「IAEAが汚染水の海洋放出計画を検証するために福島を訪問する」(Sputnik日本・RFI)

IAEAが汚染水の海洋放出計画を検証するために福島を訪問する」(Sputnik日本・RFI









(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/japan/202109078678691/





IAEA専門家 8日に福島第一原発を視察







© Sputnik





日本





2021年09月07日 14:36(アップデート 2021年09月07日 14:38)






現在訪日中の国際原子力機関IAEA)の専門家グループは9月8日、2011年に事故を起こした福島第一原子力発電所を視察する。梶山弘志経済産業大臣が7日、記者会見で明らかにした。





梶山氏は、IAEAの専門家らが8日に福島第一原子力発電所を訪れ、ALPS(汚染水を浄化する多核種除去設備)を検証する予定だと発表した。







© AP Photo / Hiro Komae

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さらに梶山氏は、専門家の訪日は日本の取り組みの透明性と信頼性を高めるために非常に有効であり、同省としても日本の努力が正しく評価されるように全面的に協力したいと述べた。



日本政府は4月13日、福島第一原子力発電所の汚染水を処理して海洋に放出すると発表した。この処理水とは汚染水をALPSで処理したもの。これにより大部分の放射性物質は除去されるが、水素の放射性同位体であるトリチウムは取り除くことができない。日本政府は、海洋放出を2年後に予定し、現在準備を進めている。また政府は、処理水を海洋放出する際は、トリチウムの濃度を国際放射線防護委員会と日本国内の基準の40分の1になるまで希釈すると断言している。



福島第一原発の敷地内にある鋼鉄製のタンクには、現在125万トン以上の処理水が溜まっている。日本政府の方針では、処理水は30年かけて海洋に放出される。





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タグ 福島













(Japon: l'AIEA à Fukushima pour évaluer le plan de rejet en mer des eaux contaminées: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20210909-japon-l-aiea-%C3%A0-fukushima-pour-%C3%A9valuer-le-plan-de-rejet-en-mer-des-eaux-contamin%C3%A9es





日本:IAEAが汚染水の海洋放出計画を評価するために福島を訪問へ

Japon: l'AIEA à Fukushima pour évaluer le plan de rejet en mer des eaux contaminées





発表 2021年9月9日 08:13







福島原発敷地の1000基を超えるタンクに、約127万トンの汚染水が貯蔵されている。 AP - Tomohiro Ohsumi





RFI






日本は、福島原発の事故による100万トンを超える汚染水を太平洋に放出することを決めた。この作業は国際原子力機関IAEA)の管理下で2023年に始まる予定だ。日本側当局者たちが作成した放出計画を共同で評価するために、ウィーンの同機関から代表団が東京に到着した。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル



国際原子力機関IAEA)は、日本側計画の透明性と安全性の検証を担当する作業グループに中国と韓国の専門家を加えた。日本は、福島原発の損傷した原子炉の冷却による水と原子炉建屋の地下に染み込んだ地下水の合わせて100万トンを超える水を、太平洋に放出する考えだ。



東電は8月末、水は約1km先の海洋まで直径2.5mの海底配管により運ばれる[投稿者の和訳ことを発表し、配管の建設は来年3月に始まることを明らかにした。





トリチウムの除去は不可能



この水の量は毎日約140トンずつ増えている。水に含まれる全ての放射性核種は処理システムにより除去が可能だが、トリチウムだけは除去できない。このウィーンの機関は、濾過された水が希釈されて、結果的に水に含まれるトリチウムのレベルが低下することを確認したいと考えている。





►これも読む:日本:原発事故から10年、福島はいまなお復興に苦労している[投稿者の和訳





日本は2023年から、発電所の解体期間として想定されている30年から40年を掛けて、ゆっくりと処理水を放出すると予告している。





一般的な慣行



このウィーンの機関は、他の大部分の国では原発が週ごとにトリチウムを含んだ水を海や川に排出していると説明している。中国・台湾・韓国でも同様に排出されているが、彼らは日本の決定を批判している。



福島原発では、1,000基を超えるタンクの貯水能力が限界に達しつつある。発電所を運営する東電は、貯蔵水の維持と監視に毎年8億ユーロ近くを支出している。





日本 福島 環境 汚染 原子力











(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/japan/202109098683188/





IAEA幹部、福島第一原発を視察







© AFP 2021 / Kazuhiro Nogi





日本





2021年09月09日 16:53





トピック 福島第一原発の処理水海洋放出






日本の経済産業省は9日、国際原子力機関IAEA原子力安全・核セキュリティー局の幹部が福島第一原子力発電所における多核種除去設備(ALPS)処理水の関連設備を視察したと発表した。





経済産業省によると、9月6日~9日にIAEA原子力安全・核セキュリティー局のトップを務めるリディ・エヴラールIAEA事務次長が日本を訪れた。エヴラール氏は8日、福島第一原発を訪問し、「ALPS、処理水を貯蔵するタンク群、処理水の処分に関する設備の設置が検討されている港湾部等の現場を視察し、東京電力等と技術的な意見交換を行った」という。



9日にはエヴラール氏と日本の江島経済産業副大臣との会談が行われた。経済産業省ツイッターに、エヴラール氏は会談で「放出される水の性状やプロセスの安全性などについて、IAEAの安全基準に照らした評価を継続的に実施していく」との考えを示したと投稿した。今後、12月を目途にIAEAから派遣団が日本を訪問する予定だという。





トピック 福島第一原発の処理水海洋放出





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