page contents

「ウクライナの原発で火災」 (BBC NEWS JAPAN・Sputnik日本)

ウクライナ原発で火災」 (BBC NEWS JAPAN・Sputnik日本)









(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/60614146





ウクライナ原発火災は砲撃が原因か、鎮火後にロシアが制圧 死傷者数人





2022年3月4日







ウクライナ東部の原発で出火、周囲でロシア軍が攻撃





ウクライナ南東部にある欧州最大のザポリッジャ(ザポロジエ)原発で4日未明、火災が発生した。ロシア軍の砲撃が原因とみられる。ウクライナ当局は同日朝、火災は鎮火し、原発本体に目立った被害はなかったとした。死傷者が数人出た模様。ウクライナ当局によるとその後、同原発はロシア軍が制圧した。





原発に近いエネルゴダール市のディミトロ・オルロフ市長は、「(原発の)建物や施設に対する継続的な敵の砲撃」によって、原発の火災が起きたようだとした。ウクライナのドミトロ・クレバ外相は、ロシア軍がザポリッジャ原発に向けて「全方位から砲撃している」としていた。







Reuters

原発施設内の管理棟がロシアの砲撃で損傷を受けた






ウクライナ救急当局によると、火災はロシア軍の砲撃によって、原発施設内の5階建ての訓練用建物の3~5階で発生。消防隊が火災現場に到着して約1時間後の午前6時20分ごろ(現地時間)、鎮火したという。



原発本体に被害はなかった。だが、消火が遅れれば、火が広がった可能性もあったという。ウクライナ外務省によると、火災で死傷者が数人出たという。



当局は、放射線レベルは通常どおりだとしている。ただ、発電装置内で核燃料の冷却に問題が生じれば、大規模な放射線被害が発生する可能性がある。



外務省は声明で、「砲撃と戦闘で避難できない原発付近の民間人を含む数千人が、これによって被害を受けることになる」とした。また、チョルノービリ(チェルノブイリ)や福島の原発事故より深刻な被害が発生し得るとした。











火災鎮圧後、ロシア軍が原発制圧



ウクライナ当局は火災の鎮圧後、ロシア軍がザポリッジャ原発を制圧したと述べた。現地当局者はロイター通信に、「運転作業員が発電ユニットの状態を監視している」と話した。原発の職員らは作業を続けているという。







Reuters

欧州最大のザポリッジャ(ザポロジエ)原発に対する攻撃を捉えた監視カメラ映像(4日未明、ウクライナ東部ザポリッジャ)






ザポリッジャ州のアレクサンドル・スタルク地方行政トップは同日、原発の安全は「確保された」とフェイスブックで明らかにした。ザポリッジャ原発所長と話をして、安全だと知らされたという。



「ザポリッジャ原発の所長は現在、施設の核の安全は確保された」と、スタルク氏は書いた。



国際原子力機関IAEA)も同日、ウクライナ指導部と連絡を取ったとし、原発の「最も重要な」機器は機能していると説明を受けたとツイートした。「原発職員が鎮圧作業に当たっている」模様だとした。



ザポリッジャ原発は首都キーウ(キエフ)の南東約550キロにある。ウクライナの全電力の約4分の1を供給している。





付近での戦闘は停止か



AP通信によると、ザポリッジャ原発スポークスマンのアンドリイ・トゥズ氏はソーシャルメディア「テレグラム」で、ロシア軍に「激しい砲撃をやめる」よう呼びかけた。



トゥズ氏は「欧州最大の原発で、核が危険な状態になる本当の脅威が起きている」として、消火活動に向かう消防隊が、ロシア軍の攻撃のため原発に近づけずにいると述べた。



エネルゴダール市のオルロフ市長は、原発周辺での戦闘は止まったと、BBCウクライナ語に語った。



救急当局は当初、ロシア軍が消火活動を妨げているとしていた。その後、消防隊が現地時間午前5時20分ごろに出火場所に到着したと明らかにした。その後、約1時間で鎮火したという。





ロシア軍が原発に迫る



エネルゴダール市のオルロフ市長は3日、同市近郊で激しい戦闘が起きているとしていた。ロシア軍が戦車で同市内に入って原発を掌握しようとしたが、住民や作業員らが原発周辺と周囲の道路に集まったと述べていた。



ウクライナにはザポリッジャ原発を含め、稼働中の原発が4基ある。チョルノービリ原発の跡地には放射性廃棄物があるが、現在はロシアが同地を占拠している。



ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ザポリッジャ原発が攻撃されたことを受け、国際社会に「即時の行動」を強く求めた。



ゼレンスキー氏はツイッターに投稿した動画で、「欧州最大の原発がいま燃えている」と訴えた。



また、ロシア軍について、赤外線カメラを装着した戦車から、ザポリッジャ原発の原子炉6基を意図的に狙って砲撃したと非難した。





「欧州人よ、目を覚ましてほしい」



ゼレンスキー氏はさらに、1986年のチョルノービリ(チェルノブイリ原発事故をふまえ、「世界的惨事」という言葉を使用。もしザポリッジャ原発メルトダウンが発生すれば、影響はずっとひどいものになると訴えた。



