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日本:福島の大事故による汚染水が海洋に放流されることになった (RFI)

日本:福島の大事故による汚染水が海洋に放流されることになった (RFI)







(Japon: l'eau contaminée par la catastrophe de Fukushima sera déversée dans l'océan: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20210413-japon-l-eau-contamin%C3%A9e-par-la-catastrophe-de-fukushima-sera-d%C3%A9vers%C3%A9e-dans-l-oc%C3%A9an





日本:福島の大事故による汚染水が海洋に放流されることになった





発表 2021年4月13日 09:23







現在、約125万トンの汚染水が事故に遭った福島原発の近くの1,000基を超えるタンクに保管されている(説明画像)。 AFP/File





RFI





日本は、事故に遭った福島原発の100万トンを超える汚染水を海に放流することにした。この水(部分的に処理済)は間もなく保管容量の限界に達する。マグニチュード9の地震とそれに続く巨大な津波によって発生した発電所の事故から10年を経て、この政府の決定が為された。これに対し、福島の漁師たちや韓国・中国・台湾などの近隣諸国からの反対が上がっている。





福島県の漁師たちは既に自分たちの魚が割引価格でしか売れないという噂に苦しんでいると、RFI日本特約記者フレデリック・シャルルは書く。消費者は処理済の水の放出を悪意に理解し、これが「自分たちの産業に壊滅的な影響を与える」だろうと、漁師たちは語る。太平洋への水の放出は約2年後に始まる予定だ。





オリンピック・プール500杯



原発敷地内の1000基のタンクには130万トン近くの水が保管されている。これはオリンピック・プール500杯を満たすのに十分な量だ!このため、原発を運営する東電には毎年9億ドルを超える費用が掛かる。原子炉6基の中で溶融状態に入った3基を冷却するために使われた汚染水の保管容量は、2022年の秋に限界に達するだろう。発電所では原子炉建屋の地下に染み込む地下水も回収する必要がある。





大部分の発電所ではトリチウムを放出している



東電は、水の濾過とトリチウムを除く全ての放射性核種の除去に成功した。日本政府は、世界の大部分の発電所トリチウムを含む水を放出しているが海洋環境への影響はないと述べている。福島を何度か訪問している米国ウッズホール海洋研究所の科学者ケン・ビュッセラー氏は、発電所敷地内の「タンクにはまだ非常に高いレベルのトリチウム以外の汚染物質が残っている」と指摘する。そして、これらの汚染物質は「海産物や海洋底の堆積物に容易に蓄積されるため、トリチウムよりも大きな健康上のリスクが存在する」。





中国と「沈黙する西側メディア」



中国側では、日本車のオーナーたちは今後数日間は心配の種を抱えるかも知れない。一部の日本の当局者たちにとって、福島の原子炉を冷却するために使われた100万トンを超えるこの処理済の水は、太平洋という大海の一滴に過ぎない。しかし北京にとって、この行為は「極めて無責任」なもので、「全ての人の健康と安全に深刻な損害」をもたらすものと考えられていると、RFI北京特約記者ステファン・ラガルドは報告する。



火曜日、中国外務省がこれに対しほぼ即座に反応したことは、全ての国営メディアにより直ちに報じられた。このニュースは、人民日報ウェブサイトに掲載後2時間余りで100万件を超える「いいね」が付き、56万件のコメントが寄せられた。コメントの一部には、「全人類にとってこれは惨事だ」との心配があった。他に、この責任は日本にゴーサインを出した米国にあると非難し、怒りのコメントを寄せた人々もいた。「二重基準」を使って「沈黙する西側メディア」という推測について中国外務省から繰り返される主張は、SNS上でも取り上げられている。「この使用済の水を排出したのが中国だったとすれば、何が起きるだろうか」と、ある微博ユーザーは牽制の問い掛けを発した。



今、日本が同盟国・米国の助力により犯す過ちと北京が考える行為について、北京は国際社会を説得するつもりだ。福島原発は北東アジアの人々の心に深い痕跡を残した。10年前の事故直後に放射性降下物を恐れて自宅に塩を備蓄したことを、中国東海岸の人たちは思い出している。





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