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「英空母打撃群が南シナ海に入る、中国の反応」 (Sputnik International)

「英空母打撃群が南シナ海に入る、中国の反応」 (Sputnik International)







(UK Warship Reportedly Enters South China Sea As Part of Carrier Strike Group Despite China's Warning: Sputnik International)

https://sputniknews.com/asia/202107271083470487-uk-warship-reportedly-enters-south-china-sea-as-part-of-carrier-strike-group-despite-chinas-warning/





報道によると、英軍艦が中国の警告を余所に空母打撃群の一部として南シナ海に入る







© REUTERS / SERGEY SMOLENTSEV





アジア・太平洋





2021年7月27日 12:29 GMT





記者 スべトラーナ・エキメンコ






7月中旬、HMSクイーン・エリザベスの率いる英空母打撃群は、「航行の自由」作戦のために南シナ海に向かう途中、インド海軍との合同演習のためにインド洋に入った。北京はこれに伴い、係争区域における「自国の主権と安全を守る」ための措置を取ると、ロンドンに警告した。





英メディアが船舶自動識別装置(AIS)のデータを引用し、6月にクリミア沖ロシア領海の不法な航行を試みた英海軍の軍艦HMSディフェンダー南シナ海に入ったと報じた。同海の海域の大部分については中国が主権を主張している。











この45型駆逐艦は、先頃コンカン演習に参加したHMSクイーン・エリザベス空母打撃群CSG21の一部だ。











同演習には英海軍とインド海軍の艦艇が参加し、多数の海上訓練を行った。この訓練演習の後に空母打撃群の一部が分離し、これに伴い数隻の船が先だって北京の発した警告を無視して係争中の南シナ海に向かっている。











相当な量の石油・ガス類が眠っている南シナ海は中国とその近隣諸国にとって、西沙諸島南沙諸島などを含めた水域の海上国境をめぐる紛争の中で、長年の緊張の源となっている。中国・ベトナム・フィリピン・マレーシア・ブルネイは全て競合する主張を行っている。



北京は、南シナ海130万平方マイルのほぼ全てに対する領有権を主張している。



先月、ドミニク・ラーブ英外相は、新造されたHMSクイーン・エリザベス―英海軍の「旗艦」と呼ばれる―の率いる英小艦隊が南シナ海に入りつつあると、北京に警告した。





「私たちがこの権利を行使・擁護することは至極当然であり、私たちはウクライナ領海から南シナ海までこれを行う」と、ラーブ氏は下院外交委員会で語った。






英海軍打撃群の艦艇は9月に日本の5つの港を訪問する予定だと、ベン・ウォレス国防相の東京訪問中に当局者たちが語った。ウォレス国防相は4月下旬に打撃群のインド太平洋ミッションを褒め称えた際に、打撃群が「世界国家イギリスのために旗を掲げるだろう」と強調した。











彼の発言に先立ち、3月下旬にボリス・ジョンソン英首相が議員たちに国の新しい外交政策レビューを示した。この報告書は、インド太平洋地域が「ますます世界の地政学的中心に[なりつつある]」と指摘した。





イギリスの『力の誇示』



イギリスの最新空母が最初の作戦任務のために係争中の海域を含む太平洋地域に展開されるとの諸報道への反応として、中国国防省の譚克飛(Tan Kefei)報道官は次のように述べた。これは1月初旬にサウス・チャイナ・モーニング・ポストが伝えた。





「中国側は、南シナ海が武器や軍艦に支配された大国の競争の海になるべきでないと考える。南シナ海の軍事化の本当の源は、力を誇示するために本国から数千キロ離れた地点に艦隊を送る、この地域以外の国々から来ている。中国軍は、南シナ海の平和や安定と共に、自国の主権・安全・開発の利益を守るための必要な措置を取る」と語った。






これまでのところ、係争中の水域に英軍艦が入ったとの報道について中国からの公式声明はない。





英軍艦についての事件



6月下旬、HMSディフェンダーは緊迫した事件に巻き込まれた。同駆逐艦が地中海の英打撃群から離脱して黒海に入り、そこでクリミア半島沖の領海に侵入してロシアの怒りを招いたためだ。



ロシア軍はこの違反行為を受けて警告射撃を行ったが、退去を促す更なる諸警告を駆逐艦が無視したため、Su-24M戦闘機を緊急発進させて駆逐艦の進路に爆弾を投下させた。



モスクワは意図的な挑発としてこの事件を激しく非難したが、ロンドンは当初、発生した出来事を否定する一連の説明を行った。



国防省はロシアが警告射撃を行ったことを否定したが、乗艦したBBC記者はそれが行われたことを確認している。その一方で、モスクワのイギリス大使館は、同艦は「ウクライナ領海を無害通航」しているに過ぎないとの主張を続けた。それでも、ロシア連邦保安庁が公開したビデオでは、警告を無視した同艦が発砲後にやっとロシアの海域を出る様子が示された。











一方、先月、同艦の通過が起こし得る結果について分析を試みた、6月21日の日付入りの英国防省機密文書が、ケントのバス停で一般市民により発見された。この文書は、その挑発的な事件がモスクワの反応を得るために意図的に計画されたことを示唆していると、BBCは指摘した。





