豪米、日本との防衛関係を強化へ(VOA)/日豪、軍事演習拡大で一致 対中見据え太平洋島嶼国支援も 外務・防衛「2+2」(Sputnik日本)

豪米、日本との防衛関係を強化へ(VOA)/日豪、軍事演習拡大で一致 対中見据え太平洋島嶼国支援も 外務・防衛「2+2」(Sputnik日本)









(Australia, US to Reinforce Defense Ties With Japan: VOA)

https://www.voanews.com/a/australia-us-to-reinforce-defense-ties-with-japan/6865960.html





東アジア





豪米、日本との防衛関係を強化へ





2022年12月7日 午前9:24





フィル・マーサー








2022年12月6日、リチャード・マールズ豪副首相兼国防相、ペニー・ウォン豪外相、アントニー・ブリンケン米国務長官、ロイド・オースティン米国防長官がワシントンの国務省で記者会見を行う。





シドニー



豪州と米国は、太平洋における中国の影響力に対抗するため、日本との軍事協力を強化することに合意した。



豪州と米国は、太平洋における中国の野望を押し返すために、自分たちの合同軍事活動に日本を組み入れたいと考えている。



火曜日、ロイド・オースティン米国防長官は豪米閣僚級(AUSMIN)会談のために、豪州のリチャード・マールズ国防相ならびにペニー・ウォン外務大臣とワシントンで会談した。



オースティン氏は、米国は爆撃機や戦闘機を含め、豪州における陸海空軍の存在を高める考えだと述べた。



彼は、中国が「インド太平洋(地域)全体で危険で威圧的な行動」を取っていると非難した。



火曜日、マールズ氏はワシントンで記者団に対し、日本が更に多くの共同防衛演習に参加するよう勧誘することもこの計画に含まれていると語った。



「私たちが地域内のバランスを保ちつつ地域内の他の国々を巻き込むという観点からこれを行うことは実に重要であり、部隊配置の協力について日本とより多くの関わりが持てることを楽しみにしている」と、マールズ氏は述べた。



マールズ氏とウォン氏は東京に向かい、日本の指導者たちと会談する予定だ。



トム・コービン氏は、シドニー大学・米国研究センターの研究員だ。



水曜日、彼はオーストラリア放送協会に、豪州は日本に更に多くの合同軍事演習に参加するよう勧誘が出来ると語った。



「これは、日本に対し豪州と米国が豪州で行う演習に更に幅広い範囲に参加を拡大して貰う形になるかも知れないし、日本軍の派遣を更に定期的にしたり期間を延長したりして貰うことになるかも知れない」と、コービン氏は述べた。



近年、豪州とその最大の貿易相手国・中国との関係は、様々な政治・貿易紛争をめぐって緊張している。



しかし、アンソニー・アルバニージー豪首相は5月の就任以降、関係の改善を熱望している.



彼は 10 月にインドネシアのバリで開催されたG20サミットでの習近平・中国主席と会談した。しかし豪政府は、1950年代から続く米国との伝統的な軍事同盟の強化にも熱心だ。



アルバニージー氏は、来年初めに豪州の国防軍の包括的な改革を発表する準備をしている。











(Sputnik日本)

https://sputniknews.jp/20221209/22-14175971.html





日豪、軍事演習拡大で一致 対中見据え太平洋島嶼国支援も 外務・防衛「2+2」





2022年12月9日, 22:35







© AFP 2022 / Kim Kyung-Hoon





日本とオーストラリアは9日、東京都内で外務防衛担当閣僚会議(2+2)を開催した。日本の各メディアが伝えている。対中国を念頭に軍事演習の拡大のほか、太平洋の島嶼国への支援での協力でも一致した。





時事通信などによると、この日の会議には林芳正、ペニー・ウォン両外相のほか、浜田靖一、リチャード・マールズ両防衛相が出席。10月の首脳会談で署名した安全保障共同宣言をふまえて自衛隊、豪軍の共同訓練の拡大や中国が進出を狙う太平洋の島国への支援でも一致し、関係を強化する方針を示した。







豪州、ソロモン諸島の警察をセミオートライフルで武装

11月3日, 05:51






オーストラリアに近い南太平洋の島国・ソロモン諸島は3月、中国との安全保障協定に署名。中国軍基地の建設については両国は否定しているものの、安全保障分野での協力深化に日米豪などは警戒感を高めている。一方、台湾や尖閣諸島などの問題をめぐり日中間には摩擦が広がっている。



こうしたなか、日本の岸田文雄首相は10月、豪州を訪問しアンソニー・アルバニージー首相と会談。両国は新たな安全保障協力に関する二国間共同宣言に署名した。この宣言は日豪「準同盟」の性格を帯びており、対中国を念頭に両国はインド太平洋地域での協力を高めていきたい考えだ。





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オーストラリア 国内 政治 自衛隊 中国









(投稿者より)



先日の豪米閣僚級会談の共同声明を見てみると、日本についての言及が非常に多いことに驚きすら感じます。日本を仲間として強く意識している表れだと思います。



多くの国を巻き込むほど抑止力は強くなりますので、今回の動きは歓迎したいです。特に日本と豪州は、国内政治における中国の浸透を如何に食い止めるかという共通の課題を抱えています。豪州は日本にとって貴重なエネルギーの供給国でもあります。