日本でモデルナワクチン163万回分の接種を見合わせ 異物混入の報告 (BBC NEWS JAPAN)/日本:一部の瓶内で異物が見つかったため、モデルナ社製ワクチンの新たなロットを一時使用中止に (RFI)

日本でモデルナワクチン163万回分の接種を見合わせ 異物混入の報告 (BBC NEWS JAPAN)/日本:一部の瓶内で異物が見つかったため、モデルナ社製ワクチンの新たなロットを一時使用中止に (RFI)













(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/58338394





日本でモデルナワクチン163万回分の接種を見合わせ 異物混入の報告





2021年8月26日







Reuters





日本の厚生労働省は26日未明、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンで異物混入が報告されたとして、一部の接種を見合わせると発表した。



東京、埼玉、愛知、茨城、岐阜の5都県8カ所の接種会場で、未使用の瓶内に異物が見つかったという。



モデルナワクチンの国内の流通を担当す武田薬品工業によると、接種を見合わせる対象ロットは「3004667」(約57万回接種分)、「3004734」(約52万回接種分)、「3004956」(約54万回接種分)の計163万回分。



NHKによると厚労省は同じ工場で製造されたワクチンを配送した全国863カ所の接種会場に、使用を見合わせるよう26日から連絡を取っている。



厚労省は、「これまでに対象ロットにおいて本件に関連して発生したとみられる安全性上の懸念に関する報告は受けていません」と発表した。



武田薬品工業も、「これまでに対象ロットにおいて本件に関連して発生したとみられる安全性上の懸念に関する報告は受けておりません」と述べている。さらに、「特定のロットについて未使用のバイアル内に異物があるという複数の接種会場からの報告を受け、直ちに本ワクチンの製造を行うモデルナ社にこれらの異物・原因等に関する緊急調査を依頼いたしました」と説明している。





異物は粒子状の金属か



朝日新聞など複数報道によると、異物は39瓶(接種390回分)から見つかった。朝日新聞によると、厚労省幹部が異物は金属で、製造過程で入ったとの見方を示している。NHKは、製造工程で入り込んだ粒子状の金属と厚労省が見ていると伝えた。



混入は8月中旬以降に複数の会場で医療従事者が気づき、会場が武田薬品工業に報告。武田薬品からの報告で、厚労省は25日に把握したという。モデルナは、規制当局や武田薬品と共に、事態を調査する方針を示している。



日本向けのモデルナ製ワクチンは、すべてスペインの同じ企業の工場で製造されている。



日本では現在、デルタ株を中心とする新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。政府は25日、北海道など8道県への緊急事態宣言の発令と、高知など4県への「まん延防止等重点措置」の適用を決めた。宣言は計21都道府県、重点措置は計12県となる。期間はいずれも8月27日から9月12日まで。対象地域には、病床確保などの医療提供体制の強化を求める。



東京パラリンピックが開かれている東京都では26日、新たに4704人の感染を確認した。新規陽性者数の直近7日間移動平均は4352.9人(対前週比91.2%)。また、11人の死亡が確認されたという。



日本では24日までに42.6%がワクチン2回の接種を終え、53.6%が1回目の接種を受けている。





(英語記事 Japan suspends 1.6 million Moderna doses over contamination fears





関連トピックス コロナウイルス ワクチン 日本













(Japon: de nouveaux lots du vaccin Moderna suspendus en raison d'impuretés dans certaines fioles: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20210829-japon-de-nouveaux-lots-du-vaccin-moderna-suspendus-en-raison-d-impuret%C3%A9s-dans-certaines-fioles





日本:一部の瓶内で異物が見つかったため、モデルナ社製ワクチンの新たなロットを一時使用中止に





発表 2021年8月29日 14:57







男性がモデルナ社製ワクチンの接種を受ける。2021年6月21日、東京にて。 Behrouz MEHRI AFP/Archivos





RFI






モデルナ社製ワクチンの欠陥品のロットが日本の列島最南端・沖縄県で新たに見つかった。地元自治体は、同ワクチンの使用を一時中止する決定をした。この決定の前日に日本の厚生省は、一部の瓶に混入物のあるモデルナ社製ワクチンの注射を受けた男性2人が死亡したことを受けて、調査を始めている。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル



欠陥品のロットが新たに見つかったことを受け、日本の沖縄県群馬県では8月29日日曜日、モデルナ社製Covid-19ワクチンの注射を一時中止したと地元各当局が発表した。沖縄のワクチン接種センターでは、ワクチンの注射器と瓶の中から黒とピンクの物質が検出された。センターでは数日前に、使用を中止されたものと異なるロットのワクチンが使われていた。



確かに、製品の一部の瓶に異物が入っているという報告を日本の流通元・武田社が受けてから1週間以上後の8月26日に、日本では既に163万回分のモデルナ社製ワクチンの使用を中止する決定をしている。





男性2人の死を受けた調査



厚生省は土曜日、モデルナ社製ワクチンの欠陥品3ロットのうちの1つから8月に2回目の接種を受けた、30歳と38歳の男性2人が死亡したことを公表した。同省は調査を開始した。



現時点では、死亡の原因がワクチンだった証拠はない。そして、この米企業の欧州子会社が製造した瓶の中身から見つかった粒子の性質はまだ判っていない。モデルナ社によると、今回の欠陥の原因は、スペインの生産設備の1つで製造上の問題があったためかも知れない。日本の厚生省は、欠陥品のロットからワクチン接種を受けた人の数を公表していない。





日本 コロナウイルス ワクチン







―参考―