OPECプラスの減産交渉決裂 メキシコの離反で合意ならず/OPECプラスが3段階の協調減産計画を発表 メキシコの参加が条件(Sputnik日本)

OPECプラスの減産交渉決裂 メキシコの離反で合意ならず/OPECプラスが3段階の協調減産計画を発表 メキシコの参加が条件(Sputnik日本)









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OPECプラスの減産交渉決裂 メキシコの離反で合意ならず







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経済





2020年04月10日 09:53(アップデート 2020年04月10日 13:18)






新型コロナウイルスの感染拡大で国際的に原油の需要が激減する中で、石油輸出国機構OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」はテレビ会議を実施し、新たな減産に向けて協議を開催した。ロシアとサウジアラビアは減産で合意したものの、最後まで減産に反対していたメキシコが会合の場を立ち去ったことで、共同宣言の調印は延期となった。メキシコが協調減産の交渉に復帰するかは確かではない。





OPECプラスの参加国は2018年10月の時点と比較して、日量40万バレルの減産を行うようメキシコと交渉していた。リアノーボスチ通信の消息筋によれば、メキシコは会合で提示された減産幅に同意できず、交渉の場を立ち去った模様。メキシコは最後まで減産に反対しており、OPECプラスの交渉は11時間を超えていた。



共同宣言が調印される可能性は依然として残されており、10日も交渉は継続すると消息筋は伝えている。







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また、OPECプラスのテレビ会議と同時に、米国、サウジアラビア、ロシアの電話首脳会談が開かれ、1時間以上にわたって減産について意見交換が行われた。会談後、トランプ大統領ホワイトハウスで記者会見に応じ、「良い話ができた」、「彼らは合意に近づいた、結果はすぐ出る」と発言した。



電話首脳会談後、ロシア大統領府も声明を発表し、首脳らが原油価格の安定化に向けて協調し、原油価格の暴落が世界経済に与える影響を最小限に抑えることで認識を共有したとしている。







OPECプラスは9日、市場安定に向けた減産を巡るテレビ会議を開いた。ロシアが減産を行う用意があるとの報道を受け、日量1000万~1500万バレルの減産で合意するとの期待が高まっていた。9日の減産交渉決裂を受けて、OPECプラスの会議は10日も継続して行われる見通し。また、10日にはG20エネルギー大臣の緊急会合も予定されている。





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タグ メキシコ, サウジアラビア, ロシア, OPEC, 石油











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OPECプラスが3段階の協調減産計画を発表 メキシコの参加が条件







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経済





2020年04月10日 12:32(アップデート 2020年04月10日 13:27)






石油輸出国機構OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は9日、長時間に及ぶ減産交渉を行ったが、メキシコの交渉離脱により共同宣言の採択は見送られた。OPECプラスはメキシコに対し、5月から6月にかけて日量40万バレルの減産を要求しているが、メキシコ側は拒否を続けている。アゼルバイジャンのシャフバゾフ・エネルギー相がリアノーボスチ通信の取材で明らかにした。





10時間以上にわたって続いたOPECプラスのエネルギー相による臨時会合は先ほど終了し、減産に関する共同宣言が発表された。







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宣言によれば、OPECプラスは2020年の5月から6月にかけて日量1000万バレルの減産で合意を固めている。減産の内訳はOPECが608万バレル、非OPECが391万バレルとなっている。その後、7月から12月にかけて日量800万バレルの減産、そして2021年1月から2022年4月までは600万バレルの減産で合意を形成した。



OPECプラスはメキシコに対し、40万バレル-32万バレル-24万バレルの段階的減産を要求したが、メキシコ側は応じる姿勢を見せていない。臨時会合を退席後、メキシコのロシオ・ナレ・エネルギー相はツイッターに投稿し、5月から6月の間に実施可能な減産量は日量10万バレルとコメント、OPECプラスの要求には応じられないとした。



OPECプラスの参加国はいずれも段階的減産で合意したものの、メキシコが同様に減産に協力することを共同宣言採択の条件としている。







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サウジアラビアはメキシコが減産に協力しない場合、共同宣言には署名しない考えを示している。







OPECプラスは9日、原油の市場安定に向けたテレビ会議を開いた。ロシアが減産を行う用意があるとの報道を受け、日量1000万~1500万バレルの減産で合意するとの期待が高まっていた。メキシコの離反による減産交渉決裂を受けて、OPECプラスの会議は10日も継続して行われる見通し。また、10日にはG20エネルギー大臣の緊急会合も予定されている。





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