「日産の難局」(RFIの記事):阿修羅♪

「日産の難局」(RFIの記事):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/790.html









(Le constructeur automobile japonais Nissan en pleine dégringolade: RFI)

http://www.rfi.fr/economie/20190725-japon-automobile-industrie-ghosn-nissan-pleine-degringolade





自動車貿易・為替日本産業カルロス・ゴーン





転落真っ直中の日本の自動車メーカー・日産




記者 RFI





発表 2019年7月25日・更新 2019年7月25日14:02








日産は、第1四半期の純利益がマイナス95%の5200万ユーロに急減し、販売額も12.7%低下すると見ている。

REUTERS/Aly Song/File Photo GLOBAL BUSINESS WEEK AHEAD





カルロス・ゴーン前会長の転落によって弱体化した日産は、予想を上回る壊滅的な今年度第1四半期決算を発表した。同期の純利益がマイナス95%の5200万ユーロに急減し、売上高も12.7%低下すると同社は見ている。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル





この日本メーカーは過去10年間に例を見ない激しい減益を食い止めるために、全世界で12,500人の雇用を削減する。時間は切迫している。西川廣人・日産社長には最早、パートナーのルノーから仮借ない外科手術を施して貰うしか選択肢はない。



しかし、2022年から23年までに生産を10%削減するだけでは十分ではないと、日本で最も優れた自動車業界アナリストの1人・遠藤功治氏は考える。そして彼の目には、日産の現在の経営陣は「混乱している」ように見える。



日産はカルロス・ゴーン氏の下で危険なボリューム政策を取ってきたが、ルノー三菱自動車とのシナジー効果が実際には出ておらず、このため利益に負の、あるいは、それに近い影響が出ていると彼は付け加える。同社の利幅は2%を下回る。



カルロス・ゴーン時代の新興国への過剰投資のために、日産には新しい車種がない。さらに、同社は円高米中貿易戦争、そして、不正経理を疑われるカルロス・ゴーン氏の逮捕によるブランドイメージの毀損に苦しんでいる。





►これも読む:日産は業績悪化をカルロス・ゴーン前会長の所為にする













(La mauvaise passe de Nissan: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20190725-mauvaise-passe-nissan-resultats-baisse-japon





自動車産業日本カルロス・ゴーン





日産の難局





記者 RFI





発表 2019年7月25日・更新 2019年7月25日19:48








日本・横浜の日産本社における記者会見での西川廣人・同社CEO、2019年7月25日。

TOSHIFUMI KITAMURA / AFP





カルロス・ゴーン氏の不祥事により弱体化した、仏ルノー社と連合を組むこの日本の自動車会社が、第1四半期の期待外れの数字を明らかにした。



失速状態の日産は生産を下方修正すると、カルロス・ゴーン氏を倒した同社CEOの西川廣人氏は発表した。経営陣は販売額減少と経費増加を受け、2023年までに全世界で12,500人の雇用を削減することにした。



世界の全ての自動車会社と同様に、日産も原材料の高価格・欧州における環境規制の厳格化・主力となる中国米国市場の退潮といった、業界の全般的な低下傾向を免れなかった。しかし、この日本メーカーは戦略的な間違いのツケも払っている。





新しい戦略に向かって





ボルドー大学のベルナール・ジュリアン准教授は次のように述べる。「まず、米国市場では自社の自動車を安売りして販売台数の維持に努めていた。しかし結果として、彼らは数ヶ月前からこのボリューム戦略を断念して収益性戦略に向かって進むことにした。」



カルロス・ゴーン氏の不祥事とそれに続いて発生したルノーとの信頼の危機も、日産のイメージを圧迫しその将来に疑問を投げかけている。



日本メディアは西川廣人氏の後継者予想を始めており、西川氏の後を継ぎ信頼を回復できると誰もが認める人物として山内康裕氏という人を思い浮かべている。







日本・横浜の日産本社、2018年12月10日。

KAZUHIRO NOGI / AFP






西川廣人氏の後継者





「今日発表された結果とルノー日産危機で西川氏が果たした役割を考えると、今や西川氏がクビになるのは先ず避けられないと思われる」と、ベルナール・ジュリアン氏は説明する。



彼によれば、新指導者は連合に敵対的な人物よりむしろ、その執行委員会の内部にいる人物のような、連合のために闘う人物であるべきことを忘れてはいけない。



しかし、新CEO任命の手続きを終えるには時間が掛かるだろう。日産を立て直すにも時間が必要だと西川廣人氏は警告した。











(投稿者より)



RFIの記事2本です。前が東京の見方、後ろがパリの見方です。誤訳があるかも知れません。御容赦ください。