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「2021年6月、NATO首脳会談をめぐって」(BBC NEWS JAPAN・人民網日本語版)

「2021年6月、NATO首脳会談をめぐって」(BBC NEWS JAPAN・人民網日本語版)









(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/57478665





NATO、中国の軍事脅威を警戒 首脳会議で宣言





2021年6月15日







AFP

軍備を拡大している中国軍の潜水艦(資料写真)






北大西洋条約機構NATO)の首脳会議が14日、ベルギー・ブリュッセルの本部であり、中国の軍事的脅威に懸念を示す首脳宣言を発表した。中国の行動は「全体にとっての挑戦」だとした。





首脳らは中国について、核軍備を拡張していると指摘。また、軍の近代化が「不透明」で、ロシアと軍事協力をしているとした。



NATOイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、中国が軍事と技術の両面でNATOに「接近している」として警戒が必要だと主張。一方で、中国との新たな冷戦は望んでいないと強調した。



NATOは欧米30カ国で構成する強大な政治・軍事同盟。第2次世界大戦後の1949年に、共産主義の拡大の脅威に対抗するため創設された。





バイデン大統領初のNATO首脳会議



アメリカのジョー・バイデン大統領にとっては、就任後初のNATO首脳会議となった。



バイデン氏はNATOについて、「アメリカの国益」にとって極めて重要だとし、加盟国の集団防衛に関する条約第5条を「神聖な義務」と表現した。



アメリカとNATOの関係は、ドナルド・トランプ前米政権時代に悪化した。トランプ氏はNATOへの拠出金や欧州諸国の防衛義務に不満を漏らしていた。



バイデン氏は、16日にスイス・ジュネーヴで予定されているロシアのウラジーミル・プーチン大統領との初の首脳会談について質問されると、同大統領を頭がよくてタフな「好敵手」だと評した。



ただ、会談の際には、サイバー攻撃などロシアによる「有害行為」に関して厳しい姿勢で臨むと強調した。







EPA

NATO首脳会議で会話するアメリカのバイデン大統領(右)とトルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領(14日)






NATOの中国への懸念



NATO首脳会議で発表されたコミュニケ(首脳宣言)は、中国が「表明している野心と積極的な行動によって、ルールに基づく国際秩序と同盟の安全保障の分野に全体的な挑戦をもたらしている」と主張。



「中国の度重なる透明性の欠如と偽情報の利用を引き続き懸念している」とした。







Reuters

NATOのストルテンベルグ事務総長は中国との冷戦を望んでいないと述べた






ストルテンベルグ事務総長は記者団に、「私たちは中国と新たな冷戦に突入しているわけではないし、中国は対抗相手でも敵でもない」と述べた。



同時に、「私たちは同盟として、中国の台頭もたらす安全保障上の挑戦に共同で対処する必要がある」とした。



中国の軍は現役の兵士が200万人を超える、世界最大の軍隊となっている。



NATOは中国の軍事力拡大に懸念を深めている。近年は中国がアフリカに軍事基地を設置していることに警戒を強めている。



イギリスのボリス・ジョンソン首相は、「中国について言えば、会議に出席した誰も、中国との新たな冷戦に陥りたくないはずだと思う」と話した。







EPA

NATO首脳会議の会場に到着したイギリスのジョンソン首相






イギリスで先週開かれた主要7カ国(G7)首脳会議では、人権問題や新型コロナウイルスの起源の調査などについて、中国を批判する首脳宣言を出した。



この日のNATO首脳会議では、米軍や同盟国軍などが撤退するアフガニスタンのカブール空港について、存続のための資金をNATOが拠出することでも一致した。NATO加盟国のトルコが、米軍などの撤退後、空港の警備や運営に当たると申し出た。





(英語記事 Nato warns of military challenge posed by China







―参考―











人民網日本語版)

http://j.people.com.cn/n3/2021/0615/c94474-9861234.html





NATO首脳声明に中国「冷戦思考とブロック政治心理が災い」





人民網日本語版 2021年06月15日15:12





欧州連合中国政府代表部の報道官は14日、NATO首脳会議共同声明の中国に関する内容について、「NATOが中国をいわゆる『体制上の挑戦』としたのは、『冷戦思考の継続とブロック政治心理が災いしたもの』だ。中国が誰かに対して『体制上の挑戦』となることはありえないが、誰かが中国に対して『体制上の挑戦』をしようとするのなら、中国は無関心ではありえない」と強調した。中国新聞社が伝えた。



