日本の経済産業大臣が福島原発を訪問した(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/155.html









(Le ministre de l’Industrie du Japon en visite à la centrale de Fukushima: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110409-le-ministre-industrie-du%20Japon%20en-visite-%20%C3%A0%20la-centrale-fukushima





日本/原子力

記事発表:2011年4月9日土曜日

最終更新:2011年4月9日土曜日






日本の経済産業大臣福島原発を訪問した





RFI











海江田万里経済産業大臣が、日本の閣僚として、去る3月11日に福島発電所内の原子力事故が発生してから初めて、その施設を訪問した。同氏は、原子炉を冷却し、1986年に発生したチェルノブイリの大事故よりも深刻となる事態を回避するために、24時間体制で所内で働いている400人の技術者・専門家・作業員を激励した。





RFI東京駐在記者フレデリック・シャルルの報告





海江田万里氏は福島原発を訪問した。折しも、複数の企業が、最も危険な任務を行うために、原発を運営する東京電力に作業員を供給していた。原子力の「世話係」たちは最も高い放射線量のもとで従順に働いているが、同氏は、その環境に身を置こうとはしなかった。



海江田万里経産相は、作業員たちの被曝上限を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトへと、2倍以上にすることに決定した。作業員たちがより長く発電所内にいられるようにするのがその目的だ。また、そうすることで、より高い線量への耐性がある可能性が、改めて分かるようになる。





慎重な大臣





海江田経産相は、250ミリシーベルトの線量は人体の健康にいかなる危険ももたらさないと確言している。海江田万里氏は慎重にも、発電所の技術者・専門家・作業員に会うために、特別なつなぎの服を着用していた。



日本政府は、この原発事故の対応のために批判されている。政府の対応が災難を招いていると、世論は判断している。報道によれば、政権の頂上はあらゆる面で混沌が支配し、そのため、発電所を安定させる試みは、ずっと東京電力頼みの状態だ。











(投稿者より)



フランスRFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。



文脈から判断すると、「特別なつなぎの服」というのは、防護服とは別のようです。250ミリシーベルトの線量は安全だと言ったのは、海江田氏でした。そういえば、「雨に当たって被曝するのが嫌だから、現地視察はとりやめ」た言われる首相がいました。 海江田氏は東京1区、菅氏は東京18区の代表です。



「中国では組織(国家)の上へ行けば行くほど聡明な人が出て来る。日本は上へ行けば行くほど馬鹿が出て来る」という発言が阿修羅で紹介されていました。





孫崎享氏のTwitterより「「立ち上がろうとする者が出ればこれに被害を与えるシステム」だけは完璧に、見事に、機能」など:阿修羅♪掲示板)







「馬鹿」なだけでなく、「あさましい」でしょう。そのようなことを感じさせる記事です。



原子力業界の非人間的な構造も、記者はさりげなく紹介しています。「フクシマ50」は、決して美談ではないのです。



上の記事との視点の違いを見ていただくために、時事通信の記事を参考に付しておきます。



さらに、産経スポーツの記事も下に付しておきます。日本では、一般紙よりも、スポーツ紙やタブロイド氏の方がよほど健全なようです。











(時事ドットコム)

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011040900372





現場の使命感よくわかった=福島原発視察、目に涙−海江田経産相





海江田万里経済産業相は9日、東京電力の福島第1原発を視察した。経産相の福島訪問は初めて。経産相は午後3時半すぎ、同原発に到着。施設内の、東電や建設会社など原発に関係する企業の作業員らが待機する重要免震棟で、作業員を激励。その後、バスに乗り発電所内を回った。滞在時間は44分程度。



経産相は帰京後、同省内で記者団に「現場の皆さんが『原発の問題を解決しないと』と、使命感に燃えて作業に当たっていることがよくわかった」と語った。その上で、多くの作業員が危険な現場に出入りしているため、「線量計、防護服を切らさないようにしっかり対応する」とした。また、破損した原子炉建屋について、「津波の被害、水素爆発のすさまじさを目の当たりにした」と涙を浮かべて語り、事故の深刻さと収束の困難さを改めて認識した様子だった。



同相は同日は午前、福島市内で佐藤雄平福島県知事と会談。避難住民の一時帰宅などの支援策について協議した。



(2011/04/09-23:46)











(SANSPO.COM)

http://www.sanspo.com/shakai/news/110410/sha1104100505003-n2.htm





福島県知事、初訪問の海江田経産相を一喝





2011.4.10 05:03





「いまや霞が関は遠い存在だ! 政府は県民の心が分からないのか!」



海江田経産相が9日午前、福島市内の県災害対策本部で佐藤知事と会談したが、激怒する相手になすすべはない。福島第1原発事故について「一刻も早く事態を収束させたい」と述べた上で、「県民に支援が十分届かず申し訳ない」と政府対応の甘さを認め、謝罪するしかなかった。



海江田氏は会談後、記者団の取材に応じ、原発20キロ圏内からの避難住民が求めている一時帰宅について、「一刻も早く実現したいが人や車両の準備もある」などと実施時期の明言は避けた。



海江田氏は6日、自民党原発事故被害特命委員会の額賀福志郎委員長(68)との会談で、一時帰宅を「11日をメドに実現させる」と発言したとされ、翌7日に一斉に報じられた。このため、各町村役場には住民の問い合わせが殺到。福島駐在の原子力安全・保安院幹部は海江田氏の“勇み足”の打ち消しに追われた。



海江田氏はこの問題について、「(11日とは)言っていない。間違った報道が多いが、忙しく打ち消す時間がない」と開き直った。



蓮舫消費者担当相(43)も9日午前、農産物直売所の視察のため福島入りした。防災服の後ろ襟を立てた“独自”のファッション・スタイルを貫いて、県災害対策本部に登場。佐藤知事と会談後は、記者団の質問を振り切り、仮設された政府現地連絡対策室へ立ち去った。



この後、福島市内の農産物直売場に移動し、風評被害に苦しむ生産者を激励。カメラの前でイチゴを食べて安全性をアピールした。



鹿野道彦農林水産相(69)も9日午前、いわき市飯舘村を訪問。福島市では稲作農家を訪問した。県内は事故の影響で田植え準備が約1カ月遅れている。8日夜、やっと国の「作付方針」がまとまったが、「(9日の)大臣来県に間に合わせて発表したのか」(県関係者)とのうがった見方すら出ている。



 蓮舫、鹿野の両大臣とも、わずか10数分ずつしか各現場にいなかった。農業関係者からは、「いまさら何のための訪問なのか!?」「ただのパフォーマンス。じっくり腰を据えて現場の声に耳を傾けてくれないなら意味がない」との声があがる。 “大名行列”もどきの大臣訪問ラッシュは、どうやら、ひんしゅくを買っただけ。県民の不快感はさらに高まった。



(紙面から)