米高官、初めて広島の式典参列(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/510.html







(Un officiel américain pour la première fois à l’anniversaire d’Hiroshima: RFI)

http://www.rfi.fr/ameriques/20100806-officiel-americain-premiere-fois-anniversaire-hiroshima





米国/日本

記事の発表:2010年8月6日(金)

最終更新 :2010年8月6日(金)






米高官、初めて広島の式典参列(RFI)





RFI







2010年8月6日、歴史上初の原爆攻撃の65年目の追悼式典のために、50,000人近い人々が広島の犠牲者ための記念碑に集まった。

Reuters/I. Kato






第二次世界大戦終結後はじめて、2010年8月6日、米国代表が広島原爆記念式典に参列した。これは大きなジェスチャーだ。ちょうど65年前、一機の米軍機が《little boy》(小さな男の子)という暗号名の史上初の原子爆弾を広島に投下した。少なくとも14万人の人々が焼死している。米国が日本に公式謝罪したことは一度もない。





RFIワシントン駐在記者、ジャン=ルイ・プルテの報告





国務長官ヒラリー・クリントンの説明によると、駐日米国大使ジョン・ルースに広島の式典への出席を求めることにより、核拡散防止運動を先導するものとして、記念式典を捉え直すことがふさわしいと、オバマ大統領は考えた。



国務省の発表によると、第二次世界大戦のすべての犠牲者の霊に敬意を表するために、同大使は献花を行うだろう。しかし、友人となり、同盟国の一つとなった、日本に対しての謝罪表明は行わないだろう。それでも、一部の生存者は、米国に謝罪してもらいたい、あるいは少なくとも、オバマ大統領にこの受難の街を訪れてもらいたいのだ。広島訪問ならば、11月のアジア歴訪の際に行われるかもしれない。



オバマ大統領は、一方で軍縮を唱えながらも、他方では核武装近代化のために1億8千万ドルの支出を要請し、アメリカの平和主義者から批判を受けている。これは、START協定に調印するために、共和党が提示した条件の一つだった。



米国が日本に謝罪声明を発することに反対する人々の中に、1945年8月6日、広島上空に原爆を投下したエノラ・ゲイパイロットの息子である、ジーン・ティベッツがいる。同氏にとって、米外交官の記念式典への参列は、暗黙の謝罪を形にしたもので、米国が「日本が真珠湾を攻撃し、米国が戦争を終わらせた」という史実を曲げることを望むようなものだ。














バン・キムン、広島に現れる





国連事務総長バン・キムンは、2010年8月6日、史上初の原爆、核武装時代の幕開けとなった戦闘行為から、65年目の記念式典に参列した。この毎年行われる記念行事に出席した国連事務総長は、現在まで他に誰もいない。



訪日中、国連事務総長は木曜日(5日)長崎で、核兵器は全廃するべきであり、それが、核兵器が決して使われないことを確実にする唯一の手段だ、と発言した。長崎は、1945年8月9日、米国のプルトニウム爆弾によって完全に破壊された。広島が原爆によって破壊された3日後のことだ。同氏はまた、核武装なき世界をつくるための、強力な国際的枠組みの必要性を訴え続けてきた。



また、今回初めて米・英・仏の代表が式典に参列した。先の世界大戦での同盟国であり、核兵器保有国でもある三国を結集させたものは、一つの新たな歩みである。その歩みとは、日本が主張し、バラク・オバマが支持した、世界的な核軍縮を目指す運動の高まりである。



2009年4月、米大統領プラハ核兵器のない世界の建設を訴えた。その演説により、同氏はノーベル平和賞を受賞した。その後、バラク・オバマは、核爆弾の組立を可能にする核物質を、テロリスト集団が獲得できないようにする役割を担う、47カ国の首脳会談に応じた。



しかも、米国はロシアとの核兵器削減条約に調印している。現存する兵器の90%以上になる、2万2千の核弾頭を両国は保有する。英国は長期にわたり、米国と目標を共有している。しかし、300発弱の核弾頭を配置するフランスは、「可能な限り低い水準まで」核武装を削減するという表現を好む。拡散のリスクに際して、最低限の抑止力を保持しておきたいのだ。











(投稿者より)



6日、広島の平和記念式典を伝える、フランスの国際ラジオ放送・RFIのサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦ください。



国連事務総長も来ました。ルース大使も来ました。英仏の代表も初参列です。ルース大使の献花は見送られたものの、参列したこと自体が大ニュースの、今年のヒロシマでした。



この一大好機に、秋葉市長も日本政府に発破をかけました。



今こそ、日本国政府の出番です。「核兵器廃絶に向けて先頭に立」つために、まずは、非核三原則の法制化と「核の傘」からの離脱、そして「黒い雨降雨地域」の拡大、並びに高齢化した世界全(すべ)ての被爆者に肌理(きめ)細かく優しい援護策を実現すべきです。





広島平和宣言(全文)(広島平和記念資料館サイトより)

http://www.pcf.city.hiroshima.jp/declaration/Japanese/2010/index.html





日本政府は、「核兵器廃絶に向けて先頭に立」つでしょうか?