関連:









タグ 中国, 南シナ海, 南シナ海紛争, 南シナ海, ベン・ウォレス, ボリス・ジョンソン







―参考―

















(Beijing Vows to 'Take Necessary Actions' After UK Aircraft Strike Group Passes Through S. China Sea: Sputnik International)

https://sputniknews.com/world/202107301083493165-beijing-vows-to-take-necessary-actions-after-uk-aircraft-strike-group-passes-through-s-china-sea/





英航空機打撃群の南シナ海通過を受け、北京は「必要な行動を取る」と宣言する







© AFP 2021 / ROYAL NAVY / CROWN COPYRIGHT





世界

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2021年7月30日14:01 GMT(更新2021年7月30日14:02 GMT





記者 オレグ・ブルノフ






中国外務省は先週、イギリスが2隻の英軍艦をアジアの海域に常駐配備する計画を発表したことを受け、ロンドンに対し軍事力を誇示しないよう警告した。





中国国防省の呉謙(Wu Qian)報道官は、南シナ海の係争中の海域を航行する英空母打撃群に対し、北京が同じ方法で対応するかも知れないと警告した。



金曜日、同報道官は記者団に対し、同省は航行の自由を尊重するが論争を招きかねない有らゆる海軍の活動に断固反対すると語った。





「イギリスと日本の間の最新の軍事協力を含め、かかる行動のために地域の平和が不安定になっては決していけない。中国海軍は、かかる行為への対抗手段として有らゆる必要な行動を取るだろう」と、呉氏は指摘した。






中国の国営タブロイド紙・環球時報は彼の発言を繰り返し、「南シナ海におけるイギリスの存在という発想自体が危険だ」と指摘した。







© REUTERS / Peter Nicholls

英海軍の新空母HMSクイーン・エリザベスがイギリスのポーツマスに到着する、2017年8月16日。






「ロンドンが地政学的に重要なこの地域で軍事的存在の確立を試みても、地域の現状を混乱させるだけだ[…]。さらに、中国に対し実際に何らかの行動を取ることがあれば、それは敗北を求めるということだ」と、同紙は指摘した。






この主張は、イギリス国防省のある報道官がHMSクイーン・エリザベス打撃群について、「国際貨物の3分の1が毎年行っているのと全く同じように」南シナ海を合法的に航行すると、述べたことを受けて出されたものだ。



北京の他にも、フィリピン・ブルネイ・マレーシア・ベトナムなど数々の国が南シナ海の係争中の海域における主権を主張している。米国はこの地域において主権を主張していないが、いわゆる「航行の自由」作戦を現地で度々実施し、そのために北京から非難を受けてきた。





中国に対して力を誇示しないよう、北京は警告する



先週、中国外務省は金曜日の呉氏の発言を受け、北京は「中国に向けて力を誇示する活動に断固反対する」と指摘し、ロンドンがアジアに軍艦を派遣したいとの意欲は「中国の主権と安全を損ね、地域の平和と安定を傷つける」と付け加えた。





これに先立ち、ベン・ウォレス英国防相は今月初め、「[クイーン・エリザベス空母]打撃群の配備開始に続き、イギリスは今年後半から[インド太平洋]地域に2隻の船を常駐配備する予定だ」と述べた。






ウォレス氏によれば、HMSスペイとHMSタマー―いずれもイギリス海軍の新しいリバー型哨戒艇―の配備は、豪州・日本・シンガポールや、更には恐らく米国との行動を支援することを目的とする。







© AP Photo / Bullit Marquez

南沙諸島の人工島・スビ礁にある中国の構造物や建物は、フィリピンが主権を主張する係争中の南シナ海沖のパグアサ島から18 km(11マイル)離れた地点で見られる。






同国防相は、日本の菅義偉首相・岸信夫防相との会談後にこの決定を発表し、ロンドンと東京には「自分たちの脅威となる敵から身を守ることの出来ない人々を守る」義務があると強調した。





4月、ウォレス氏は打撃群のインド太平洋遠征を褒め称え、彼はその際に、国の「影響力」を守り、また、イギリスの「今日と明日の安全保障上の課題に取り組む責務」を改めて打ち出すために、打撃群は「世界国家イギリスの旗を掲げるだろう」と強調した。








© AP Photo / Bullit Marquez

米軍艦が南シナ海・西沙諸島近くの海域に不法に入ったと、中国軍が述べる






彼の発言は、ボリス・ジョンソン英首相が3月下旬にイギリスの議員たちに国の新しい外交政策レビューを示したことを受けている。この文書では、インド太平洋地域が「ますます世界の地政学的中心に[なりつつある]」と明確に述べられた。



また、この文書では、北京の力と主張の高まりが現在の10年間の主要な「地政学的要因」になりそうなことが論述されており、中国が世界に与える影響力の増大に適応するための更なる努力をイギリスに促している。





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タグ イギリス, 中国, 南シナ海, 航行, 地域, 主権, 航行の自由