「米上院議員団が米軍機で訪台、70万回分のワクチンを寄付。総統は感謝、北京は抗議。」(RFI・TAIWAN TODAY・人民網日本語版)

「米上院議員団が米軍機で訪台、70万回分のワクチンを寄付。総統は感謝、北京は抗議。」(RFI・TAIWAN TODAY・人民網日本語版)









(Taïwan: une visite de sénateurs américains qui pourrait provoquer l'ire de Pékin: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20210606-ta%C3%AFwan-une-visite-de-s%C3%A9nateurs-am%C3%A9ricains-qui-pourrait-provoquer-l-ire-de-p%C3%A9kin





台湾:米上院議員たちの訪問が北京の怒りを呼ぶかも知れない





発表 2021年6月6日 11:48







2021年6月6日、台湾に到着した米上院議員の代表団。AFP - ADEN HSU





RFI






金曜日に100万回分を超えるワクチンを台湾に寄付すると発表した日本に続き、今度は米国が同盟国を支援する番だ。台湾は長らく適切な感染症対応の模範とされていたが、この2週間で症例数が急増している。日曜日、米上院議員の代表団が台北に到着し、750,000回分のCovid-19ワクチンを寄付すると発表した。この訪問は北京の怒りを呼ぶ恐れがある。



民主党2名・共和党1名から成る米上院議員3名の台湾訪問は目立たずに済まなかった。いずれにせよ、駐機場で撮影されたこの写真は北京を怒らせる恐れが強い。巨大な米空軍機の前で、代表団は台湾外相と並んでカメラマンたちに挨拶するポーズを取っている。





謝辞



米国の行動は異例だ。北京を唯一の公式な中国の代表として認めるため1979年に台北との外交関係を断ったが、C-17軍用機に高官を乗せて台湾に派遣することを決めたのだ。上院議員たちは続いて台湾総統に会った。総統は、バイデン政権が台湾をコバックス国際流通システムの枠組みによるワクチン優先受給国の1つに入れたことについて、自ら謝意を述べた。





「救命ブイ」



この行為を「救命ブイ」として歓迎する。我が国はこれを「忘れないだろう」と、蔡英文氏は強調した。2350万人の住民が住むこの島は、これまでに約90万回分のワクチンしか受け取っておらず、研究所にワクチンを注文しようとする自国の試みを中国が全て阻止したと非難している。





► これも読む:日本は台湾に100万回分を超えるワクチンを送り、中国に挑戦する[投稿者の和訳





台湾 中国 米国 コロナウイルス 外交











(TAIWAN TODAY)

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=201651





蔡総統が訪台の米上院議員3人と対面、コロナ対抗のための支援に感謝





発信日: 2021/06/07







蔡英文総統(右)が6日、台湾を訪れた米連邦議会上院議員3人と対面し、米国と日本のサポートは台湾が新型コロナウイルスに対抗していく上で大変大きな助けになると感謝した。左は米国のタミー・ダックワース上院議員。(総統府サイトより)





蔡英文総統が6日午前、台湾を訪れた米連邦議会上院議員3人と対面し、3人は忙しい訪韓スケジュールをこなした後でわざわざ台湾を訪問し、米連邦議会における党派を超えた台湾支持のメッセージを具体的な行動で伝えてくれたとして感謝した。蔡総統は、米国と日本のサポートは台湾により多くの新型コロナウイルスワクチンを獲得できるチャンスをもたらすなど、台湾が新型コロナに対抗していく上で大変大きな助けになると説明、台湾と米国のパートナーシップが今後も深まり、ポストコロナ時代にいっそう世界に貢献出来ることを期待した。



蔡総統はあいさつの中でまず、タミー・ダックワース(Tammy Duckworth)上院議員、ダン・サリバン(Dan Sullivan)上院議員、クリス・クーンズ(Chris Coons)上院議員の来台を歓迎、3人はいずれも台湾のよい友人だと述べた。蔡総統は、ダックワース議員は長年、米議会で台湾のための発言を行っていると感謝、またサリバン議員とは総統就任前から米ワシントンD.C.で対面したことがあり、同議員は過去5年間に2度来台して真摯かつ実務的なアドバイスを数多く提供してくれていると説明した。また、クーンズ議員については、同議員が一昨年初めて来台したのはちょうど「台湾関係法」制定40周年の時で、その際には数多くの貴重な意見を交わすことが出来たと振り返った。



蔡総統は、ここ数年台湾と米国は「真の友」となり、関係も「真の発展」を遂げていると強調、3人の上院議員はいずれもそのための重要な役割を果たしており、3人は台米のパートナーシップが絶えず深まっていることを特に実感しているのではないかと述べた。



また蔡総統は、ここ数日間の米国と日本によるサポートで、台湾にはより多くの新型コロナウイルスワクチン獲得のチャンスが生まれたほか、ただちにワクチンを入手出来ることは台湾が新型コロナに対抗していく上で大きな助けになると説明、米国のバイデン政権が支援の手を差し伸べ、台湾を米国による対外的なワクチンシェアの最初のリストに加えてくれたことに大変感謝すると述べ、そのための調整に動いた3人の上院議員にも謝意を表した。



蔡総統は、米国や日本などの協力を得て台湾は目の前の危機を乗り越え、さらには各国の新型コロナ克服や経済立て直しを助けることも出来ると期待。また、コロナ禍においても台湾と米国は経済貿易、科学と技術、5G(第五世代移動通信システム)と通信セキュリティなど各分野で様々な協力メカニズムを構築してきたほか、自由で開かれ、平和で繁栄するインド太平洋地域の維持に共同で取り組んできたと評価した。



そして蔡総統は、これからも台米パートナーシップの継続的な強化に向けて共に努力し、ポストコロナ時代において世界により多くの貢献をしていこうと呼びかけた。











人民網日本語版)

http://j.people.com.cn/n3/2021/0608/c94474-9858832.html





外交部、米上院議員3名の台湾地区訪問に厳正な申し入れ





人民網日本語版 2021年06月08日10:40











米連邦上院議員3名が6日に軍用機で台湾地区を訪問したことを受けて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は7日の定例記者会見で、「米議会の関係議員が台湾地区を訪問したうえ台湾地区の指導者と会談したことは、『一つの中国』原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定に対する重大な違反だ。中国側は断固として反対であり、すでに米側に厳正な申し入れを行った」と述べた。



また、汪報道官は「中国側は米側に対して、中米関係及び台湾海峡の平和・安定にさらなる重大な損害をもたらさぬよう、『一つの中国』政策を堅持するとの姿勢表明を具体的に実行し、『一つの中国』原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定をしっかりと厳守し、台湾地区とのいかなる形式の公的往来も直ちに停止し、台湾地区問題を慎重に扱い、『台湾独立』分裂勢力にいかなる誤ったシグナルも送らないよう促す」とした。(編集NA)





人民網日本語版」2021年6月8日







―参考―









※ 2021.6.13 リンク先を追加しました。