報道官は、「2021年の中国の国防費は1兆3500億元(約2090億ドル、1ドルは約110円)、対GDP比は1.3%であり、NATOの『及第ライン』を下回る。一方、2021年のNATO加盟30ヶ国の軍事費は総額1兆1700億ドルにも達する見通しであり、全世界の軍事費総額の半分以上を占め、中国の5.6倍だ。一体誰が世界中に軍事基地を設け、誰の空母が四方で武力を誇示しているのか、全世界の人々ははっきりと目の当たりにしている」と指摘。



さらに、「中国の発展を理性的に受け止め、様々な形の『中国脅威論』を誇張宣伝するのを止めるようNATOに促す。中国の正当な利益や合法的権利を、ブロック政治を弄し、人為的に対立を造り出し、地政学的競争を刺激する口実にしてはならない。より多くの力を対話と協力の推進という正しい道に向け、世界と地域の安全・安定の維持に真に資する事をより多くなすべきだ」とした。(編集NA)





人民網日本語版」2021年6月15日











(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/57493292





中国、NATOに「中国脅威論」の誇張やめるよう求める





2021年6月16日







Getty Images

NATOは中国の軍事強化を警告しているが、中国との冷戦は望んでいないとしている






中国は15日、北大西洋条約機構NATO)加盟国首脳が中国の軍事的脅威について、「全体にとっての挑戦」だと警告したことについて、同国の平和的発展に対する中傷だと非難し、中国脅威論の誇張をやめるよう求めた。



NATO首脳らは14日、中国が核軍備を拡張していると指摘。



首脳会議で発表されたコミュニケ(首脳宣言)は、中国が「表明している野心と積極的な行動によって、ルールに基づく国際秩序と同盟の安全保障の分野に全体的な挑戦をもたらしている」と主張した。



これに対し中国は、同国の防衛政策は「本質的に防衛的なもの」であるとし、「対話の促進にもっとエネルギーを注ぐ」ようNATOに求めた。



中国の欧州連合EU)代表部は声明で、「我々の防衛と軍事的近代化の追求は正当で、合理的で、開放的で透明性があるものだ」とした。



また、NATOは中国の発展を「理性的な方法で」とらえ、「中国の正当な利益と権利を、集団政治を操作し、対立を生み出し、地政学的競争をあおるための口実にするのをやめる」べきだと付け加えた。



この日、台湾は中国軍の航空機28機が台湾の防空識別圏に侵入したと発表した。防空識別圏への侵入は今月で5回目で、これまでで最大規模の侵入となった。







AFP

軍備を拡大している中国軍の潜水艦(資料写真)






NATO首脳会議は14日、ベルギー・ブリュッセルの本部で開かれた。



アメリカのジョー・バイデン大統領にとっては、就任後初のNATO首脳会議となった。



NATOは欧米30カ国で構成する強大な政治・軍事同盟で、ロシアを最大の脅威と見なしている。



バイデン氏は16日にスイス・ジュネーブでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談する予定。





NATOの中国への懸念



NATO首脳会議で発表されたコミュニケ(首脳宣言)は、中国が「表明している野心と積極的な行動によって、ルールに基づく国際秩序と同盟の安全保障の分野に全体的な挑戦をもたらしている」と主張。



「中国の度重なる透明性の欠如と偽情報の利用を引き続き懸念している」とした。







Reuters

NATOのストルテンベルグ事務総長は中国との冷戦を望んでいないと述べた






ストルテンベルグ事務総長は記者団に、「私たちは中国と新たな冷戦に突入しているわけではないし、中国は対抗相手でも敵でもない」と述べた。



同時に、「私たちは同盟として、中国の台頭もたらす安全保障上の挑戦に共同で対処する必要がある」とした。



中国の軍は現役の兵士が200万人を超える、世界最大の軍隊となっている。



NATOは中国の軍事力拡大に懸念を深めている。近年は中国がアフリカに軍事基地を設置していることに警戒を強めている。



イギリスのボリス・ジョンソン首相は、「中国について言えば、会議に出席した誰も、中国との新たな冷戦に陥りたくないはずだと思う」と話した。







EPA

NATO首脳会議の会場に到着したイギリスのジョンソン首相






イギリスで先週開かれた主要7カ国(G7)首脳会議では、人権問題や新型コロナウイルスの起源の調査などについて、中国を批判する首脳宣言を出した。



この日のNATO首脳会議では、米軍や同盟国軍などが撤退するアフガニスタンのカブール空港について、存続のための資金をNATOが拠出することでも一致した。NATO加盟国のトルコが、米軍などの撤退後、空港の警備や運営に当たると申し出た。





(英語記事 Beijing accuses Nato of exaggerating China threat