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「大坂なおみ:グランドスラムを制した混血女性が日本社会に投げた波紋」(RFI):阿修羅♪

大坂なおみグランドスラムを制した混血女性が日本社会に投げた波紋」(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/social9/msg/862.html







(Tennis: Osaka, la métisse qui a donné sa 1e victoire en Grand Chelem au Japon: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20180910-tennis-metisse-victoire-naomi-osaka-japon-haiti





日本テニス米国ハイチ





テニス:大坂、日本に初のグランドスラムの勝利をもたらした混血女性





記者 RFI 発表 2018年9月10日・更新 2018年9月10日09:07







大坂なおみは米国系日本人だ。2018年9月8日土曜日、彼女はニューヨークで米国の黒人セリーナ・ウィリアムズを下してUSオープンテニスを制した。

REUTERS/Caitlin Ochs






USオープンでの大坂なおみの歴史的な勝利はこの女性テニス選手を世界的なスターの一人に押し上げた。グランドスラム・トーナメントで日本人が勝利したのは今回が初めてだ。伝説のセリーナ・ウィリアムズを下して得ただけに日本のメディアは一層この偉業を誉め称えた。新聞は、日本とハイチに出自を持ち米国で育ったこの混血女性が日本との間で織り成した複雑な関係について書き立てている。





2018年9月8日土曜日に大坂なおみがニューヨークでのUSオープンに勝利して以降、決勝の対戦相手だった米国人による大会をいくらか台無しにした態度について、日本の新聞が強調することはなくなった。



一部の記者はそれよりも、試合の後で大坂なおみが突然寿司を食べたくなったとの欲求に捕らわれたことの方を取り上げたと、RFI東京特約記者フレデリック・シャルルは述べている。メディアは結論を出した。間違いない、彼女は立派な日本人だと。



「USオープン優勝本当におめでとう。日本人で初のグランドスラム・タイトル獲得ですね。日本中に元気と感動を与えてくれて有り難う」と首相はツイートした。移民にはほとんど国を閉ざしているのにだ。



安倍晋三は北海道に向かうところだった。この島は大地震のために地滑りが起こり、小さな村の家々が呑み込まれ35人の死者が出ていた。



NHKチャンネルは最近発生した自然災害について放送中の番組を止めて、彼女の勝利を伝えた。日本の日刊紙・朝日新聞は、号外を印刷して東京の街路で配布すると表明した。







USオープンの決勝ではセリーナ・ウィリアムズが審判と口論をしたために、対戦相手の勝利にいくらか翳りが生じた。それでも彼女は大坂を讃えた。

Reuters / Robert Deutsch-USA TODAY Sports






20歳の大坂なおみは1年後には国籍を選ばなければならない





大坂と家族の数奇な運命。ハイチ人の父親はちょうどその島・北海道で日本人の母親と出会った。しかし、日本の社会は異質な者に冷たく、彼女の家族は黒人であるハイチ人との結婚を認めなかった。



なおみは大坂の街で生まれた。その3年後、家族は彼女を米国のコスモポリタン的な空気の中で育てることにした。彼女がUSオープンをホームのように戦えたはそのためだ。何よりも、そこで憧れのセリーナ・ウィリアムズと決勝で試合することが彼女の夢だった。



それでも、1年後には大坂なおみは日本と米国の間で国籍を選ばなければならない。日本は二重国籍を認めていない。しかし、なおみと同様に黒い肌を持つ者にミスコンテスト・タイトルの1つを与えるまでに日本は開かれた。



彼女の父親は母親への愛からなおみが日本人を名乗るよう願った。彼女のファンたちは声を上げる。「肌の色は関係ない!」と。ただ、北海道の祖父たちは身長180cmの孫娘をそれほど誇りに思ったことがなかった。



彼女の祖父・大坂鉄夫は公共テレNHKに語った。「私にはまだ信じられない。彼女が勝利したとき私は妻と一緒にみんなで抱き合った。嬉しさのあまり私は泣いた。」







グランドスラム初勝利後の大坂なおみ。2018年9月4日、ニューヨークにて。

Reuters / Danielle Parhizkaran-USA TODAY SPORTS






混血に更にオープンな日本の若者世代





大坂なおみは日本の記者の質問に対して、母親の言語でぴったりの言葉が見つからなくてごめんなさいと英語で謝ることが度々ある。しかし日本人はSNSでそれをからかっているようだ。



「インタビューに答えるのを見れば彼女が日本人であることは明らかだ。どこで生まれたかやどこで育ったかや肌の色や喋る言葉は関係ない」と、あるネットユーザーがツイッター上に考えを述べているのが読める。



