page contents

ファーウェイ副会長が米と司法取引、中国へ帰還 中国拘束のカナダ人2人も解放(BBC NEWS JAPAN)/晩舟氏帰国に関する人民日報の論評「中国の前進の歩みを阻める力はない」(人民網日本語版)

ファーウェイ副会長が米と司法取引、中国へ帰還 中国拘束のカナダ人2人も解放(BBC NEWS JAPAN)/晩舟氏帰国に関する人民日報の論評「中国の前進の歩みを阻める力はない」(人民網日本語版)









(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/58688387





ファーウェイ副会長が米と司法取引、中国へ帰還 中国拘束のカナダ人2人も解放





2021年9月25日・更新 2021年9月26日







AFP

中国・深圳の空港に到着し、支持者に手を振る孟晩舟氏(25日、深圳宝安国際空港)






2018年にカナダ当局に逮捕され、アメリカへの身柄引き渡しが決まっていた中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長(49)が24日、米司法省との司法取引に応じた。こうした中、中国で拘束されていたカナダ人2人が解放された。



米司法省は24日、孟氏と起訴猶予合意に達したと発表。孟氏との司法取引を受け、アメリカ側はカナダへの身柄引き渡し要請を取り下げた。



カナダ・ヴァンクーヴァーの裁判所はこれを受け、孟氏の釈放を命令。アメリカへの身柄引き渡しは中止された。AFP通信によると、約3年間、ヴァンクーヴァーの自宅に軟禁されていた孟氏は、中国国際航空の旅客機で中国・深圳に向かい、現地時間25日夜に帰国した。



中国共産党系の「グローバル・タイムズ」によると、帰国した孟氏は、「ついに帰ってきました!」、「中国の旗がある所には希望の光が輝いています」、「信念に色があるなら、それは中国の紅の色に違いありません」とコメントした。



孟氏の釈放に合わせて、中国で拘束されていたカナダ人2人が解放され、現地時間25日早朝(日本時間25日夜)、カナダ・カルガリーに到着した。ジャスティン・トルドー首相が出迎えた



「2人のマイケル」と呼ばれその安否がカナダで注目されていた2人について、トルドー氏はツイッターで、「あなたたちは見事な強さ、しぶとさ、忍耐力を示した。全国のカナダ人は、ずっとこれまでそうだったように、今後も引き続きお2人を応援し続けます」と書いた。



トルドー首相は25日、アメリカによる孟氏の釈放を受け、中国で拘束されていたカナダ人2人が解放されたと発表していた。







AFP

マイケル・スパヴァー氏(左)とマイケル・コヴリグ氏は2018年、スパイ容疑で中国で逮捕・起訴された






実業家のマイケル・スパヴァー氏と元外交官マイケル・コヴリグ氏は、孟氏がカナダで逮捕された数日後にスパイ容疑で逮捕・起訴された。



スパヴァー氏は今年8月、懲役11年の実刑判決の言い渡しを受けていた。中国はこれまで両氏の拘束について、孟氏の処遇に対する報復措置との批判を否定してきた。





司法取引



米政府は、孟氏が英金融大手HSBCに対してファーウェイと関連会社スカイコムの関係を偽り、アメリカのイラン制裁に違反させようと仕向けたものとみている。



今回の司法取引で孟氏は、主な起訴内容を否認しながらも、自分がHSBCに虚偽説明をした事実は認めると、釈放の条件を受け入れた。



司法取引の結果、米司法省は2022年12月まで孟氏を起訴できなくなった。その間、孟氏が釈放条件を守れば、この件はいずれ不起訴となる。



司法省は、孟氏が「世界的な金融機関に対する詐欺の仕組みで自分が主要な役割を果たしたことについて、責任をとった」と説明した。その上で、ファーウェイに対する裁判準備を継続する方針を示した。







EPA

ブリティッシュコロンビア最高裁判所を出る孟氏






ファーウェイの最高財務責任者CFO)でもある孟氏は2018年12月、アメリカでの詐欺疑惑を受け、カナダ当局に身柄を拘束された。



孟氏のアメリカへの引き渡しをめぐり、中国とカナダの間で緊張が高まっていたほか、孟氏の釈放についても、米中間で激しい外交協議が行われていた。





<関連記事>







ファーウェイへの圧力はそのまま



孟氏は、ファーウェイを創業した任正非氏の娘。ファーウェイは現在、世界最大の通信機器メーカーとなっている。



任氏はファーウェイ創業前に中国軍に在籍していたほか、現在も中国共産党の党員。



ファーウェイ製品をめぐっては、中国政府による情報収集に利用されるのではないかと、欧米で懸念されている。ファーウェイはそのようなことはあり得ないと、否定している。



米政府は2019年には、ファーウェイを安全保障上の懸念がある外国企業のリストに追加。同社が米企業の技術を政府の許可なく入手できなくした。



これまでにイギリスや日本、スウェーデン、オーストラリアなども、ファーウェイ製品を禁止している。一方、フランスやインドでは全面禁止には至っていない。



ファーウェイはなおアメリカで起訴されており、引き続きブラックリストに含まれている。動画アプリTikTokを運営するバイトダンス(字節跳動)などの他の中国企業も、厳しい監視の目にさらされている。







