米国の目覚ましい回復:第3四半期のGDPはこれまでの予想を吹き飛ばすものだ(米国大統領府)

米国の目覚ましい回復:第3四半期のGDPはこれまでの予想を吹き飛ばすものだ(米国大統領府)









(The Great American Recovery: Third Quarter GDP Blows Past Expectations: The White House)

https://www.whitehouse.gov/articles/great-american-recovery-third-quarter-gdp-blows-past-expectations/





経済・雇用





米国の目覚ましい回復:第3四半期のGDPはこれまでの予想を吹き飛ばすものだ





2020年10月29日











経済諮問委員会





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トランプ大統領は、4月に米国を安全に再開する計画を発表した後、米国はコロナウイルスの世界的大流行の前に「世界のどこよりも素晴らしい経済を築いていた…私たちはそれを改めて築いていく」と述べた。



当時、経済予測者たちは、パンデミックによって引き起こされた都市封鎖の結果として、第2四半期には急激な経済収縮が起こるが、第3四半期にはパンデミックによる損失をゆっくりと取り戻すために、米国経済はなだらかな成長を経験するだろうという共通の見解を持っていた。しかし、パンデミック前に強力な土台を築いた大統領の成長促進政策―そして、政権から米国の家族・企業への並外れて素早く大規模な支援―のお陰で、私たちの国は予想を上回る回復を続けている。



今朝、経済分析局(BEA)が公表した2020年第3四半期の米国GDPは、「私たちは戻ってきている、それも、力強く戻ってきている」というトランプ大統領の声明を裏付けている。



BEAの推計によれば、第3四半期の実質GDPは7.4%(年率33.1%)成長した。これはこれまで最大だった1950年第1四半期の3.9%(年率16.7%)の約2倍で、四半期の経済成長としては記録上最大のものだ。この成長に先立ち、2020年の第2四半期にはパンデミックによる記録上最も深刻な経済収縮が発生したが、これは社会の維持に不可欠なサービスを除く全てのサービスを政府が強制的に停止し、また、パンデミックを減速させるべく米国国民が犠牲を払ったために生じたものだった。



歴史的な第3四半期の成長により、米国はいまや今年前半の6ヵ月間にパンデミックにより失われた経済生産の3分の2をこの四半期に回復した(図1)。2008~09年の景気後退からの回復では、失われた額と同じだけの経済生産を取り戻すのに4倍の時間が掛かった。











5月から回復が順調に進んでいることを裏付けたデータを受け、無党派の議会予算局(CBO)は7月、実際に発生した減少幅とほぼ一致する第2四半期の経済収縮を予測したが、CBOによる第3四半期の成長率予測値は僅か4.0%(年率17.0%)だった。パンデミック前に築かれた米国経済の強力な土台は、私たちの国がいま経験している予想以上に強い回復に貢献した。



米国は2017年から2019年までの経済成長がG7平均の2倍以上となり、G7諸国の中で最も高いGDP成長率を示した。パンデミックは世界中の全ての主要な経済に打撃を与えたが、2020年前半のユーロ圏経済の収縮は米国経済の収縮の1.5倍の厳しさであり、主要な西欧経済が経験した経済収縮の中で米国は最も深刻度が小さかった。



GDPの3分の2を占める消費支出の復活は第3四半期の歴史的なGDP成長を支え、また、米国における企業活動の再開と商品やサービスへの支出に対する消費者の信頼回復との両方を反映している。サービス部門における消費支出だけで、第3四半期のGDP成長のほぼ半分を占めた。レクリエーション・食品・宿泊サービス―都市封鎖によって深刻な影響を受けた業界―への支出の大幅な増加だけでも、第3四半期におけるGDP成長率全体の5分の1を占めている。



第3四半期の成長、そして、米国の消費者の特別な強さは、本政権から米国の家族・労働者・中小企業に直接提供された迅速かつ大規模な支援の反映でもある。CARES法コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法]やその他のパンデミック関連法により提供された2.7兆ドルの刺激策は、GDPの約13%を占めている。これは、GDPに占める割合において2009年アメリカ復興・再投資法(ARRA)の規模の2倍を超えるものだ。



この直接支援はパンデミック期間中の米国国民の収入を支えた。個人所得の総額はパンデミック前の水準を上回り、この流れは現在も続いている。しかし、CARES法に規定された政府からの無償給付を除いた個人所得は、パンデミック前の水準から減少した(図2)。この所得支援がなければ、消費支出の復活はここまで強くならなかっただろう。パンデミックで失われた雇用の10件中5件を超える雇用が回復したことにより、4月以降に1140万人の雇用が再び加わったため、第3四半期の賃金と給与の総額は5%増加し、現在はパンデミック前の水準を1.4%下回るに過ぎない状態だ。











パンデミック前の経済の強力な土台と、家族や中小企業に直接経済支援を提供するトランプ政権の効果的な取り組みは、今年初めには殆ど予測されなかった記録的な成長を実現するのに役立った。私たちの国の経済は第4四半期も拡大を続ける態勢が整っており、現在までの回復の強さは米国の労働者と家族の忍耐力と回復力の証だ。