「中国と台湾:『一つの中国』をめぐる応酬」(人民網日本語版・フォーカス台湾):阿修羅♪

「中国と台湾:『一つの中国』をめぐる応酬」(人民網日本語版・フォーカス台湾):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/17/china12/msg/806.html









人民網日本語版)

http://j.people.com.cn/n3/2019/0102/c94474-9534000.html





習近平総書記「一つの中国原則を堅持し、平和的統一の将来を守る」





人民網日本語版 2019年01月02日15:42











習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は2日「台湾同胞に告げる書」発表40周年記念会で重要談話を発表し、「海峡両岸はまだ完全に統一されていないが、中国の主権と領土が分割されたことはなく、大陸と台湾が同じ一つの中国に属するという事実が変わったことはない。『一つの中国』原則は両岸関係の政治的基礎だ。『一つの中国』原則を堅持すれば、両岸関係は改善・発展し、台湾同胞に利益をもたらすことができる。『一つの中国』原則に背けば、両岸関係の緊張と動揺を招き、台湾同胞の切実な利益が損なわれる」と指摘した。新華社が伝えた。



習総書記は「統一は歴史の大勢であり、正しい道だ。『台湾独立』は歴史の逆流であり、先のない道。われわれは台湾人民に希望を託す方針を堅持し、これまで同様に台湾同胞を尊重し、台湾同胞を思いやり、台湾同胞と団結し、台湾同胞を頼みとし、誠心誠意台湾同胞のために確かな事を成し遂げ、良い事を成し遂げ、難事を解決する。無数の台湾同胞は党派、宗教、階層、軍民、地域の違いに関係なく、いずれも『台湾独立』が台湾に深刻な災いをもたらすだけであることを明確に認識し、『台湾独立』による分裂に断固として反対し、平和的統一の明るい将来を共に追い求める必要がある。われわれは平和的統一のために広大な空間を創造することを望んでいるが、様々な形式の『台湾独立』分裂活動にはいかなる余地も断じて残さない」とした。



また「中国人は中国人と戦わない。われわれは最大の誠意をもって、最大の努力を尽くして平和的統一の将来を勝ち取ることを望んでいる。なぜなら平和的方法による統一実現が、両岸同胞及び全民族を最も利するからだ。われわれが武力行使の放棄を約束せず、必要なあらゆる措置を取る選択肢を留保するのは、外部勢力の干渉と極少数の『台湾独立』分裂分子及びその分裂活動に対してのものであり、台湾同胞に対してのものでは断じてない。両岸同胞は共に平和を図り、平和を守り、平和を享受する必要がある」とした。(編集NA)





人民網日本語版」2019年1月2日





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(フォーカス台湾)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/201901020006.aspx





蔡総統「台湾は決して受け入れない」 中国・習氏が「一国二制度」強調





【政治】 2019/01/02 19:27







蔡英文総統





台北 2日 中央社蔡英文総統は2日、中国の習近平氏が同日行った台湾政策に関する演説で「一国二制度」を強調し、統一の考えを繰り返し訴えたことを受け、「台湾は一国二制度を決して受け入れない」との立場を示した。



北京の人民大会堂で同日、中国が台湾に平和的統一を呼び掛けた「台湾同胞に告げる書」の発表40年を記念した式典が開かれ、習氏が演説を行った。習氏は「『平和的統一、一国二制度』は統一を実現する最良の方法だ」と主張したほか、外部の干渉や台湾独立派の活動に対しては「武力放棄は約束しない。必要な措置の選択肢を留保する」と表明。「一つの中国」原則を前提とする「92年コンセンサス」に関しては「(台湾)海峡両岸が一つの中国に属し、国家統一に向けて共に努力していく」とその内容を定義した。



蔡総統は同日午後、台北の総統府で記者会見を開き、習氏の演説に対する約6分間の談話を発表。「われわれは一貫して92年コンセンサスを認めていない」と台湾の立場を明確にした上で、「北京当局が定義する92年コンセンサスとは一つの中国、一国二制度だ。対岸の指導者のきょうの談話はわれわれの懸念を証明した」と言及。台湾は一国二制度を決して受け入れず、「大多数の台湾の民意も一国二制度に断固反対している。これも台湾のコンセンサスだ」と主張した。



蔡総統はまた、1日に発表した新年の談話で提唱した、「中国は中華民国台湾が存在する事実を必ず認めること」などを含む「4つの『必ず』」を改めて説明し、中国に対し、「大国には大国としての度量、責任が必要。国際社会も中国が変われるか、信頼できるパートナーになれるのか見ている」と呼び掛けた。



与党・民進党が大敗した昨年11月の統一地方選にも触れ、この結果は「台湾の民意が主権を放棄しようとしていることを意味するものでは決してない。台湾の主体をめぐる問題で譲歩するということにもならない」と述べた。



台湾の対中政策を担当する大陸委員会は同日、声明を発表。習氏の演説は「台湾に対する統一戦線、統一促進、分断のプロパガンダ」だと指摘したほか、「(習氏が演説で唱えた)『一つの中国』を前提とした「民主主義的協議」は台湾を分断させ、わが国の主権を消滅させる統一協商」だと反発。「中華民国台湾海峡の平和を維持し、国家主権を断固として守る」とし、民主主義、自由主義の政治体制と平和、人権などの価値観、理念で両岸政策を推進していくと強調した。





(温貴香、顧セン/編集:名切千絵)