福島第一原発の汚染処理水、海洋放出へ=政府が方針を決意/中国、福島第1原発の放射性物質を含む水の海洋放出についてコメント(Sputnik日本)

福島第一原発の汚染処理水、海洋放出へ=政府が方針を決意/中国、福島第1原発放射性物質を含む水の海洋放出についてコメント(Sputnik日本)









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福島第一原発の汚染処理水、海洋放出へ=政府が方針を決意







© AP Photo / Jae C. Hong





日本





2020年10月16日 14:32






政府は16日、東京電力福島第一原子力発電所の敷地内にたまり続けている放射性物質を含んだ処理水について、海に放出する方針を固めたことが分かった。月内にも関係閣僚等会議を開催して決定する。一方で漁業者らの風評被害が懸念されており、政府は対策を協議していくという。日本のメディアが報じた。





16日の会見で、梶山弘志経済産業相は、処理水の処分方法について「廃炉を遅延させないため早期に決定する必要がある」と強調した。また、漁業者らの懸念に対し「決定前後を問わず、風評被害が起これば徹底的に対応する」との方針を示した。







© CC BY-SA 3.0 / Yelkrokoyade / Cruas nuclear power plant (France)

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福島第一原発では、建屋内に地下水や雨水が流れ込み、高濃度の放射性物質に汚染された水が大量に発生している。東京電力トリチウムを除く大半の放射性物質を取り除き、処理水としてタンクにためている。



東京電力によれば、敷地内のタンクは2022年夏ごろには満杯になる。9月に福島県を訪問した際、菅義偉首相は「できるだけ早く政府として責任を持って処分方針を決めたい」との考えを明らかにしていた。



処理方法を巡り、政府は有識者の報告を受けて「海洋放出」を検討してきた。海洋放出は設備などの準備に時間がかかり、実際は2年程度先になる見通し。



7月、トリチウム水の処分方法をめぐって、全漁連・全国漁業協同組合連合会が「海洋放出に断固反対する」との特別決議をまとめている





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中国、福島第1原発放射性物質を含む水の海洋放出についてコメント







© AFP 2020 / JIJI PRESS





社会





2020年10月19日 19:50





トピック フクシマ=事故処理と大変動後の生活






中国外務省の趙立堅報道官は19日の記者会見で、福島第1原発放射性物質を含む水の海洋放出について発言した。





趙報道官は「福島での原発事故による放射性物質の漏出は、海洋環境、食品の安全性、人間の健康に深刻な影響を及ぼした。日本政府が自国の市民、近隣諸国、国際社会に対して高いレベルで責任ある態度をとり、原子力発電所トリチウムを含む排水の処理計画実施の可能性を慎重に評価し、すべての情報を正確かつ透明に積極的かつ迅速に開示することに期待している。日本側が近隣諸国との協議に基づいて決定することに期待している」と述べた。



先に、日本は福島第1原発放射性物質を含む水100万トン以上を海洋放出する方針だと報じられた。



汚染水の放出は約1年後に始まる。その前に汚染水は徹底的に浄化処理され、除去できないトリチウムのみが残る。トリチウムは大量に摂取した場合のみ、人間にとって危険とされる。国際原子力機関は、十分に処理された汚染水は海洋放出が可能で、環境に害を与えることがないとの見方を示している。





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