日本の経済成長、上方修正(BBC):阿修羅♪













(Japan's economic growth revised up: BBC NEWS BUSINESS)

http://www.bbc.co.uk/news/business-11955927





2010年12月9日最終更新11:55GMT





日本の経済成長、上方修正







日本のデフレは相当な懸念を引き起こしている





日本の7〜9月期の経済は、企業の支出が増大したおかげで、当初の予測より拡大していると、公的な統計は示している。



経済成長率は年率換算で4.5%となっており、先月発表された3.9%という当初の予測を上回った。



この上方修正にもかかわらず、エコノミストたちは、円高と物価の下落に苦しむ、日本経済の前途を注意深く見守っている。



先月、政府は610億ドル(390億ポンド)の景気刺激策を国会で通過させた。



これは、一連の景気刺激措置のうちで最新のものであり、雇用の創出によって日本の虚弱な経済を押し上げる目的で立案されている。





自動車の不振





エコノミストたちは、第3四半期の相対的に強い成長は、政府のエコカー補助金終了前の売上や、喫煙者による増税前のたばこ購入などの、一過性の要因によるものだと考えている。



彼らの大部分は、輸出が過去8カ月減少を続けていることなどから、第4四半期の成長は弱くなるだろうと予測している。



「日本の自動車生産台数の不振や、先進国や中国経済の減速から考えると、来年前半までは厳しい経済状況が続くだろう」と、農林中金総合研究所の南武志氏は語った。



日本経済研究所の松村秀樹氏も、これと同様の考えだ。「この弱い傾向は続くだろう。来年度の後半まで、回復は遅れそうだ。」



米国・欧州・中国での需要の落ち込みが輸出に打撃を与えている。円高のために、海外の消費者にとって輸出品はより割高となっており、これが輸出を押し下げる要因としてすでに働いている。



日本はまた、20カ月連続で物価が下落していることにも苦しんでいる。デフレとして知られる現象だが、これが消費者の需要を弱め、経済成長の重しとなっている。











(投稿者より)



7〜9月期の日本の経済成長率が上方修正されたことを伝える、イギリスBBCの記事です。発言部分は原文をそのまま日本語に直しています。誤訳があるかも知れません。ご容赦ください。



「景気刺激策」、つまりは、補正予算ですが、「経済対策の規模は、『1.円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策』48,513億円のほか、公共事業の契約の前倒し(ゼロ国庫債務負担行為)2,388億円(限度額ベース)を加えれば、5.1兆円程度。」と、財務省のサイトにありました。ただ、これの経済効果には疑わしいものがあります。



(平成22年度補正予算フレーム:財務省

http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h22/sy221026/hosei221026a.pdf



(日本政府、新たな追加予算を承認する(RFI):阿修羅♪)

http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/802.html





下記は、同じ内容を伝えた、共同通信配信の記事です。













(47NEWS)

http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120901000167.html





GDP年率4.5%増に上方修正 7〜9月期改定値





内閣府が9日発表した7〜9月期の国内総生産GDP、季節調整値)改定値は、物価変動を除いた実質で前期(4〜6月期)比1.1%増、年率換算で4.5%増となり、年率3.9%増だった速報値から0.6ポイント上方修正された。法人企業統計の結果を受け、設備投資を上方修正したことなどが寄与した。



エコカー補助金終了前の駆け込み需要やたばこ特需で、個人消費が実力以上にかさ上げされた構図は変わっていない。個人消費は1.2%増と、速報値から0.1ポイントの上方修正。設備投資は0.5ポイント高い1.3%増に引き上げられた。



内閣府の和田隆志政務官エコカー補助金終了などで足元の個人消費は減速しているため、今後の動向を注視する考えを示した。





2010/12/09 11:37 【共同通信