オミクロンを背景として日本に反米の空気 (RFI)

オミクロンを背景として日本に反米の空気 (RFI)









(Vent d'anti-américanisme au Japon sur fond d'Omicron: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20220113-japon-vent-d-anti-am%C3%A9ricanisme-au-japon-sur-fond-d-omicron





オミクロンを背景として日本に反米の空気





発表 2022年1月13日 17:09







南日本・沖縄県金武(Kin)の海兵隊キャンプ・ハンセン、2022年1月6日。AP





RFI






日本では、Covidの症例数が日に日に増加している。1月上旬から流行の第6波が―既に―押し寄せている。そして、列島に駐留する米軍軍人5万人がその俎上に上った。彼らがオミクロン変異株の国内蔓延に大きく寄与したことを全てが示しており、これが国民の怒りを招いているからだ。





報告 RFI東京特約記者、ブルーノ・デュバル



9月上旬から数ヶ月間、米国滞在後に日本に戻った米軍軍人が到着以降に検査を受けることはなかった。



彼らは、日本の法律で求められる14日間の隔離措置を免除されることが非常に多かった。海兵隊員の多くが公道でマスクを着用しなかった。



更に、一部の基地はそこでクラスターが発見されたばかりなのに、居住者に夜間の外出禁止を命じることすらなかった。





「日本に駐留する海兵隊員は日本に対して有らゆる絶対的な権利を持っている」



ウイルスに直面してのこのような軽さは、私たちが首都で出会ったこれらの日本人たちに衝撃を与えている。



「マスクなし、追跡も殆どなし、隔離もいい加減…なんて気楽なこと!本当に我慢できない」と、ある女性は心中を明かす。



「去年の秋にマスクを付けない海兵隊員が街路に出始めたとき、日本政府はボーッとしていないでペンタゴンに抗議すべきだった」と、ある男性は更に踏み込んで言った。



「この米軍兵士たちは私たちを守るためにここにいるが、彼らは全てが許され何でも出来ると思っている。これは悲しく怖いことだ」と、別の通行人が更に付け加えた。



「日本に駐留する海兵隊員は、日本の法律を無視する権利を含め、日本に対して有らゆる絶対的な権利を持っている。それを変えるべきだと思う」と、別の人は雄弁に語った。





既に2020年7月、海兵隊は批判の的になっていた



米軍司令部は、今後はもっと厳格にすると約束した。



しかし、日本人の多くはこれを疑っている。既に2020年7月上旬、海兵隊員たちが独立記念日を祝うためにマスクなしで酒場を回り、感染者数を急増させたことを彼らは忘れていない。





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