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日米豪印4カ国「クアッド」、東南アジアなどに新型ウイルスワクチン10億回分を約束 (BBC NEWS JAPAN)/印米日豪、中国をけん制する力はあるか?=インドメディア(チャイナネット)

日米豪印4カ国「クアッド」、東南アジアなどに新型ウイルスワクチン10億回分を約束 (BBC NEWS JAPAN)/印米日豪、中国をけん制する力はあるか?=インドメディア(チャイナネット)









(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/56383688





日米豪印4カ国「クアッド」、東南アジアなどに新型ウイルスワクチン10億回分を約束





2021年3月13日







EPA

バイデン米大統領が司会するバーチャル会議で、4カ国首脳はアジアへのワクチン提供に合意した






日米豪印4カ国の首脳は12日、東南アジアを中心に、アジア諸国新型コロナウイルスワクチン10億回分を2022年末までに提供することで合意した。



ジョー・バイデン米大統領が司会するバーチャル会議が、アジアへのワクチン提供に合意した。「巨大な合同作業」で、当初は東南アジア諸国を中心に、米ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発した接種1回で免疫が得られるワクチンを提供していく。製造はインドの製薬会社バイオロジカルが担当する。



ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは12日、世界保健機関(WHO)の承認を得た。



ジェイク・サリヴァン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は合意から間もなく、「インドの製造力とアメリカの技術力、日本とアメリカの資金力とオーストラリアの物流技術によって(中略)接種10億回分のワクチンを確実に提供する」とコメントした。



ワクチンは東南アジア諸国連合ASEAN)のほか、「太平洋とそれ以外」にも提供されるという。



インドのナレンドラ・モディ首相は会議後、「インドの強力な生産力が、日本とアメリカとオーストラリアの支援を受けて、さらに拡大する」とツイートした。



モディ首相によると、4首脳の初会合は「ワクチン、気候変動、最先端技術」など多岐にわたる話題を話し合った。



インドのハルシュ・ヴァルダン・シュリングラ外務次官は、「4カ国は資金や製造能力や物流能力を合わせ、COVID-19ワクチンの製造と供給を拡大するための計画で合意した」と述べた。



「クアッド」は、アジアにおける中国の勢力拡大に対抗するための多国間グループのひとつとみなされる。バーチャル会議後の首脳コメントは、「自由で開かれた」アジアに言及するなど、言外に中国政府を批判する論調となった。



会議の進行役を務めたバイデン米大統領は声明で、「この地域が引き続き、国際法に統治され、普遍的な価値観を重視し、威圧のない場所であり続けるため、我々は取り組み続ける」と述べた。



スコット・モリソン豪首相は、今回の4カ国首脳会議が「新しい夜明け」を意味すると述べた。







Reuters

日本の菅義偉首相は中国に対して批判的な態度を明示したと記者団に話した






一方で、日本の菅義偉首相は中国に対してもっと明確に批判的な態度を示し、記者団に「中国による一方的な現状変更の試みに強く反対することを訴えた」と説明。他の首脳からも支持を得られたと話した。



「クアッド」(4つの、などの意味)と呼ばれる4カ国のグループは、「Quadrilateral Security Dialogue(4カ国安全保障対話)」の略。2007年に結成されたものの、翌年に当時のケヴィン・ラッド豪首相が離脱したため、有名無実化していたが、米中対立が先鋭化した2017年後半にアメリカのトランプ前政権が復活させた。



4カ国の首脳会議は今回が初めて。



「クアッド」の公式声明では中国への直接的言及はほとんどなかったが、中国の国営メディアは批判的な論調を伝えた。中国の環球時報は「クアッド」首脳会議について、各国は合意内容より自国利益を優先させるはずで、4カ国の連携は「空疎なおしゃべりクラブ」に過ぎないという専門家の論評を報じた。



新型コロナウイルスワクチンを通じた外交については、中国も自国製のワクチンを諸外国に提供しようと、特にアジア・太平洋地域で攻勢を強めている。





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中国外交部によると、ワクチンを喫緊に必要としている開発途上国69カ国にワクチンを無償で提供し、さらに43カ国に輸出しているという。