日本はいまなお異質な者に冷たく差別も存在する。なおみは東京で自分を待ち構える歓迎に準備できているか?「いいえ、できていないと思います。誰もが私にその質問をするので」と彼女は言う。



しかし、その時は直ぐに来る。そして、混血という問題について祖父の国がどれだけ進化したかを大坂なおみは確認できるだろう。なぜなら、彼女の次の目標である次のトーナメントは来週に東京で開かれるからだ。



この間、彼女の同僚であるテニス選手・錦織圭ツイッターにトロフィーと日本の旗を象った絵文字を溢れさせ、続いて自分の誇らしい思いを改めて日本の旗への敬意とともに示した。





►再び読む:大坂がセリーナ・ウィリアムズを下してUSオープンを制する











(Tennis: le retour au Japon de Naomi Osaka, entre triomphe et questions: RFI)

http://www.rfi.fr/sports/20180913-tennis-naomi-osaka-retour-japon-apres-son-titre-us-open-serena-williams





スポーツテニス日本





テニス:勝利と疑問の間で大坂なおみが日本に帰国





記者 RFI 発表 2018年9月13日・更新 2018年9月13日14:11







横浜で記者会見に応じる大坂なおみ、2018年9月13日

REUTERS/Toru Hanai






9月13日木曜日、東京に到着した女性テニス選手・大坂なおみはスターとしての歓迎を受けた。数十人のファンや記者たちが朝の時間にも係わらず、グランドスラム・タイトルの1つUSオープンに勝利した初の日本人である20歳の若い女性を羽田空港で出迎えた。彼女の勝利は日本に自己のアイデンティティと人種的に純粋との自己概念を定義し直すよう促している。





報告 RFI東京特約記者フレデリック・シャルル





大坂なおみが日本人であることに疑いはない」と、その日本人の母親とハイチ人の父親との間に生まれた20歳の若い女性を羽田空港まで出迎えに来た1人のファンが、あるテレビチャンネルではっきりと述べた。



その少し後、ある記者がそのテニスチャンピオンに、自分が混血であるという事実について、また、人種的に均質という神話をいまなお抱くこの国で自分が肌の黒い日本人であることについてどう感じるかを尋ねた。



大坂なおみは答えた「私は私です!」



日本のSNSで他の混血女性が反応した。「日本人は大坂なおみが真の日本人だと言い張るが、それは彼女がスターだからだ。しかし、ここには民族が混じることにまつわる偏見が残っている。」





日本人のアイデンティティについての論争が再開





大阪の街で生まれた大坂なおみは3歳で両親とともにニューヨークに移転し二重国籍を保持する。



2015年に日本のミスコンテストの1つで肌の黒い女性がタイトルを得たために、やはり論争が発生した。彼女は日本の美を具現化するのに相応しいのかと。



日本は高齢化のために移民に国を開くことを余儀なくされている。大坂なおみが世界的な名声を得たことにより、日本は民族的マイノリティをその一部として含んでいることを認めるとともに、現代の世界に合わせた国民のアイデンティティを築かざるを得なくなると、国連人権委員会の特別報告者を務めたドゥドゥ・ディエンは述べている。











(投稿者より)



RFIの記事を2本ご紹介します。



フランスは多様性こそ国の活力の源泉と信じる国のようで、そのためにどれだけのデモが起こりどれだけの車が焼かれようともそこにブレはないようです。"elle est bien japonaise"「彼女は立派な日本人だ」、この表現だけでも怒り出す人はいるでしょうが、「なおみは勝者だ。だから彼女は日本人だ」と持て囃す日本人の都合の良さを冷ややかに見る目も感じ取っていただけたらと思います。



私個人の立場としては治安や社会秩序の観点から移民の受け入れに反対していますが、それが誰であれ人としての尊厳は守られるべきだと思います。ただ、現実の問題として私の職場も人手不足で募集を掛けても人は来ませんから、悩ましいところです。本音としては、言葉が分かり周囲に不快感を与えず技能を持ちゴミを分別してくれる方ならどなたでも助かります。



今回はスポーツ関連の文章であることから敬称を全て略しています。



記事で紹介された錦織氏のツイートはこれです。
















日本人のアイデンティティを考えるという文脈で混血女性の活躍が度々紹介されています。私が過去に投稿したものを下に付しておきます。



真の日本人でないことを非難されている、2015年日本のミスの混血女性(RFI) [2015.4.2]



(BBC) 「日本人」とは? ミス・ユニバース日本代表の問題提起 (BBC News Japan - Youtube) [2015.6.25]



吉川プリアンカさん、インド人の血を引く日本のミス (RFI) [2016.9.11]