日本は新しい映画を通して水俣の環境災害を再発見する (France 24 English)

日本は新しい映画を通して水俣の環境災害を再発見する (France 24 English)









(Japan rediscovers Minamata ecological disaster through new film: France 24 English)

https://www.france24.com/fr/%C3%A9missions/billet-retour/20211022-japon-retour-sur-la-catastrophe-%C3%A9cologique-de-minamata





再訪





日本は新しい映画を通して水俣の環境災害を再発見する





公表日:2021年10月22日 16:10







Minamata Revisited © France 24





記者 ルイ・ブラン|村田龍介|ジャスティン・マッカリー





フクシマの60年前、日本の港湾都市水俣が環境災害に見舞われた。これを忘れた人々もいるが、その記憶は街の名を付けられた病気によって保たれている―水俣病、これは重度の水銀中毒でもある。今、現代における工業による中毒の最悪の事例の1つについて、新しい映画が水俣で初めて上映されようとしている。





水俣は、漁業を主な産業とする西南日本港湾都市だ。1950年代、汚染された魚による深刻な水銀中毒により、都市の住民は重い病気に罹った。しかし、これらの症例が1932年から水銀の派生物を湾に排出していた巨大化学企業・チッソに因るものと突き止められるまで何ヵ月も掛かった。この汚染は1,500人を超える死亡者と重度の障害や先天性疾患を、水俣の人々の間にもたらしたと考えられている。



1971年、米国の報道写真家ユージン・スミス氏と彼のパートナーであるアイリーン氏がこの話を暴露し、被害者たちの写真をライフ誌に初めて掲載した。今年、このカップルの調査を基にしてジョニー・デップ氏がユージン・スミス役で主演した新しい米国映画が公開された。この映画を通して、日本人はこの悲劇を再発見している。この地域では、数千の人々が自分たちに起きた出来事の再認識されることを今でも待っているのだ。



ジャスティン・マッカリー、ルイ・ブラン、村田龍介が報告する。





写真は、写真集『MINAMATA』(ユージン・スミス、アイリーン・M・スミス、クレヴィス社刊―日本語版)から使用した。





日本 環境 中毒 健康 汚染







―参考―