<解説> 背後にそびえる中国―――バーバラ・プレット=アッシャー米国務省担当編集委員



この民主国家4カ国の協力は、2004年のスマトラ島沖大地震津波への対応と合同支援を機に始まった。



しかし今回、バイデン大統領は初めて首脳級の強力の場として活用を始めた。中国に対抗するための戦略的「重し」を強化するという、政策の一環だ。



バイデン政権は、「クアッド」を中国に対抗するためのものと限定しないよう、慎重に動いている。しかし、アジア地域だけでなく世界全体で勢力を伸張しようとする中国の動きに対して、アメリカは外交を通じて同盟関係の強化を図っている矢先だ。



首脳会議後の各国の発言には、間接的にでも中国を念頭に置いた内容がたくさんあった。クアッドの首脳は「自由で開かれたインド・太平洋」地域の重要性を強調したが、この地域はまさに今、中国から安全保障上の挑戦を受けている。



アジアで新型コロナウイルスワクチンの製造と供給を大々的に拡大することで、4カ国は中国のワクチン外交に対抗できるようになる。



さらに、重要な技術や最先端技術で協力し合おうという4カ国の姿勢も、サイバー空間における中国の影響力や活動の拡大に対する懸念から生じているものだ。





(英語記事 Covid: US and allies promise one billion jabs for South East Asia











(チャイナネット)

http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2021-03/15/content_77308657.htm





印米日豪、中国をけん制する力はあるか?=インドメディア





タグ:インド 国境 クアッド 豪州





発信時間:2021-03-15 10:34:19 | チャイナネット |






印米日豪の4カ国はかつて津波の被災者を共同で支援したことがある。この4カ国は今や再び手を結び、中国が超大国として着実に台頭し、アジア太平洋に試練をもたらすという別の津波に対応しようとしている。4カ国首脳が出席した12日の戦略対話(クアッド)には初めて緊張感が漂い、この集団により実質的な内容を持たせようとしたようだ。新型コロナウイルスワクチンの共同生産、5G開発、その他の最新技術の決定は、4カ国が政治以外の分野の行動を試みることを示した。これらの分野で中国と対抗することも極めて重要だ。インドのウェブサイトが伝えた。



4カ国のいずれも中国に恨みを持っている。インドと中国の間には国境をめぐる問題があり、豪州と中国の関係は悪化しており、日本と中国の間には島をめぐる争いがある。バイデン米大統領は珍しく前大統領のやり方にならい、クアッドへの参与をさらに深めた。その理由は明らかで、米国は中国を政治と経済の脅威としている。そのため4カ国は現在、興味深い岐路に立たされている。



大多数の状況下、各種国家集団が長期的に大きな進展を手にしていない場合、それは集団内の各国の間にさまざまな係争が存在し、より大きな目標の達成を妨げるからだ。ここで過去を振り返ってみよう。クアッドは2004年の津波発生後に非公式に打ち出されたもので、4カ国の海軍が協力しインド洋地域の数千人の被災者に支援を提供した。3年後に安倍氏がクアッドを再始動させ、係争中の島の問題をめぐる中国からの日増しに強まる圧力に対処しようとした。しかし1回の合同軍事演習と1回の対話の後、クアッドは再び休眠状態に入った。2017年になり米中の緊張が激化すると、トランプ氏が再びこれを取り上げるようになった。



4カ国には、中国との二国間関係という「アキレス腱」がある。例えば2008年に豪州は中国との二国間関係を改善するため、クアッドから一時的に離脱した。インドはクアッドの中で慎重に行動し、国境をめぐる問題で中国を侵略者と呼ばず、平和を基調とする一般的な表現を用いようとした。また各国に対して世界が公認するルールに従い行動するよう求めた。



「プリンが美味しいかどうかは食べてみなければ分からない」ということわざがある。クアッドの成否は、生じうるすべての中国問題への影響に迅速に対応できるかによって決まる。ポーズを示すという点については、このような首脳会談がシグナルを発することは重要だが、実際に行動すべき時にポーズはそれほど重要ではなくなる。クアッドが最終的にどの程度の効果を発揮するかは、現時点ではなんとも言い難い状況だ。





「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月15日