日本の高齢者による万引き件数が過去最高を記録する(BBC):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/10/social8/msg/310.html









(Japanese pensioners' shoplifting hits record high: BBC NEWS ASIA-PACIFIC)

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12296077





2011年1月27日 最終更新12:03GMT





日本の高齢者による万引き件数が過去最高を記録する






日本の人口の高齢化が否応なく進むにつれ、日本社会の形も変わりつつある





警察によると、2010年に万引きのために日本で逮捕された者の4分の1以上が65歳以上で、高齢者の万引き件数は過去最高を記録した。



警察庁の年次報告によると、2010年、2万7362人の高齢者が万引きのために逮捕された。この人数は10代とほぼ同じだ。



彼らの大部分は贅沢品でなく、食料品や衣類を盗んだと、警察庁は述べた。



日本の社会は高齢化が急速に進む一方で、経済は停滞が続いている。



いまや人口の20%以上が65歳以上だ。この数字は、2050年までには約40%に上昇すると予想されている。



ある警察当局者が毎日新聞に語ったところによると、高齢者が万引きをするのは経済的な理由からだけでなく、「高齢者特有の孤独感から」でもある。



この数十年間で、三世代同居という伝統的な世帯構造は変化した。より多くの若者が職を求めて都市に移り住む一方で、年老いた両親は取り残された。



働くことを望む高齢者も、経済が収縮しているため、職を見つけることが難しくなってきている。



警察によると、高齢者は万引き犯全体の26.1%を占めるが、一貫した傾向として、この数は過去最高を記録し続けている。



統計を取りはじめた1986年には、逮捕された高齢者数は4918人だった。それ以来、この数字は増加を続け、1999年には1万人を、2004年には2万人を超えた。











(Japanese shoplifters getting older: BBC NEWS ASIA-PACIFIC)

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12157786





日本の万引き犯の高齢





2011年1月10日 最終更新22:29GMT





一般的に、日本は安全な国で、犯罪率が非常に低いと考えられている。



しかし、政府諸機関の心配は、犯罪行動の程度の上昇が特定の年齢階層に見られること、つまり、高齢者にだ。



この20年あまりで、万引きによって逮捕される65歳以上の人々の数は、10倍に増えている。



ローランド・バークが報告する。





http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12157786

(リンクをクリックすると、BBCサイトの動画を見ることができます。)











(投稿者より)



高齢者の万引き件数が今年も増加していることを伝えた、イギリスBBCの記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦ください。



もし、英語がおできになるなら、上のリンクから、動画の記事もご覧になってみてください。簡潔ですが、よくまとまったレポートだと思います。



取材を受けた、ある万引き対策会社の社長さんが「これは日本の末期症状だと思う。自分だけが良ければいいとね、、、」と語っているのが印象的でした。



上記記事で引用された毎日新聞の記事を、下に付しておきます。この記事を翻訳した英文毎日の記事へも、このリンクを通じて移動可能です。興味がおありの方は、お読みになってみてください。











毎日jp

http://mainichi.jp/select/photo/news/20110127k0000e040030000c.html





万引き:65歳以上の検挙最多に





万引きをしたとして摘発された65歳以上の高齢者が、昨年は2万7362人と、統計を取り始めた86年以降で最多となったことが27日、警察庁のまとめで分かった。万引きの検挙者全体に占める年齢層別の割合も、高齢者と少年がほぼ拮抗(きっこう)している。



同庁によると、万引きで検挙された高齢者は、65歳以上の年齢層に区切った統計を取り始めた86年に4918人だったが、90年以降は毎年のように増え続けた。99年に1万人を超え、04年には2万人を突破した。



万引きの検挙者に占める高齢者の割合は、86年は5.1%だったが、昨年は26.1%に達した。少年(14〜19歳)の割合は00年に42.5%だったが、昨年は27.1%になった。



警察庁によると、換金目的で書籍やCD、DVDを万引きするケースが目立つ少年に比べ、高齢者は、生活苦を動機に食料品や衣類、化粧品の万引きが目立つという。



一方で、警視庁が昨年、万引きで摘発した高齢者119人に調査したところ、63人(52.9%)が「生きがいがない」、49人(41.2%)が「友人がいない」と回答。同庁は「背景には、経済的な事情だけでなく、高齢者が抱える孤独感などもあるのではないか」と見ている。同庁が万引きをした高齢者にボランティアへの参加を勧めるなど、各都道府県警は対策に乗り出している。



昨年、全国の警察が認知した万引きは14万8375件(前年比1517件減)、被害額は約31億5546万円(同3億3641万円減)、検挙者は10万4827人(同401人減)だった。【合田月美】