『日本の万里の長城』:防潮堤をめぐり地元が割れる/五輪に向けて福島を変える:この『呪われた』地域は五輪までに放射能から安全になるか?(FRANCE 24 English)
('The Great Wall of Japan': Locals divided over anti-tsunami shield: FRANCE 24 English)
https://www.france24.com/en/asia-pacific/20200514-focus-the-great-wall-of-japan-locals-divided-over-anti-tsunami-shield
『日本の万里の長城』:防潮堤をめぐり地元が割れる
発表:2020年5月14日11:31 更新:2020年5月14日11:33
[動画は英語です。]
FOCUS © FRANCE 24
記者:アルナ・ポプリ|シュンスケ・ワカマツ|ジャスティン・マッカリー|コンスタンタン・シモン
2011年の福島の大災害―18,000人近くが死亡した大規模な地震と津波―を受け、日本政府は抜本的な対策を取った。未来の津波を打ち砕くために、東北地方の海岸に沿って長さ400kmの鉄筋コンクリート製の防潮堤を築くことにしたのだ。この建設には110億ユーロの費用と何年もの期間を要した。しかし、政府が街ごとに人々に相談したにも係わらず、海の眺望が妨げられたために、この事業をめぐり地元住民の分断が続いている。私たちの特約記者が報告する。
>>私たちの番組「レポーターズ」を見る:福島への帰郷
日本 福島 津波 日本の地震
(Fukushima's Olympic makeover: Will the 'cursed' area be safe from radioactivity in time for Games?: FRANCE 24 English)
https://www.france24.com/en/asia-pacific/20200626-fukushima-s-olympic-makeover-will-the-cursed-area-be-safe-from-radioactivity-in-time
五輪に向けて福島を変える:この『呪われた』地域は五輪までに放射能から安全になるか?
発表:2020年6月26日16:46 更新:2020年6月26日16:46
[ナレーションは英語ですが、登場する方々は日本語で話しています。ご覧になってみて下さい。]
REPORTERS © FRANCE 24
記者:コンスタンタン・シモン|ルルナ・ポプリ|リュウスケ・ムラタ
1年後、「復興五輪」と呼ばれる五輪大会が福島の悲劇から日本を前進できるようにするはずだ。2011年の大災害の象徴であるこの地域は表向きには浄化済みだが、放射能や「立入禁止の街」など多くの問題が残る。私たちの記者は数ヵ月に亘りこの「呪われた」地域の住民の日常生活を追った。
この数ヵ月、日本当局は夏季五輪大会に間に合うよう福島地域の再建を終えることに懸命に取り組んできた。この巨大な復興・除染事業に終わりはなく、約2500億ユーロの費用が掛かる見込みだ。
>>『日本の万里の長城』:防潮堤をめぐり地元が割れる
過去10年間に行われた途方もない作業によって地域は部分的に再建されたが、それでもまだ放射能がなくなった訳でない。NGO団体グリーンピースは、五輪施設の近くで放射能のホットスポットを検出した。さらに、福島原発では東電の技師たちが放射能漏れとの戦いを続けている。彼らは汚染水など新たな問題にも直面している。用地内で量を増し続ける汚染水は日本にとって新たな問題になっている。私たちの記者はこの悪名高い原子力発電所の訪問が可能になった。
被災地の復興を決心した住民たちなど、私たちは福島の日常生活を記録に収めた。
>>私たちの特別レポートを見る:福島への帰郷
日本 福島 原子力 原子力エネルギー 2020年五輪大会 日本の地震
※ 2022.1.24 翻訳を一部見直しました。