗議が起こった
2人の米軍水兵は、沖縄で日本人女性を強姦したことにより、懲役刑が宣告された。この事件のために、強い反米感情が引き起こされた。
那覇地裁は、クリストファー・ブローニング氏に懲役10年、スカイラー・ドージャーウォーカー氏に懲役9年の判決を言い渡した。
裁判長は判決で、2人は「卑劣で乱暴だ」と語った。
この2012年10月の事件は、この島の米軍の存在に対する怒りを悪化させ、その結果、米軍部隊に夜間外出禁止令が出された。
火曜日には、ブローニング氏(24)とドージャーウォーカー氏(23)は有罪を認めていた。
検察は当初、被害者からお金も盗んだブローニング氏に、懲役12年を求刑していた。
「判決は厳しいように思えるかも知れないが、被害者や県民の感情が受けたダメージはもっと厳しい」と、鈴木秀行裁判長が語ったと、共同通信社は述べている。
この事件の結果、沖縄県議会は抗議決議を行い、地元住民に対する犯罪を予防するよう米国に求めた。
日本全国の米軍部隊に夜間外出禁止令が発令されていたが、これは今月初め、高級軍人には解除となり、その他の軍人には軽微な軽減措置がとられた。
日本との間で長年続く安保同盟の条項の下で、米国は沖縄に26,000人もの部隊の基地を置いている。
しかし、1995年に3人の米軍軍人が12歳の少女を集団暴行したために、島全体の激しい怒りの中、沖縄における米軍の展開は縮小の動きとなった。
米国の話では、数千人の海兵隊を沖縄からグアムに移転させる計画があるが、米軍の移動開始は島北部の新基地の進展具合にかかっている−この新基地は多くの住民が反対している。
（沖縄タイムス）
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-03-01_45939
集団暴行裁判：２米兵に懲役９、１０年
2013年3月1日 15時13分
本島中部で昨年１０月、女性を暴行してけがを負わせたとして、集団強姦致傷罪などに問われた米海軍の２被告の裁判員裁判判決公判が１日、那覇地裁であった。鈴木秀行裁判長は３等兵曹（２３）に懲役９年（求刑同１０年）、強盗罪にも問われた上等水兵（２４）に懲役１０年（求刑同１２年）を言い渡した。
（沖縄タイムス）
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-03-02_45957
集団暴行裁判：「県民感情もっと厳しい」
2013年3月2日 09時44分
本島中部で昨年１０月、女性を暴行してけがを負わせたとして、集団強姦（ごうかん）致傷罪などに問われた米海軍の２被告の裁判員裁判判決公判が１日、那覇地裁であった。鈴木秀行裁判長は、強盗罪にも問われた上等水兵（２４）に懲役１０年（求刑同１２年）、３等兵曹（２３）に懲役９年（求刑同１０年）を言い渡した。
両被告の弁護人は、被告と相談して控訴するか検討するとしている。
鈴木裁判長は判決を言い渡した後、両被告に「厳しい判決と思っているかもしれないが、被害者や裁判員の県民感情はもっと厳しいものだ」とメッセージを読み上げた。
判決では、被害者の人格を無視する卑劣、乱暴で悪質な犯行だと非難。何ら落ち度のない被害者の「肉体的、精神的苦痛は察するに余りある」とし、結果は重大、同様な犯行の中でも比較的悪質で、量刑の傾向を踏まえても相当長期の実刑は免れないとした。
また、３等兵曹が犯行を先導し、強姦罪の行為責任は上等水兵と比べてやや重いと判断。上等水兵の役割も従属とはいえず単独で強盗もしており、併せた行為責任では３等兵曹と比べて若干重いとした。
「再発防止を」知事
仲井真弘多知事は１日、米兵２人による集団暴行致傷事件の判決に関し「今回の事件は許しがたく、卑劣な犯罪であり、県民に大きな衝撃を与えた」とし、「日米両政府はこのような事件が二度と起きないよう、より一層の綱紀粛正および隊員教育の徹底に努め、実効性を伴う事件・事故の再発防止に万全を期すべきだ」との談話を出した。
（投稿者より）
最初はBBCサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦ください。
続く2本は沖縄タイムズの記事です。
去年10月に発生した強姦事件の一審判決になります。
18年前の事件と比べ、量刑がほぼ1.5倍になっています。「米軍軍人」だからといって、今回は手加減しなかった、という見方でいいと思います。
ただ、米軍の問題はこれだけではありませんから、今後も注意して見る必要があります。
