「2019年・露日2+2と外相会談―非難の応酬はあったが、」(DW English・Sputnik Internatonal):阿修羅♪

「2019年・露日2+2と外相会談―非難の応酬はあったが、」(DW English・Sputnik Internatonal):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/526.html









(Japan and Russia accuse one another of dangerous military buildup: DW English)

https://www.dw.com/en/japan-and-russia-accuse-one-another-of-dangerous-military-buildup/a-48980407





ニュース





日本とロシアは危険な軍事力増強について互いを非難し合う





東京での外務・防衛相会合では非難の応酬があった。両国が自国のものと主張する島々や新しい米国製ミサイル防衛システムが論争の対象だ。











木曜日に東京で開催された日露外務・防衛閣僚協議では、地域における受け入れがたい軍事力増強について互いが相手国政府を非難した。



日本は係争中のクリル諸島におけるロシアの軍事的プレゼンスの拡大を「受け入れがたい」と述べ、一方、ロシアは日本の計画する米国製イージス・アショア・ミサイル防衛システムの設置が「潜在的な脅威」をもたらすと述べている。



河野太郎・日本外相はセルゲイ・ラブロフ露外相に、「わが国の法的立場として、北方領土におけるミサイル演習・戦闘機の配備・軍事的プレゼンスの増大は受け入れられない」と述べた。



ラブロフ氏は自国の活動を擁護し、「ロシア軍は自国が主権を持つ領土で活動しており、同軍は国際法に基づいてそれを行う権利を持つ」と述べた。





日米協力にロシアは苛立つ





ラブロフ氏は日本によるイージス・ミサイル防衛システム配備計画や、日本と米国の軍事協力拡大に反対した。



この問題は岩屋毅・日本防衛相が扱っており、彼はセルゲイ・ショイグ露国防相に、同システムが「純粋に防衛目的のものであり、ロシアや他国を脅かすために使われることは決してない」ことを述べた。



日本は自国が隣国の中国北朝鮮による脅威の増大に晒されていると見ており、ミサイル防衛システムを強化中だ。また、安倍晋三首相は12月に拡大しつつある米国との防衛協力の一部として、F-35ステルス戦闘機と巡航ミサイルの購入計画を承認した。





島々が第2次世界大戦による交戦状態の正式な終了を阻む





ロシアがクリルと呼び日本が北方領土と呼ぶ係争中の島々は、第2次世界大戦が終わる際にソ連が日本帝国から奪取したものだ。



日本の北の島・北海道から僅かに離れ、オホーツク海と太平洋の間に位置する島々をめぐる紛争のために、両国は太平洋における戦争の正式な終了が出来ずにいる。





安倍首相は石油・ガス・その他の天然資源の開発に期待を掛けて、島々を取り戻すことを熱望している。



去年11月、安倍晋三・日本首相とウラジミール・プーチン露大統領は―1956年のソ連側の提案に基づいて―島々を日本に返すための交渉を加速させることに合意したが、それでも進捗は遅い。



木曜日の会合は、6月末に日本の大阪で開催される次回のG20首脳会議の際の安倍氏とプーチン氏の会談を前に島々に関する詳細を詰めるために、各国の閣僚2名による「2+2」のフォーマットで開催された。





js/sms (AP, dpa)





発表 2019年5月30日

関連テーマ ウラジミール・プーチン, 日本, ロシア, ドミートリー・メドヴェージェフ














(Japanese and Russian FM Discuss Kuril Islands Issue, Bilateral Ties in Tokyo: Sputnik International)

https://sputniknews.com/world/201905311075498970-russia-japan-lavrov-kano-talks/





日露外相が東京でクリル諸島問題や2国間関係を協議する







© Sputnik / Eduard Pesov





世界





2019年5月31日09:29 (更新 2019年5月31日09:51)






東京(スプートニク)―河野太郎・日本外相は金曜日、日露関係に肯定的な変化が現れ始めたと述べた。



日本外相とセルゲイ・ラブロフ露外相は金曜日、東京で2国間対話を開いた。両国代表団が加わる前に、両閣僚は差し向かいで30分以上話し合った。



ラブロフ氏は、露日対話の頻度が増えたからといって両国が自動的に両国間の問題を解決できるわけでないと指摘し、ロシアは日本と貿易協定・査証制度廃止についての交渉を前進させたいと付け加えた。







「交渉プロセスの強化が自動的に両国の立ち位置を近づけることを意味しないのは確かだ。いまなお多くの問題が存在する」と、彼は対話の後で述べた。









もっと読む:露日外相・防衛相が東京で2+2対話を開く





「今年6月に予定されている両国の指導者による首脳会談の準備の一部として、去年11月にシンガポールで露日両国の指導者が達した合意に沿って、私たちは平和条約の問題や広汎な分野における協力について協議した」と、河野氏は交渉の後で記者たちに述べた。



