「『シベリアの力』天然ガスパイプラインがロシアと中国を結ぶ」(スプートニク・中国網)

「『シベリアの力』天然ガスパイプラインがロシアと中国を結ぶ」(スプートニク・中国網)











(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/business/201912026881457/





ガスパイプライン「シベリアの力」 露中首脳が開通を宣言







© Sputnik / Sergei Mamontov





経済





2019年12月02日 18:20(アップデート 2019年12月04日 16:56)






ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は2日、テレビ会議モードでガスパイプライン「シベリアの力」の開通を宣言した。





「シベリアの力」は、イルクーツクヤクーツクのガス生産センターから極東のロシアの消費者と中国にガスを輸送する。

















プーチン大統領は稼働式典で「開弁を許可する」と述べ、習国家主席は「パイェーハリ(出発)」と述べた。



2つ目の区間の開通後、「シベリアの力」の長さは約3000キロとなる。輸送能力は年間380億立方メートル。



ロシアのガスプロムと中国のCNPCは2014年5月、「シベリアの力」を経由してロシア産ガスを供給する契約に調印した。30年間にわたり年間380億立方メートルのガスを供給する。





タグ ガスプロム, ガス











(チャイナネット)

http://japanese.china.org.cn/business/txt/2019-12/03/content_75473416.htm





中ロ天然ガスパイプライン東ルートの開通、両国にとって重要な意義を持つ





タグ:中国国際協力





発信時間:2019-12-03 16:28:26 | チャイナネット |






2日、中ロ両国を跨ぐエネルギー大動脈、中ロ天然ガスパイプライン東ルートがガス輸送を開始した。



中ロ天然ガスパイプライン東ルートはロシアの東シベリアからブラゴヴェシチェンスクを経由して中国の黒龍江省黒河に入り、黒龍江吉林内蒙古遼寧、河北、天津、山東、江蘇、上海の9都市を通り、中国の現有のガスパイプラインと相互接続し、沿線地区に天然ガス資源を安定的に供給することができる。



「ロ中天然ガスパイプライン東ルートの開通は両国にとって重要な意義を持つ。ロシア側にとって、これは東部エネルギー輸出の重要なルートであり、ロシア極東の発展に新たな原動力を注ぐ。中国側にとっては、ロシアが中国経済成長の「エネルギーの後ろ盾」となっている。ロシアエネルギー・金融研究所エネルギー課題副主任のアレクセイ・ベロゴリエフ氏は新華社の独占インタビューでこのように述べた。



ベロゴリエフ氏は以下のように述べた。ロシア国内に「シベリアの力」パイプラインを建設し中国側と繋ぐことはロシアの東ルート天然ガス輸出の発展に向けた重要なプロジェクトである。同プロジェクトはロシア経済の成長を促し、中でもイルクーツク州、サハ共和国アムール州のインフラ建設を推し進め、現地の商品生産に助力し、労働力市場を発展させ、産業実体を創出する。



また、ロ中東線天然ガスパイプラインは東シベリアと極東地区の近年最大のインフラプロジェクトで、プロジェクトに参与するロシアの天然ガス工業企業と天然ガス業界に利益をもたらし、地域の模範的プロジェクトともなり、ロシア政府から非常に重視されていると話した。



ベロゴリエフ氏は以下の見解を示した。同パイプラインの使用開始後、ロシアは新たな中国天然ガス市場に入り、中国は供給量が巨大な天然ガス供給の新パートナーを有する。今後、ロシアは中継なしでエネルギーを中国に輸出し、中国の経済成長の「エネルギー面の後ろ盾」となることができ、これは中国側にとっても戦略的意味がある。



ベロゴリエフ氏は、石油分野の提携と比べて、ロ中の天然ガス分野の協力はスタートが遅いが、将来性があるとし、「中国側はロシア側最大の2つの天然ガスプロジェクトであるヤマルプロジェクトと北極液化ガス2号プロジェクトに参与した。双方は投資、科学研究、技術の協力を強化し、エネルギー市場を共同開発し、天然ガス輸送ネットワークと地下ガス貯蔵タンクを共同建設する見通し」だと述べた。



さらに、「中国の開放拡大に伴い、ロシア企業は中国に行き天然ガスを共同開発し、天然ガス化学工業生産を発展させるチャンスを得た。これによりロ中のエネルギー協力は多様化するだろう。東線天然ガスパイプラインはこれらの協力ビジョンの基礎を作る」と話した。





「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月3日