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「菅首相、退陣へ」 (BBC NEWS JAPAN・RFI)

菅首相、退陣へ」 (BBC NEWS JAPAN・RFI









(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/58430649





菅首相自民党総裁選に不出馬 月末に退任へ





2021年9月3日







Getty Images

菅義偉首相






日本の菅義偉首相(72)は3日、今月末に予定されていた自民党の総裁選に立候補しないことを表明した。9月末の総裁任期いっぱいで首相を退任する見通しとなった。



菅首相は同日午後首相官邸で記者団に対して、総裁選出馬と新型コロナウイルス対策の両立には「莫大なエネルギー」が必要となるため、「新型コロナ対策に専任したい」と、総裁選(9月17日告示、29日投開票)に出馬しない意向を述べた。



菅内閣の支持率は7月、8月と下がり続けた。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、各地で医療が逼迫(ひっぱく)して入院治療が受けられない人が続出する中、8月に入り菅内閣の支持率各種世論調査で30%を割り込み、毎日新聞が8月28日に実施した世論調査では支持率が26%まで落ち込んでいた。



8月22日には地元・横浜で行われた市長選で、菅氏が後押しした候補が、約18万票の大差で野党推薦の候補に敗れていた。



こうした状況で、10月実施見通しの総選挙へ向けて、党内で様々な不満や不安が出ていたと報道されている



菅氏は同日午前に開かれた自民党の臨時役員会で、総裁選不出馬を伝えた。これを受けて自民党二階俊博幹事長は記者団に対して、「正直びっくりしているが、考えに考えた末ご決断されたのだろう」、「まことに残念。精いっぱいおやりになった」と話した。記者から「内閣支持率の低下、党内の若手の不満が関係あるか」と質問されると、「全く関係ない」と答えた。



3日の東京株式市場では、菅氏の総裁選不出馬のニュースが伝わると、買い注文が広がった。日経平均株価は前日終値から500円以上値上がりし、一時2万9000円台を回復した。TOPIXは前日比33.15ポイント(1.7%)高の2016.72となり、1991年4月以来の高値をつけた。東京の金融市場は今週すでに、解散・総選挙への思惑から続伸を続けていた。



新型コロナウイルスの感染拡大が続く日本では現在、21都府県で9月12日まで緊急事態宣言が発令されている。陽性者は累計152万人を超え、計1万6184人が亡くなっている(3日現在)



日本では欧米に比べてワクチン接種事業が大きく遅れたが、予定通り7月下旬から東京オリンピックパラリンピックを開催。その後、感染者が各地で一気に増えた。このことが菅内閣の支持率悪化につながったとも言われている。



秋田県のイチゴ農家に生まれた菅氏は、1987年に横浜市会議員に初当選。1996年に自民党公認で神奈川2区から衆院選に立候補し、初当選した。



2005年に第3次小泉内閣で総務副大臣(情報通信、郵政担当)となり、翌年には第1次安倍内閣総務相として初入閣した。



政権交代を経て2012年に第2次安倍内閣が発足すると、内閣官房長官に就任。2020年8月に安倍氏が持病悪化を理由に辞意を発表すると、総裁選を経て党総裁となり、自動的に総理大臣となった。





(英語記事 Yoshihide Suga to step down as Japan's prime minister





関連トピックス 日経平均 コロナウイルス 東京証券取引所 2020年東京五輪 菅義偉 政治 日本











(Japon: le Premier ministre Yoshihide Suga va quitter le pouvoir: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20210903-japon-le-premier-ministre-yoshihide-suga-va-quitter-le-pouvoir





日本:菅義偉首相が権力から離れることに





発表 2021年9月3日08:22







2021年9月3日、菅義偉・日本首相は東京での記者会見で、自民党の党首選挙に再出馬しないことを表明した。 AFP - BEHROUZ MEHRI





RFI






この日本首相は、総選挙直前の9月29日に行われる党内選挙に再出馬しないことにした。事実上、彼は権力から離れることになる。これは驚きだ。記録的な不人気にも係わらず、彼はこの党内選挙の本命候補と見なされていた。日本が衛生危機の始まりから4度目となる最悪のCovid-19感染の波を抑え込むことが出来ない今、この世界第3の経済大国の首相はパンデミックに直面した自身の行動について厳しい批判を受けている。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル



菅義偉首相は、「健康に危険のない」五輪大会の運営に成功したことを自賛していた。事実その通りだが、衛生面のバブルを施した選手村の外では、特に遥かに感染しやすいデルタ変異株によるCovid-19の症例発生が東京でずっと爆発的に続いており、現在に至っている。



日本国民の多くは、政府が自分たち本来の安全な衛生環境を五輪大会の祭壇に生け贄として捧げたと感じている。彼らは、パンデミックの統御に失敗した首相と官僚機構を全く信用しなくなった。





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公的病院制度の手に余る



日本では他国よりも長い期間、衛生危機に上手く対抗していた。今日、最早これは当てはまらない。殺到する患者は公的病院制度の手に余っており、自治体は入院を最も深刻な症例に限定せざるを得なくなっている。ワクチンの供給に問題がある。官僚機構はボトルネックを作らずにワクチンの流通を確保することが出来ず、また、注文にも遅れを取ってしまった。ワクチンを2度とも接種できた[投稿者の和訳国民は3分の1を超えるに過ぎない。



10月には総選挙が実施される予定だ。戦争終結以来ほぼ途切れることなく政権に就いている保守政党は無能だが、そのために権力を維持できなくなることはないだろう。野党は分断し余りに弱い。世論調査による菅義偉首相の支持率は最低で、彼は生け贄のヤギの役目を果たしている。





►これを(再び)読む:日本:異色の政治家・菅義偉氏が安倍晋三氏の後任になる[投稿者の和訳





日本 菅義偉 コロナウイルス







※2021.9.8 訳文の一部を見直しました。