「沖縄・米軍軍人による強姦事件」(BBC・RFIの記事):阿修羅♪

「沖縄・米軍軍人による強姦事件」(BBCRFIの記事):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/324.html







(US troops held over Okinawa alleged rape: BBC NEWS ASIA)

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-19973788





2012年10月17日最終更新07:27GMT



沖縄・強姦容疑で米軍軍人が勾留される





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このオスプレイ航空機の配置をめぐる抗議行動のように、米軍の展開をめぐる抗議行動は数多く行われてきた





2人の米軍軍人が、沖縄島で日本女性を強姦した容疑で逮捕された。



この2人の男性は、ともに23歳の水兵と特定されており、火曜日、この南の島で警察に勾留された。



日本の官房長官は、この事件は「全く容認できない」との声明を発表し、米国大使は、この事件を非常に深刻に受け止めていると語った。



米国は26,000人ほどの軍人を沖縄に駐留させている。沖縄には、米軍の存在が続いていることへの反対運動がある。



1995年に3人の米軍兵士が12歳の少女を集団強姦した事件は、沖縄の島に激しい怒りを引き起こし、この結果、米軍の展開が縮小される動きが沖縄で現れた。



それでも、この動き−主要な基地を閉鎖し、沖縄島北部の新基地に移転させることが含まれる−は、新基地建設への沖縄の強固な反対に遭い、立往生している。





「極めて憂慮している」



火曜日早朝に発生したこの事件の容疑で、2人の水兵が沖縄の警察に勾留されている。



ジョン・ルース大使は声明の中で、米国は、2人の米軍兵士による「今回の不法行為の容疑のことは極めて憂慮している」と語った。



「私たちは、この事件の捜査で、日本当局に全面的に協力するよう関与していく。」



日本は米国に抗議し、あわせて、より厳格な教育措置の実施を求めた。



藤村修・日本官房長官は、防衛省の代表が米国の高官に「この事件は全く容認できない」と申し入れた。



「代表は、綱紀を粛正し、このような事態の再発を防止するよう、措置をとることを強く求めた」と、藤村氏は語った。



野田佳彦・日本首相は、「起きてはならないことだ」と、記者たちに考えを述べた。



仲井真弘多沖縄県知事もまた森本敏・防衛相と会い、犯罪容疑について「極めて忌まわしい、卑しむべき」と述べ、事件に抗議したと、共同通信社は報じている。



最近、沖縄を怒りの火打ち箱と表現するウォッチャーたちがいると、BBC・東京のルーパート・ウイングフィールド・ヘイズは語る。



沖縄県民は巨大な米軍の存在が続いているだけでなく、東京の政治指導者たちから2級市民として扱われていると気づき、怒っているのだと、ヘイズ記者は付け加える。



日本に駐留する米軍軍人の約半分が、日本本土南方の東シナ海に位置する沖縄に駐屯している。



住民たちは長年、沖縄島が過分な米軍基地の負担を抱えていると主張してきた。あわせて、米軍基地のために広大な土地が割かれること、さらには、基地に関連した犯罪に不満を語ってきた。



米国は、数千人の海兵隊員の島外移転を計画していると述べているが、海兵隊員の離島を、立往生している基地移転計画の進展に結びつけている。



先日、米国がオスプレイ航空機を沖縄に配置したことから、沖縄で抗議行動があった。過去の記録によるオスプレイの安全性は貧弱だが、日本政府がオスプレイは安全だと言っていると、住民たちは述べている。





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(Japon: tensions à Okinawa après le viol d'une femme par deux soldats américains : RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20121019-tensions-population-okinawa-apres-le-viol-une-japonaise-deux-soldats-america





日本/米国−記事発表:2012年10月19日金曜日−最終更新:2012年10月20日土曜日



米軍軍人2人に女性が強姦され、沖縄に緊張



記者 RFI





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数千人がデモ行進し、強姦事件への怒りを表明した。

REUTERS/Kyodo






在日米軍軍人47,000人全員に夜間外出禁止令。在日米軍司令官サム・アンジェレラ中将は、軍人・軍属に基本的価値についての教育を受けさせると約束した。この決定は、2人の軍人が沖縄島で日本女性を強姦したことを受けたものだ。それでも、米軍に日本を離れる用意はない。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル



23歳の米軍軍人2人が、若い女性を強姦したために沖縄で逮捕された。在日米軍軍人47,000人の半分が沖縄に集中している。米軍基地が駐屯する他のどの場所よりも、沖縄の強姦事件数は多い。



米国国内を除けば、最大の米軍基地を抱えているのは日本だ。沖縄の米軍基地は、日本の施政下にある尖閣諸島の周辺に軍艦7隻を派遣した、中国を監視するために運用されている。また、中国は沖縄の南方で、海空軍の大規模演習の実施準備をしている。



中国の軍事的な台頭に立ち向かうため、日本はかつて無いほど保護者・米国の支援を必要としている。しかし、沖縄では、米軍の存在への支持は失われる一方だ。この若い女性の強姦事件に抗議して数千人がデモ行進したが、参加者たちは、垂直に離陸する米軍機12機についても、この航空機に関係した事故が世界各地で発生したために、配置に反対している。











(投稿者より)



上は、BBCサイトに掲載された記事です。BBCは以前から、沖縄の視点を酌んだ報道をしてきたように思えます。下は、RFIサイトに掲載された記事です。RFIは事件の全体像を簡潔に伝えるいつものスタイルです。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。



インドと米国を結ぶ航路は二つ。一つは沖縄近海とマラッカ海峡を通るルート。もう一つはハワイ近海と豪州北岸を通るルート。距離は前者が短く、そのため燃料代が安く済みますが、後者は中国を気にする必要がありません。そのようなことを、記事を読みながら思い出しました。豪州北岸のポートダーウィンには、米海兵隊の移駐が決まっています。



沖縄は日本の自衛隊が守るべきだと思います。尖閣の問題は、一義的には、日本と中国の問題です。米国が沖縄を自国の戦略のために使う、ということであるならば、それなりの居方があるはずです。



中国が尖閣諸島を占領する軍事計画がある、という話があります。真偽の程は分かりませんが、いまの日本の実力では、尖閣を単独で守り切ることは無理かも知れません。それでも、やりたい放題という現状のままなら、沖縄県民が米軍を島から叩き出す日が遠からず来るはずです。



ところで、仲井真知事はこの事件のことで、ワシントンまで直談判に行きました。東京の政府はもはや信用できないということでしょう。



沖縄は東京から見ると辺境ですが、那覇から見ると極東アジアの中心です。全日空はアジアを結ぶ貨物ハブを那覇に置いているとのことで、そこに近々クロネコヤマトが拠点を置くという記事を見ました。日本人は四季の変化に追い立てられながら、米を作り、モノを作るしか能のない民族ですが、常夏の沖縄には四方に広がる大きな海があります。



日本も米国も衰退が始まっています。中国も綱渡りの状態です。もし沖縄に知恵があるなら、三者を天秤に掛け、手玉に取りながら、自分の生き方を求めることもできるかもしれません。相当な知恵が必要でしょうが。



BBCの特派員が交代したようです。前任の方は、3.11の取材で現地を走り回っておられましたが、実は以前にスリランカ津波に呑み込まれそうになった経験がおありで、災害というものを既に知っておられたようです。今回の方は中国滞在が長く、一昨年からは中東に張り付いて「アラブの春」を見て来られたようです。日本で3.11の取材もなさっています。どうでもいい話ですが、何かを暗示しているような気もします。