プーチン氏、ロシア倒したいなら「試すがいい」 ゼレンスキー氏は英首相の支援に謝意 (BBC NEWS JAPAN)/ロシアはまだウクライナで本気を出していない=プーチン大統領(Sputnik日本)/米国と同盟国、ウクライナへの支援を長期間維持することができない可能性も=ニューヨークタイムズ(Sputnik日本)

プーチン氏、ロシア倒したいなら「試すがいい」 ゼレンスキー氏は英首相の支援に謝意 (BBC NEWS JAPAN)/ロシアはまだウクライナで本気を出していない=プーチン大統領(Sputnik日本)/米国と同盟国、ウクライナへの支援を長期間維持することができない可能性も=ニューヨークタイムズ(Sputnik日本)









(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/62089296





プーチン氏、ロシア倒したいなら「試すがいい」 ゼレンスキー氏は英首相の支援に謝意





2022年7月8日







EPA/ALEXEI NIKOLSKY/SPUTNIK/KREMLIN POOL

ロシア下院幹部らに向けて演説するプーチン大統領






ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は7日、ロシア下院幹部らに向けた演説で、西側諸国が戦場でロシアを打ち負かしたいなら「試すがいい」と述べた。また、ロシアはまだ本格的な攻撃には出ていないとし、ウクライナへの侵攻をめぐり強気な発言を展開した。



プーチン氏は、戦争が長期化すればするほどウクライナ側は交渉を行うのが困難になると主張している。



ウクライナの一大工業地帯でもある東部ドンバス地方は、ドネツクとルハンスクの2州で構成されている。ロシア軍はルハンスク州のウクライナ軍の最後の防衛拠点だったリシチャンスク市を制圧し、同州全域を掌握。現在はドネツク州に向けてゆっくりと前進を続けている。7日にはミサイル攻撃で少なくとも1人の民間人が死亡した。



一方で南部ではウクライナ軍側にとって、いくらか進展がみられている。ウクライナ軍は、ロシア軍が今月初旬に黒海の北西部にあるズミイヌイ(英語名スネーク)島から撤退した後、島に再びウクライナ国旗を掲げた。同島はウクライナ軍の戦略上、大きな役割を果たしてきた。





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ゼレンスキー氏、辞任表明の英首相に謝意







PA Media

ウクライナ・キーウの大聖堂でキャンドルに火をともすゼレンスキー大統領(右)とジョンソン英首相(左)






ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日、辞任を表明したイギリスのボリス・ジョンソン首相に謝意を伝えた。ジョンソン氏は、新型コロナウイルスのロックダウン中に首相官邸などで「飲み会」が開かれた「パーティーゲート」問題や、痴漢疑惑が持ち上がっていた議員を党要職に任命した問題などで、与党内でも反発が強まっていた。



報道によると、ゼレンスキー氏はジョンソン氏に電話で、「私だけでなく、ウクライナ社会全体が大いに同情している」、ウクライナを助けるためにジョンソン氏が取った「断固たる行動」に感謝していると伝えた。



「我々はイギリスの支援継続を確信しているが、あなた個人のリーダーシップとカリスマ性によって、それが特別なものとなった」と、ゼレンスキー氏は述べたという。



両首脳は2月の侵攻開始以降、親密な関係を築いてきた。4月には、ジョンソン氏が主要7カ国(G7)の首脳として初めてキーウを訪問6月半ばにも訪問している。





ウクライナにドローン提供



リトアニアで、ウクライナに提供されるドローンが公開された。



リトアニアのテレビチャンネル「Laisves TV」は当初、ドローン購入のためクラウドファンディングで600万ユーロ(約8億2600万円)を募った。



しかしその後、トルコのメーカーが無償提供を決めた。



クラウドファンディングで募った資金は今後、ドローンの武装化のほか、人道支援にもあてられる予定。





ロシアによる戦争犯罪「2万1000件超」



ウクライナ検察は現在、ロシアによる戦争犯罪と侵略犯罪の疑いのある事案を2万1000件以上調査している



イリナ・ウェネディクトワ検事総長は、1日に200~300件の戦争犯罪の報告を受けていると、BBCに話した。



ロシアは2月24日にウクライナに侵攻した。戦争犯罪については、疑惑を全面的に否定している。



ウクライナはすでに、ウクライナ北東部チュパヒフカ村でオレクサンドル・シェリポフさん(62)を殺害した罪でロシア軍戦車部隊の戦車長ヴァディム・シシマリン被告(21)を収監している。



ただ、指揮官やプーチン大統領自身を訴追するのは、困難とみられている。





(英語記事 Ukraine round-up: Putin dares West, Zelensky praises Johnson





関連トピックス ウクライナ侵攻 ウクライナ ロシア 軍隊







―参考―













(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/20220708/11886721.html





ロシアはまだウクライナで本気を出していない=プーチン大統領





2022年7月8日, 12:35







© Sputnik / Mikhail Metzel





ロシアはまだウクライナで何も本格的に始めていない。ウラジーミル・プーチン大統領が展開中の特殊軍事作戦について言及した中で表明した。





プーチン大統領は国家院(連邦下院)の派閥指導者らと会談した中で次のように発言した。





「皆さんには知っておくべきだ。我々は大局的な見地において、何もまだ真剣に始めていない」






ウクライナはNATO加盟を諦めない=ゼレンスキー大統領

07:41






また、 セルゲイ・ミロノフ議員(「公正ロシア、真実のために」党首)がルガンスク人民共和国ドネツク民共和国の軍隊をロシア軍に編入させる案を提案すると、プーチン大統領はこれを支持した。大統領は軍隊のほか、国境警備隊保安庁についても、ロシア側に編入させることを提案した。





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ドンバスの解放を賭けた特殊軍事作戦 ロシア ウクライナ ウラジーミル・プーチン











(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/20220710/11924880.html





米国と同盟国、ウクライナへの支援を長期間維持することができない可能性も=ニューヨークタイムズ





2022年7月10日, 09:39



© Sputnik / Stringer





ニューヨークタイムズは、米国とその同盟国がウクライナに対する現在のレベルの支援を長期間維持できる可能性は低いと報じた。





同紙は「バイデン米大統領ウクライナを『必要な限り』支援することを約束したが、彼も他の人も、支援がどれだけ続くか、あるいは直接の軍事介入を除いて何をできるかを言うことはできない」と書いている。ニューヨークタイムズによれば、当局は、米国と欧州の武器備蓄がいつかなくなることを認めている。米国は540億ドルの軍事援助やその他の援助を承認しているが、それらがなくなったときにさらに540億ドルの支援を期待する人は誰もいないという。



同紙によると、当局とアナリストは、「大西洋の両側」での紛争による「倦怠感の増大」の中で、「同じレベルの物質的支援を維持する」ことは難しいだろうと語っている。同紙は、米議会が承認した軍事援助は来年の第2四半期まで続くと予想されている。一方、問題なのは、米軍の準備を損なうことなく、現在の武器と弾薬の供与をどれだけ継続できるかという点である。







ドンバスの解放を賭けた特殊軍事作戦

ロシアはまだウクライナで本気を出していない=プーチン大統領

7月8日, 12:35






先に、在米ロシア大使館は米国が高機動ロケット砲システム「ハイマース(HIMARS)」4基をウクライナに追加支援することについて声明を表し、これは米政府が紛争をなんとかして長引かせようとする抑え難い願望の現れだとの見解を明らかにした。



これより前、ロシアのリャブコフ外務次官は、外国によるウクライナへの武器供与について、外国の武器を積んだ車列はロシア軍の合法的な標的になることを米国に警告したことを明かにした。





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