ロシアのエコノミストが指摘 ドルに代わる通貨とは(Sputnik日本)/さらに多くの国が国際決済でのドル使用を拒否 責任は誰に?(Sputnik日本)/BRICS代表、「ロシア・インドはドルを必要とせず」(Pars Today)
(Sputnik日本)
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ロシアのエコノミストが指摘 ドルに代わる通貨とは
2022年8月12日, 08:30
CC0 / PublicDomainPictures /
スプートニク 通信
ロシアの経済専門家ミハイル・シュルギン氏は、近い将来、ドルがBRICS諸国の国際準備通貨に取って代わられると想定している。
記者団のインタビューにシュルギン氏は、現代世界では新しい国際準備通貨の創設にとって何の障害もないと強調した。この問題については、参加国の総体的判断で十分となる。
「対外債務を返済し、友好国間の相互決済を行うには、新しい準備通貨が必要だ」
ロシア人エコノミストによると、BRICS 諸国の通貨バスケット制に基づく国際準備通貨は現在開発中だが、この経済連合の通貨がどのように作られるかを想像することはすでに可能だ。まず第一に、新しい準備通貨は、BRICS 諸国の特定の通貨がさらされているリスクを回避し、ドルとユーロでの決済のリスクから保護するのに役立つ。その発行者は、BRICS加盟国によって設立された新開発銀行である可能性がある。
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BRICS諸国の通貨バスケット制に基づく国際準備通貨は、その個別通貨の為替レートと相関があり、バスケット制の参加国の役割は重要になる。
シュルギン氏は、厳しい制裁に直面する中、ロシアと他の BRICS 参加国にとっては、主に相互貿易と対外債務返済における米ドルへの依存を減らすことが重要であると確信している。
通信社「スプートニク」は以前、ロシアがSWIFTシステムから切り離されたことでドルへの信頼が損なわれたと指摘し、現在、ロシアは銀行部門で国際送金を行うための独自の代替手段を提案していると報じた。
関連ニュース
経済 金融 ロシア BRICS
(Sputnik日本)
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さらに多くの国が国際決済でのドル使用を拒否 責任は誰に?
2022年8月21日, 07:28
© Sputnik / Mikhail Kutusov
米国は、自国の利益だけ心配し、彼らの政策の押し付けを拒絶するすべての者の財政資金の取り上げが可能であることを世界に示した。これにより、さらに多くの国が国際決済におけるドルの支配を拒否せざるを得なくなっている。グローバル・タイムズ紙が報じた。報道によると、その例となるのは、かつてない制裁を課せられているロシアだという。
同紙は、米連邦準備制度は、自国の利益しか考えておらず、同時に、米国の中央銀行はしばしば金融政策を誤り、インフレ危機を引き起こしていると指摘する。
同紙は、例えば、米国連邦準備制度が行った最近の金利引き上げは、40年ぶりにインフレ率を 8.5% にまで上昇させ、発展途上国を資本流出の脅威にさらし、対外債務のデフォルトを招き、さらには経済の崩壊にまで至らしめたと強調する。メキシコやアルゼンチン、タイ、韓国、ギリシャ、トルコ、スリランカは、ドルベースの国際金融システムにより、ここ数十年、深刻な経済問題に直面している。
同紙によれば、このような状況から、多くの国が自国通貨での取引を積極的に試み、SWIFTから他の決済・貿易決済システムへの移行を余儀なくされているという。
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グローバル・タイムズ紙は、ロシアはどこよりもドルへの依存を断とうとしていると指摘する。かつてない西側による金融・経済制裁に憤慨したロシアは、西側の制裁と世界の金融システムを米ドルに縛り付けようとする行為に対して反撃に転じた。まずはじめに、ロシア政府はすべての「非友好国」に、ロシア産の燃料をルーブルで支払うよう求め、それによりロシアの通貨を急速に安定させた。ロシア政府は、ロシア産穀物や肥料、その他の生活必需品の輸入国にルーブルでの支払いを要求する可能性がある。こうして、西側によるかつてない規模の対露制裁は、今後、ますますドルの支配を弱め、国際通貨システムの細分化を引き起こす恐れがあると、同紙は指摘する。
グローバル・タイムズ紙によれば、ドルからの自由というロシアの大胆な行動が、他の BRICS 諸国が自国通貨での貿易拡大について議論することを促したという。また、米国の国債をほぼ売却し、独自の金融情報交換システムを試行しているロシアに倣う国が増えている。その結果、IMFによると、2022年第1四半期には、世界の中央銀行の外貨準備に占める米ドル資産の割合は 58.88% にまで低下した。
同紙は、ドルの覇権から抜け出た他の国を非難する国は、米国だけしかいないと強調する。過去70年間のドルの支配は、米国が世界貿易の条件を決定することを可能にしたが、今、変化の時が到来したとグローバル・タイムズ紙は結論付けている。
通信社「スプートニク」は以前、どの通貨がドルの代用を果たせるかについて報じている。
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ドル 国際 経済
(Pars Today)
https://parstoday.com/ja/news/asia-i103390
BRICS代表、「ロシア・インドはドルを必要とせず」
8月 27, 2022 21:43 Asia/Tokyo
米ドル
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのいわゆるBRICSは、インド・ロシア間の貿易決済において両国の自国通貨が使用され、もはやドルは必要ないとしました。
ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長は先月、欧米による制裁に対抗するため、ロシア・ルーブル、中国・人民元、インド・ルピーなどの各国通貨による新たな貿易決済を求めました。
インドメディアは先日、ロシアの決済システム「ミール」がインド国内銀行に接続され、インドの決済システム「ルペイ」もロシア側に接続される可能性があると報じました。
ロシア・トゥデイによりますと、BRICS代表のアナンド氏は、ロシア・インド両国の決済システムが接続されれば、両国はもはやドルを必要としないと述べました。
同氏によれば、インドはウクライナ戦争に端を発するロシアと欧米の対立において中立を維持しており、制裁圧力にもかかわらずロシアとの協力を続けていくとしています。
アナンド氏は、ウクライナ戦争勃発時に、インドに対してもロシア産石油の輸入停止が迫られたものの、インド外相はこれを拒否したと述べました。
BRICSは世界全体のGDPの3割、世界人口の4割を占めています。2ヶ月前、イランとアルゼンチンが新たにBRICSに加盟申請をしました。
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タグ ロシア インド 米ドル ルーブル BRICS
※2022.8.27 記事を追加しました。