関係の更なる安定を促すための中国と日本の会談 (RFI)

関係の更なる安定を促すための中国と日本の会談 (RFI)









(Rencontre entre la Chine et le Japon pour tenter de promouvoir des relations plus stables: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20220818-rencontre-entre-la-chine-et-le-japon-pour-tenter-de-promouvoir-des-relations-plus-stables





関係の更なる安定を促すための中国と日本の会談





発表 2022年8月18日 12:56







2022年8月17日の会合での秋葉剛男・日本国家安全保障局長と楊潔篪中国共産党外事担当中央政治局委員。 AFP - 配布資料





RFI






水曜日、秋葉剛男・日本国家安全保障局長は中国の招待を受け入れて北京南東の都市・天津を訪問し、中国共産党の最高外交責任者・楊潔篪氏と会談した。





日本の過去の軍国主義に係わる対立や領土紛争が今日まで続いてきたために、この2つのアジア最大の経済大国の関係が時々緊張する中で、今回の会談は行われた。8月4日、中国が軍事演習中に弾道ミサイル5発を日本の排他的経済水域に初めて落としたため、東京は北京に抗議している。演習は、中国が自国の領土と見なす台湾ナンシー・ペロシ米下院議長が訪問したことを受けたものだった。一方、中国は月曜日、2 人の日本の閣僚が東京の靖国神社を参拝したことを「重大な挑発」と表現した。同神社には特に、第2次世界大戦中の戦争犯罪のために有罪となった日本の高官が祀られている。 



水曜日、秋葉剛男氏と楊潔篪氏は、台湾周辺での中国の演習[投稿者の和訳・ロシアのウクライナ侵攻・北朝鮮問題などの地政学的諸問題について討議した。夕食会を含むこれらの討議の中で、秋葉剛男氏は台湾に関する「日本の立場を楊潔篪氏に伝え」、台湾海峡における「平和と安定」の重要性を強調した。



日本国家安全保障局長は岸田文雄・日本首相と同じように、先日の北京による武力の示威行為を「非難」したと、日本の国家安全保障局のある関係者は語った。日本はワシントンの緊密な同盟国だ。中国国営・新華社通信もこれらの会談について報道し、台湾は「中国領土の不可分の一部」だと楊潔篪氏が秋葉剛氏に改めて伝えたと述べている。





東シナ海の小さな島々をめぐる紛争



また、楊潔篪氏は東京に対し、「中国に対する正しい認識」を確立し、「更に成熟し安定した、更に健全で強力な2国間関係を促す」ために北京と協力し、同時に「内外の干渉を排除する」よう努力するよう勧告したとも、新華社通信は伝えている。



日本政府筋によると、日本の施政下にあるが中国も領有権を主張している東シナ海の小さな島々をめぐる2国間の紛争についても、秋葉剛男氏と楊潔篪氏は討議した。7月初旬、中国のフリゲート艦1隻が東京が尖閣と呼び北京が釣魚と呼ぶこれらの島に接近したため、日本は中国に抗議した。秋葉剛男氏は水曜日、これらの微小な領土についての日本の立場を改めて伝え、中国による海上での自己主張の高まりについて懸念を表明した。



この会談は、9月29日の日中国交正常化50周年を前に行われた。両国は、2国間関係の「建設的で安定した性質を実現するために互いに努力する」ことで意見が一致した。





►読む: 『白書』によれば、北京は台湾に対する武力行使を排除していない





参考 AFP





中国 日本 外交







―参考―