そして、「欧州人よ、目を覚ましてほしい。ロシアがウクライナ原発を砲撃していると、自国の政治家に伝えてほしい」と懇願。「ロシアはこれまでのプロバガンダで、世界を核の灰で覆うと警告してきた。今やこれはただの警告ではない。現実だ」とした。



ゼレンスキー氏は、アメリカ、イギリス、欧州連合EU)、ドイツ、ポーランドIAEAの指導者と連絡を取ったと明らかにした。





各国首脳らが非難



イギリスのボリス・ジョンソン首相は、ザポリッジャ原発で出火したとのニュースが流れた直後、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で協議した。



首相官邸報道官によると、ジョンソン氏は、「プーチン大統領の危険を顧みない行動は、欧州全体の安全の直接的な脅威になり得る」と伝えたという。



アメリカのジョー・バイデン大統領も、ロシアに対して原発周辺での軍事行動をやめるよう要求した。



ジェニファー・グランホルム米エネルギー長官は、ザポリッジャ原発の火災についてウクライナのエネルギー相と協議し、アメリカの核緊急支援隊に対応させることを決めたとツイートした。



アメリカの核兵器を監督する立場のグランホルム氏は、「ロシア軍のザポリッジャ原発付近での作戦は危険極まりなく、停止しなくてはならない」と主張。「同原発の原子炉は強力な格納構造によって守られており、安全に停止されている」とした。



カナダのジャスティン・トルドー首相も、原発火災の発生後にウクライナのゼレンスキー大統領と電話で協議した。



トルドー氏はツイッターで、原発への攻撃を非難し、「直ちに停止」するよう求めた。











(英語記事 World leaders condemn attack on nuclear plant / Live Reporting





関連トピックス 原子力 ウクライナ侵攻 ウクライナ ロシア 軍隊











(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/20220304/iaea-10300675.html





ザポロジエ原発 IAEA事務局長、放射性物質の放出はない





2022年3月4日, 21:54







© Sputnik / Alexey Vitvitsky





国際原子力機関IAEA)のグロッシ事務局長は4日、欧州最大級のザポロジエ原子力発電所について、その訓練施設の二義的な建物の1つに「ロケット弾が命中したあと」、放射性物質の放出は確認されていないと発表した。





グロッシ氏は同原発について「原子炉6基すべての安全システムは損傷を受けておらず、放射性物質の放出も起こらなかった」と述べ、「全システムが稼働している」と語った。一方、同氏は「極めて緊迫」した状況が続いていると指摘した。





またグロッシ氏は、原発のセキュリティサービスのスタッフ2人がけがをし、「ロケット弾はロシア軍から飛来した」と主張した。







ウクライナをめぐる情勢悪化

ウクライナとグルジアのNATO加盟拒否は正しい判断だった=独首相

2022年3月4日, 14:10






4日未明、ザポロジエ原子力発電所の研究・訓練施設で火災が発生した。その後、ウクライナ非常事態省は、火災は鎮火し、死傷者はいないと発表した。



欧州最大級のザポロジエ原子力発電所は、エネルゴダル市にある。





関連ニュース







IAEA 原発 ウクライナ











(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/20220307/10316627.html





ロシア軍によるザポロジエ原発の攻撃はウクライナ側のプロパガンダ=露大統領





2022年3月7日, 11:25 (更新: 2022年3月8日, 00:14)







© Sputnik / Aleksey Nikolskyi





ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はフランスのエマニュエル・マクロン大統領と電話会談した中で、ウクライナ南東部にある欧州最大規模のザポロジエ原発で起こった銃撃について、その責任をロシア軍に押し付けようという試みはウクライナ側のプロパガンダであると伝えた。ロシア大統領府のプレスサービスが明らかにした。





会談の中でマクロン大統領は、ウクライナ領における原発の安全保障について、ロシア側に懸念を示したという。一方、プーチン大統領はザポロジエ原発付近の事件について、責任をロシア軍に負わせようというプロパガンダ運動の要素であるとマクロン大統領に伝えた。プーチン大統領によると、ウクライナの急進派は工作グループを動員し、原発付近で挑発行為を起こしたという。また、原発の機能保全はロシア軍が現地の警備グループとともに保証しているとのこと。







ザポロジエ原発 IAEA事務局長、放射性物質の放出はない

3月4日, 21:54






チェルノブイリ原発については、ウクライナ側の「ネオナチ」、「民族主義者」らによる挑発行為を阻止するためロシア軍が管理していると説明した。さらに、ウクライナにおける原発の管理についてロシア側はウクライナ国際原子力機関IAEA)との三者協議に応じる用意があると表明した。先にIAEA側はチェルノブイリでの開催を提案していたものの、プーチン大統領はビデオ会議、または第三国での開催を提案した。

そのほか、会談の中でプーチン大統領ウクライナ政府が民間人の避難に関する合意を順守していないとして批判したほか、人道支援に関する国際法を徹底するよう、フランス側からもウクライナ側に圧力を行使するよう要請した。 そして、ウクライナとはその非軍事化、中立化を条件に交渉を継続する用意がある姿勢を示した。





関連ニュース







ウクライナをめぐる情勢悪化 ウラジーミル・プーチン エマニュエル・マクロン ロシア フランス 原発







―参考―









※2022.3.10 記事を追加しました。

※2022.3.13 リンクを追加しました。