「ジミー・ライ氏逮捕、『アップル・デイリー』創業者」(Sputnik日本・BBC NEWS JAPAN・フォーカス台湾)

「ジミー・ライ氏逮捕、『アップル・デイリー』創業者」(Sputnik日本・BBC NEWS JAPAN・フォーカス台湾)









(Sputnik日本)

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香港でアップル・デイリー創始者の黎智英氏が逮捕される【動画】







© REUTERS / Tyrone Siu





アジア





2020年08月10日 14:56(アップデート 2020年08月10日 15:11)






香港警察は、香港のタブロイド紙アップル・デイリー(蘋果日報)の創始者、黎智英(ジミー・ライ)氏を香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕した。サウスチャイナ・モーニング・ポスト 紙が消息筋を引用して報じた。







© AFP 2020 / Ed Jones

香港国家安全維持法:安定の到来か、それとも民主主義の終焉か






消息筋によると、黎氏は10日早朝、九龍にある自宅で逮捕された。消息筋は黎氏について「彼は外国勢力との共謀、反政府的な発言、詐欺の容疑で逮捕された」と語った。



黎氏は昨年、刑事事件の容疑者の中国本土への引き渡しを認める「逃亡犯条例」に反対する香港での反政府デモを支持した。警察によると、当時9200人以上が拘束された。



中国では6月30日、国安法が施行された











関連ニュース













BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/53718523





香港警察、民主派のメディア界大物を逮捕





2020年8月10日







Reuters

メディア界大物の民主活動家、黎智英(ジミー・ライ)氏は自分は中国の主流派に「毛嫌いされている」と話していた






香港メディア界大物で民主活動家の実業家、黎智英(ジミー・ライ)氏(71)が10日、香港警察に逮捕された。黎氏の会社幹部が明らかにした。



黎氏の会長を務めるネクスト・デジタルの幹部、マーク・サイモン氏は、黎氏は香港国家安全維持法(国安法)の下、「今回は外国勢力と結託した疑いで逮捕された」と述べた。国安法は6月30日深夜に施行された。



地元メディアによると、香港警察はネクスト・デジタル社内に入り、家宅捜索も行った。黎氏が後ろ手に手錠をされて連行される様子の映像も、伝えられている。











香港警察は、10日に7人を国安法違反の疑いで逮捕したと認めたが、その中に黎氏が含まれるかは明らかにしていない。



黎氏は昨年夏から香港で本格化した民主派デモを全面的に支援していた。



イギリス市民権も持つ黎氏は今年2月、違法集会と脅迫の罪で逮捕・起訴された後、保釈されていた。



黎氏の資産総額は10億ドル(約1060億円)以上とされる。



最初に服飾産業で成功した後、メディア業界に参入し、蘋果日報(アップルデイリー)紙を創刊。香港自治政府や中国政府に批判的な報道を展開した。



自らも香港の民主化運動に積極的に参加した黎氏を、中国国営メディアは「反乱の首謀者」と呼び、「中国本土への憎悪や否定的情報を、昼夜を分かたずひっきりなしに広め続けた」と非難した。



国安法が6月30日に施行された時点で黎氏はBBCに、「これは香港にとって死刑宣告だ」と話していた。黎氏は、香港が今後は中国大陸と同じくらい腐敗した場所になると述べ、「法治主義がなければ、ここで事業をする人間は何の保護も得られなくなってしまう」と話していた。



AFP通信によるインタビューでは、「刑務所に入る覚悟は出来ている。その時が来れば、読んでいなかった本が読める。前向きな気持ちでいるしか、ほかにどうしようもない」と心境を明かしていた。





(英語記事 Hong Kong pro-democracy tycoon Jimmy Lai arrested











(フォーカス台湾)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/202008100004.aspx





香港警察、大手メディア創業者を逮捕 総統府「深い遺憾と非難」表明/台湾





【政治】 2020/08/10 16:24







香港警察に連行される香港大手紙「アップルデイリー」創業者の黎智英氏(左2)=読者提供





台北中央社)香港警察は10日午前、香港大手紙「アップルデイリー」(香港蘋果日報)創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏ら7人を香港国家安全維持法(国安法)違反容疑などで逮捕した。総統府は同日、「深い遺憾と非難」を表明し、北京当局に対し、市民を始末するのではなく、問題を解決すべきだと呼びかけた。



国安法違反容疑で報道メディア関係者が逮捕されたのは初めて。同紙は北京、香港両政府に批判的な立場を取っている。黎氏は「外国あるいは域外勢力と結託し、国家の安全を脅かした」として、国安法に違反した疑いがあるとされている。香港警察は同日、同紙のオフィスや、黎氏の次男が経営する飲食店を家宅捜索した。



総統府の張惇涵報道官は同日正午、今回の逮捕は香港の報道の自由や人権、法治、民主主義、自由を深く傷つけるものだと批判。香港市民と誠実な対話を繰り広げることこそが問題を解決し、香港社会の平静を取り戻す唯一の方法だと訴えた。



台湾で対中政策を担当する大陸委員会は同日、書面を通じ、人権を侵害する悪質なやり方では香港市民の心は離れる一方だとし、中国共産党と香港の国際的イメージをより悪化させると批判した。





(温貴香、頼言曦/編集:名切千絵)