「新時代」の到来:米大統領、米国はもう軍事力で他国を「作り直す」ことしない=ニューヨークタイムズ(Sputnik日本)

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「新時代」の到来:米大統領、米国はもう軍事力で他国を「作り直す」ことしない=ニューヨークタイムズ







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米国





2021年09月02日 19:41(アップデート 2021年09月02日 20:22)






ニューヨークタイムズは、米国のバイデン大統領が、米国は他国を立て直すための大規模な軍事作戦の時代を終わらせると公言したと報じた。バイデン大統領は今後、大規模な地上での軍事紛争を回避し、中国との競争や、ロシアのサイバー攻撃などへの対抗に力を入れる考えを示したとニューヨークタイムズは伝えている。





記事によれば、バイデン大統領は20年にわたったアフガニスタン戦争を終結させたことに対する批判を完全に否定し、米軍の混乱した撤退は、米国が軍事力を行使する時代を終わらせる「とてつもない成功」であると強調した。またバイデン大統領は、米国は今後、経済やサイバー安全保障などの分野での中国とロシアとの競争に重点を置き、外交方針は、新たな技術を用いて外からの脅威に対応に集中した戦略を基礎とすると述べ、こうした戦略は大規模な軍事作戦を行わずに敵に深刻な打撃を与えることができると指摘した。







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ニューヨークタイムズによれば、バイデン大統領は、米国の「新たな時代」に入ったと明言した。今後、米国は他の国を立て直そうとするのをやめるとの姿勢を示し、「世界は変わり続けており」、米国政府もそれに合わせて変わっていく必要があると強調した。またバイデン大統領は「米国政府指導部が過去20年間行ってきた外交政策に終止符を打ち、我々は過ちから学ばなければならない」と述べ、新たな方向性については、「第一に、明確で達成できる目標を持った任務を設定することであり、第二に、根本的な米国の国家安全保障の利益に焦点を当てる」と語った。



バイデン大統領が、アフガニスタンからの米軍撤退を「とてつもない成功」とした理由について、アフガニスタンでの戦争はもはや米国の基本的利益に直結しなくなったと説明したというニュースは、「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。





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