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「李登輝氏ご逝去、台湾民主化の父」(BBC NEWS JAPAN・フォーカス台湾・人民網日本語版)

李登輝氏ご逝去、台湾民主化の父」(BBC NEWS JAPAN・フォーカス台湾・人民網日本語版)









(BBC NEWS JAPAN)

https://www.bbc.com/japanese/53605022





台湾の李登輝元総裁が死去 「台湾民主化の父」





2020年7月31日







Reuters

李氏は台湾初の総統直接選挙(1996年)で圧勝した






台湾の元総統で、「台湾民主化の父」と呼ばれた李登輝氏が30日、死去した。97歳だった。



李氏は1988~2000年、台湾(中華民国)の総統を務めた。



台湾で独裁体制を終わらせ、多元主義と民主主義を定着させた功績がたたえられた。一方、評価が分かれた人物でもあった。



中国からの独立を主張し、中国政府との緊張を高めた。中国は台湾を身勝手な地方と位置づけ、いずれ統一されるべきだとしている。





総統の直接選挙を導入



李氏の死因は、敗血性ショックと多臓器不全。台北市内の病院に半年ほど前から入院していた。



総統在任中、憲法を改正し総統直接選挙を導入するなど、民主化を推し進めた。



現職の蔡英文総統は李氏について、「プライドと私たち独自のアイデンティティの上に築かれている民主主義の基礎をつくった」などとツイートした。





This is a day of mourning for me & all Taiwanese with the passing of our former President Lee Teng-hui. He laid the foundation for a democracy built on pride & our own identity, & his legacy will guide generations of Taiwanese to face the challenges ahead with courage.

蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) July 30, 2020






台湾で取材するBBCニュースのシンディ・スイ記者は、「台湾に早期に民主主義を根付かせるとともに、台湾独立を訴えて中国との緊張を高めた李氏のレガシー(遺産)は、その死後も影響を持ち続けるだろう」と説明した。





中国に対抗



李氏は、台湾を吸収しようとする中国に対抗することで台湾内の支持を拡大した。台湾が「民主主義と自由、人権、尊厳の国」になることを望んだ。



1988年、前任の蒋経国氏の死去を受けて総統に就任した。



1996年には、台湾初の直接総統選挙で圧勝。2期目に入った。



中国はこの選挙までの数カ月間、投票に影響を与えようと、台湾海峡周辺でミサイル演習などを繰り広げた。



1940年代の国共内戦以来、中国は台湾を、いつかは復帰する中国の一部とみなしている。一方、台湾市民の多くは台湾を事実上の独立国と考えている。様々な世論調査からは、台湾市民が正式な独立は求めず、現状維持を望んでいる状況が浮かび上がる。







EPA

蔡総統(左の緑色のシャツ)は李氏(右)の路線を継いでいるとみられている






現職の蔡総統は李氏の弟子とされ、同氏の路線を継承しているとみられている。中国本土とは距離を置き、アメリカから支持を獲得している。



台湾と中国の緊張は近年、新たな高まりをみせている。



状況が悪化した場合、アメリカは台湾をめぐり中国と戦うとの見方もある。ただ、米中とも戦争は望んでいない。



中国の台湾外交部は31日、李氏死去の知らせは聞いているとした上で、「台湾の独立は行き止まり状態にある」と述べた。



中国共産党系の英字紙「環球時報」は、李氏を「台湾独立の親玉」と呼び、「李氏の死去は中国本土のほとんどの人にとってはまったく悲しいニュースではない」とする記事をウェブ版に掲載した。





日本との関係で批判も



総統を退任後、李氏は公金横領の罪で起訴されたが、無罪となった。



晩年には、かつての日本の植民地支配に肯定的な、時代遅れの物の見方をしていると批判された。



第2次世界大戦の戦争犯罪人をまつる、日本の靖国神社に参拝したこともある。また、南京大虐殺従軍慰安婦などの日本の戦時中の残虐行為は虚偽だと主張した。



さらに、台湾が領有権を主張する尖閣諸島は日本に帰属すると述べ、多くの台湾市民を動揺させた。





(英語記事 Taiwan's 'father of democracy' Lee Teng-hui dies











(フォーカス台湾)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/202007300010.aspx





李登輝氏死去 「台湾を台湾人の台湾にしてくれた」=蔡総統





【政治】 2020/07/30 23:25







蔡総統(左)と台北市内の自宅で面会する李元総統=2018年9月、蔡氏のフェイスブックから





台北中央社李登輝元総統の死去を受け、蔡英文(さいえいぶん)総統は30日夜、自身のフェイスブックを更新。「最も深い哀悼」を表明したほか、李氏の総統在任(1988~2000年)中のかじ取りに言及し、「権威主義の反動と民主主義の理想のはざまで、台湾で静かなる革命を起こし、台湾を台湾人の台湾にしてくれた」とたたえた。



李政権下の1990年代に台湾の世界貿易機関WTO)加盟や対中政策に関わった蔡氏。「民主化へのこだわりや、国家主権に対する確固たる意志が深く印象に残った」と振り返るとともに、「決断を下すとき、謙虚で勇敢な心を忘れないよう励ましてくれた」と感謝した。



また、李氏は「民主主義と自由を台湾に残した」とした上で、「この精神は、新時代の台湾人が勇ましく次の試練に向き合い、『台湾人に生まれての幸せ』を追い求める原動力になるだろう」との考えを示した。





(編集:羅友辰)











人民網日本語版)

http://j.people.com.cn/n3/2020/0731/c94474-9717067.html





李登輝氏死去に国台弁「台湾独立は破滅への道」





人民網日本語版 2020年07月31日14:34





李登輝氏が病死したことについて、国務院台湾事務弁公室(国台弁)の朱鳳蓮報道官は31日「ニュースを見た。私が強調したいのは、『台湾独立』は通ることのできない破滅への道だということだ。国家の統一と民族の復興という歴史の大勢は、いかなる者、いかなる勢力にも阻むことができない」と述べた。新華社が伝えた。(編集NA)





人民網日本語版」2020年7月31日











(フォーカス台湾)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/202007310005.aspx





李登輝氏死去 米国務長官「元台湾総統」を追悼 代表機関では半旗





【政治】 2020/07/31 15:25







米国在台協会(AIT)台北事務所の半旗=同協会提供





台北中央社李登輝元総統の死去を受け、ポンペオ米国務長官は30日、追悼文を発表し、台湾で数十年間続いた権威主義体制の終結を手助けし、経済の繁栄と法の支配をもたらしたとその功績をたたえた。米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所(大使館に相当)では31日、弔意を示す半旗が掲げられた。



ポンペオ氏は文中で、李氏を「Former Taiwan President」(元台湾総統)と呼称。米国は引き続き、台湾との関係を強化させ、李氏が残した政治的遺産をなつかしむとつづった。



AITも31日、報道文で「最も深い哀悼の意」を表明。李氏について、台湾を短期間で戒厳令時代から民主主義体制に転換させたほか、総統在任中に米台パートナーシップの基盤を築き、インド太平洋地域と全世界に大きな利益をもたらしたと評価し、これらの貢献は世々代々に深く影響すると称賛した。





(陳韻聿、徐薇婷/編集:塚越西穂)