米国の資産を保護するためのクリーンネットワークの拡大を発表(米国国務省)/【CRI時評】汚れた米政治屋に「ネット浄化」を語る資格なし(中国国際放送局)

米国の資産を保護するためのクリーンネットワークの拡大を発表(米国国務省)/【CRI時評】汚れた米政治屋に「ネット浄化」を語る資格なし(中国国際放送局









(Announcing the Expansion of the Clean Network to Safeguard America's Assets: U.S. Department of State)

https://www.state.gov/announcing-the-expansion-of-the-clean-network-to-safeguard-americas-assets/





米国の資産を保護するためのクリーンネットワークの拡大を発表





記者声明





国務長官 マイケル・R・ポンペオ






2020年8月5日





クリーンネットワーク計画は、中国共産党(CCP)などの悪意ある行為者による不法な攻撃から私たちの市民のプライバシーと私たちの企業にとって重要な機密情報を守るための、トランプ政権による包括的な取り組みである。私は本日、米国にとって不可欠な電気通信と技術基盤を保護するための5方向の新たな取り組みに着手することを発表したい。



これらの計画は、国際的に受け入れられているデジタルトラストの諸基準に根付いており、2020年4月29日に発表された5Gクリーンパス構想に基づいて構築され、5Gネットワークを介して米国の海外外交施設との間や米国国内を移動するデータを保護することを目的としている。



クリーンネットワークの5方向の新たな取り組みは次の通り:



  • クリーンなキャリア:信頼できない中華人民共和国(PRC)のキャリアが米国の通信ネットワークに接続されることがあってはならない。かかる企業は米国の国家安全保障に危険をもたらすため、米国との国際電気通信の送受信サービスを提供するべきでない。

  • クリーンなストア:信頼できないアプリケーションを米国のモバイルアプリストアから削除しなければならない。中国のアプリは私たちのプライバシーを脅かし、ウイルスを増殖させ、プロパガンダや偽情報を広める。米国の最も機密性の高い個人情報とビジネス情報は、中国共産党に利益をもたらす携帯電話上での悪用や盗難から保護される必要がある。

  • クリーンなアプリ:信頼できない中国のスマートフォン製造業者がそのアプリストアで信頼できるアプリをプレインストールする―あるいは、ダウンロードを可能にする他の手段を取る―のを防がなければならない。監視国家・中国の片腕であるファーウェイは、イノベーションや米国・外国の諸企業を凌いでいるという評判を売り物にしている。これらの企業はファーウェイのアプリストアからアプリを削除して、人権を侵害する者たちと提携することがないようにする必要がある。

  • クリーンなクラウド:米国市民の最も機密性の高い個人情報やCOVID-19ワクチン研究を含む私たちの企業の最も価値ある知的財産が、アリババ・バイドゥ・テンセントなどの企業を通じて、私たちの外国の敵がアクセス可能なクラウドベースのシステムにおいて保存および処理が行われるのを防がなければならない。

  • クリーンなケーブル:私たちの国をグローバルインターネットに接続する海底ケーブルが、中国による非常に大規模な情報収集のために細工されることのないようにする。また、私たちは外国のパートナーと協力して、世界中の海底ケーブルが同様に傷つけられることのないようにする。


クリーンネットワーク計画は勢いを増しつつある。30を超える国と地域が今やクリーンカントリーになり、世界最大の電気通信会社の多くはクリーンテルコスこの計画に賛同して中国企業からの調達を止めた企業。印ジオ社、豪テルストラ社、日NTT社など:投稿者注]だ。全ての企業が、彼らのクリーンネットワークにおいて信頼できる調達業者だけを使うことを約束している。



米国は私たちと同盟やパートナーの関係にある全世界の国や業界に対し、中国共産党の監視国家やその他の悪意ある存在から私たちのデータを保護する、この高まりつつある潮流に加わるよう呼び掛ける。私たちの市民のデータの周囲にクリーンな砦を築くことにより、私たちの全ての国の安全が確保されるだろう。





タグ 東アジア・太平洋局 中国 サイバーセキュリティ 知的財産 サイバー問題調整室 報道官室 国務長官 安全保障











中国国際放送局

http://japanese.cri.cn/20200808/2d07b11f-8b02-33b0-7f64-bc421818b895.html





【CRI時評】汚れた米政治屋に「ネット浄化」を語る資格なし





2020-08-08 14:36 CRI





ポンペオ米国務長官は現地時間8月5日、いわゆる「国家安全」を理由に、「クリーンネットワーク」計画を発表し、通信事業者、アプリケーションストア、アプリケーション、クラウドサービス、ネットワークケーブルの五つの面で中国企業の影響を排除することを意図している。トランプ大統領は翌日、行政令に署名し、中国のSNS企業に制限措置を課した。



21世紀の今日、ポンペオ氏とその一派は「技術上の鉄のカーテン」を降ろし、相互接続が可能な情報世界から中国を排除することを企んでいる。彼らは中国の情報技術企業が米国の安全に「危害を与える」と妄言している。ポンペオ氏が懸命に進めるいわゆる「クリーンネットワーク」計画自体はクリーンではなく、実質的には中国の情報科学技術企業への政治的迫害である。



逆に、米国は同盟国を含む世界各地にも、インターネットの「魔手」を伸ばした。2013年にメルケル独首相の携帯電話を米国が十数年にわたって盗聴していたことが明らかになり、2018年に米国はロシアにサイバー攻撃を仕掛け、イタルタス通信の関連ネットワークが数日間ダウンした。同年9月にはトランプ大統領が15年ぶりの「ネットワーク戦略」を承認し、米軍が先進的なサイバー兵器を自由に配備し、攻撃的なネットワーク行動を実施できるようにした。米国こそが、サイバー攻撃の最大の黒幕で、世界のネットワークセキュリティの最大の脅威であることは、多くの事実が証明している。汚れた米政治屋が、どのような顔で「クリーンネットワーク」を語ろうというのか。



だが、グローバル化が大きく発展した今日、米国は中国企業を世界の舞台から排除できるか否かは、まず経済法則がそれを許すかを見なければならない。中国の5G分野の研究開発のレベルはすでに世界トップクラスにある。市場価値ランキングトップ10のインターネット企業のうち、中国企業3社がランクインしており、安全性と信頼性はすでに市場の検証を経ている。さらに重要なのは、中国の巨大な市場は各国の情報技術産業の発展のために広々とした舞台を提供し、互恵・ウィンウィンの巨大なビジネスチャンスを生み出したことだ。



米国は自国の門戸を閉じることができるかもしれないが、中国を世界から切り離すことはできない。今の世界では、開放・融通を旨とする時代の流れを止めることはできない。ポンペオという「史上最悪の国務長官」のいわゆる「クリーンネットワーク」計画は、笑いの種と汚点をつくり出すに過ぎない。(CRI論説員)