また、同氏は多様な分野における様々なレベルでの2国間の接触の拡大を歓迎した。



「両国外相によるこれまでの会合のように、私は両国の立場が異なる問題についてロシア外相に明確に説明したことだけは、申し上げることが出来る」と河野氏は述べた。







© AFP 2019 / ANDREY KOVALENKO

クレムリンはクリルの日本への譲渡を認めないと平和条約に取り組む専門家が述べる






木曜日、露日両国の外相と防衛相はいわゆる2+2フォーマットでの対話を開いた。係争中の南クリル諸島におけるロシアの軍事活動をめぐり不和の声が上がったが、両国の外交・軍事責任者たちは生産的な交渉に務め、安全保障についての2国間協力の更なる進展を相互が強く望むことを改めて確認した。





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タグ 交渉, 河野太郎, セルゲイ・ラブロフ, 日本, ロシア, クリル諸島














(Russia-Japan Post-War Peace Treaty Discussed at Lavrov-Kono Talks in Tokyo: Sputnik International)

https://sputniknews.com/world/201905311075504760-russia-japan-lavrov-kono-talks/





露日の戦後の平和条約が東京でのラブロフ・河野会談で協議された







© Sputnik /





世界





2019年5月31日12:57 (更新 2019年5月31日13:01)






デニス・ボロツキー





セルゲイ・ラブロフ氏の日本訪問2日目、露日外相が日本の首都で2国間交渉を行った。議題には戦後の平和条約・両国間の査証制度廃止協定などの課題が含まれた。



木曜日、セルゲイ・ラブロフ露外相と河野太郎・日本外相が両国防衛相同席の下で2+2フォーマットの対話を始めたとき、全てが大きな混乱もなく進んだ。しかし、金曜日に防衛閣僚たちが離れて2国間外交交渉に場面が変わると、日本外務省の建物が地元の超国家主義者たちによって殆ど包囲された砦のように見えた。2台のバンが街区の周囲をゆっくりと走りながら、反露メッセージの録音を拡声器を通して流していた。











[「北方領土を返せ!」―露日対話の間この叫び声がずっと続いた。警察はマイクを用いて音量を測り、音量が当局が承認した値を上回った場合には活動家たちは罰金刑を受ける。]





対話自体は閉じられた扉の奥で行われた。詳細を一般に公表しないことで双方が合意したため、メディアはセルゲイ・ラブロフ氏と河野太郎氏が相手に話した正確な中身に光を当てて推測する作業に大部分の時間を割いた。そのため、当事者たちから出された言葉通り一片一片の情報が非常に重要だ。





もっと読む:露・プーチン氏と日本・安倍氏が6月末に大阪で会談-ラブロフ氏





日本の外交官たちは対話を準備するためにたくさんのことをした。河野太郎氏による冒頭発言の間は全てが順調だったが、セルゲイ・ラブロフ氏が話す番になると彼のマイクの音声レベルが急にゼロ近くまで落ちたために、ジャーナリストたちは彼のスピーチを聞くことが非常に困難だった。



それでも、その日ラブロフ氏は報道陣に話す機会を得た―その時はロシア大使館の前で、そこでは露日間の平和条約と日本による領土の主張についての彼の発言が大きな声ではっきりと聞き取れた。



ロシアの外交責任者は、同国は日本とソ連が署名した1956年のモスクワ宣言に従って行動していると述べた。両国間の平和条約は署名されなければならないが、第2次世界大戦の結果を受け入れることなしに条約の署名は不可能だと、ラブロフ氏は付け加えた。そのロシア閣僚によれば、ソ連は善意を表明し国境問題の交渉を進める準備が出来ているが、平和条約がそのために必要な最初のステップだとその文書には述べられている。









この意思は日本国民の利益を考慮したものであるから、ソ連による善意の行為として[1956年宣言において]これを行う下準備があったという事実が意味することは1つだけだ―署名当時には島々はソ連の不可分な領土であると双方が認識していた。そして、この事実を認めることなしに更に進むことは不可能だ。









この問題について日本は異なる見方をしており、そのため現在まで領土についての主張を更なる行動の必要条件としており、平和条約の署名を拒否してきた。





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日本が異議を唱える南クリル諸島はイトゥルップ・クナシル・ハボマイ・シコタンの4島だ。



東京での両外相の対話は農業・銀行業務・エネルギー・観光における共同事業など、他の問題にも向けられた。

















ロシアは日本と相互の査証制度廃止について―最初は日本・北海道と露・サハリン州の住民の間に、そしてその後―他の全市民にこれを導入したいと強く望んでいる。



ラブロフ氏の訪問は6月末の大阪での露日両国の指導者による会合の準備の一部だ。G20首脳会談の傍らでウラジミール・プーチン大統領安倍晋三首相が対話を開く予定だ。





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タグ クリル諸島, 河野太郎, セルゲイ・ラブロフ, 日本, ロシア