中国ファーウェイ創業者 、「アメリカに押しつぶされるなどありえない」 BBC単独取材





解放のカナダ人も帰国へ



カナダのトルドー首相はコヴリグ氏とスパヴァ―氏が解放された際の記者会見で、駐中カナダ大使のドミニク・バートン氏が同行して帰国していると述べた。



また、2人は「信じられないほど大変な状況にあった」と述べた。



「2人は家族の元へ向かっている。これは、私たちにとって良いニュースだ。2人はこの1000日間、力強く、我慢強く、粘り強く、そして品位をもって過ごしていた」



コヴリグ氏は、ブリュッセルに本拠を置くシンクタンク「インターナショナル・クライシス・グループ」の従業員。スパヴァー氏は、北朝鮮とのビジネスや文化交流を手掛ける団体「Paektu Cultural Exchange」の創業メンバー。



中国の裁判所は今年8月、スパヴァー氏に懲役11年と5万元(約85万円)相当の所有物の没収などを言い渡していた。コヴリグ氏の裁判は3月に始まったものの、まだ判決に至っていなかった。



両氏の処遇については、中国政府が「人質外交」を行っているとの批判が出ていた。



カナダ政府は、スパヴァ―氏に対する裁判は国際法の最低限の基準も満たしていないと非難していた。





(英語記事 Top Huawei boss flies back to China after deal with US / China frees Canadians after Huawei boss released





関連トピックス 外交 アメリカ 中国 カナダ 法律 アジア











人民網日本語版)

http://j.people.com.cn/n3/2021/0926/c94474-9901015.html





孟晩舟氏帰国に関する人民日報の論評「中国の前進の歩みを阻める力はない」





人民網日本語版 2021年09月26日14:10











中国公民であり、華為(ファーウェイ)社の最高財務責任者CFO)である孟晩舟氏は9月25日、中国政府のチャーター機で帰国した。これは中共中央の力強い指導の結果であり、中国政府のたゆまぬ努力の結果であり、全ての中国国民が支持に尽力した結果であり、中国国民の大きな勝利だと言えるだろう。



孟晩舟事件が中国公民を対象とし、中国のハイテク企業に対する抑圧を目的とした政治的迫害事件であることは、事実がとうに証明していた。2018年12月1日、米国の策略により、ファーウェイ社CFOの孟氏はカナダで飛行機の乗り継ぎをした際、カナダの法律になんら違反していない状況下でカナダ当局に不当に拘禁された。米国が孟氏に対して行ったいわゆる詐欺という告発は完全に捏造されたものだ。米国とカナダは2国間の犯罪人引渡し条約を再三濫用し、法律を口実に中国公民に対する迫害という行為を弁護し、責任逃れをしてきたが、米国とカナダの言うところの法律は米国が詐欺や暴力で他人の財産や権利を取り上げ、敵対する相手を抑圧し、私利を手に入れようと図るためのツールに過ぎず、なんの公正性も正当性もないことを国際社会ははっきりと分かっている。



孟晩舟事件において、中国政府は一貫して明確な立場をとってきた。あらゆる必要な措置を講じ、中国政府は揺るぐことなく自国の公民と企業の正当で合法な権利・利益を守ってきた。孟氏の不当拘禁に関する状況が分かった後、中国政府はいち早く厳正な申し入れを行い、厳正な立場を表明し、いち早く孟氏に領事協力を提供した。その後、中国政府はカナダ側に対して孟氏を釈放し、その正当で合法な権利・利益を適切に保障するよう強く促し続けた。そして多くの中国国民が正義を求める声を上げた。孟氏が無事帰国できたことは、中国共産党、14億余りの中国国民、偉大な中華人民共和国が常に中国公民の最も堅固な後ろ盾であることを十分に物語っている。



孟晩舟事件は、中国は事を起こすことはないが、事を恐れもしないことを十分に示した。中国はいかなる形式の政治的強迫と司法濫用行為も決して許さず、中国公民が他国の政治的迫害の犠牲になることも決して許さない。中国国民は正義を尊び、強暴さも畏れぬ人々であり、中華民族は強い民族的誇りと自信を持つ民族だ。中国人はこれまで一度も他国民を迫害したことも、抑圧したことも、奴隷のように使役したこともないし、いかなる外来勢力が我々を迫害することも、抑圧することも、奴隷のように使役することも決して許さない。こうしたことを企んでいるいかなる人、いかなる勢力も、中国国民は決して許さない。



孟晩舟事件の本質は、米国が中国の発展を妨げ、ひいては断ち切ろうとしたことにある。中国が努力を払って守ったのは、一公民の権利や一企業の権利・利益だけでなく、中国国民がより良い生活をし、国が現代化を実現する権利だ。中国国民は孟晩舟事件を通じて、世界が100年間経験していない大きな変動を前にして、我々は揺るぐことなく自分たちの道を歩み、どんな困難にぶつかってもくじけることなく自国の事を行い、ハイレベルの科学技術で自立自強を成し遂げ、偉大な祖国をより強くしていくことなのだといっそうはっきり知ることとなった。



現在、中華民族の偉大な復興の実現は後戻りすることのできない歴史的プロセスへと入った。我々は、民族の復興に近づくほど順風満帆とはいかなくなることをよく知っている。我々は、常に歴史の正しい側に立ち、常に人類の進歩の側に立って、困難を恐れず試練に向き合い、風雨にも負けず前進すれば、我々の偉大な祖国の地位を揺るがすことのできる力などなく、中国の前進の歩みを阻める力などないと確信している。(編集AK)



人民網日本語版」2021年9月26日







―参考―