安倍新内閣に理性的なハト派が入閣 右傾化政策が継続困難に(チャイナネット):阿修羅♪

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http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2017-08/05/content_41350759.htm

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安倍新内閣に理性的なハト派が入閣 右傾化政策が継続困難に





タグ: 内閣改造 閣僚 河野





発信時間: 2017-08-05 08:57:08 | チャイナネット






日本の安倍晋三首相は3日に内閣改造に取り組み、19人の閣僚のうち14人が交代となった。これは近年としては最も大掛かりな内閣改造で、防衛大臣外務大臣総務大臣などの重要ポストが交代となった。安倍内閣の支持率が急落し、政権運営が苦境に陥るなか、今回の内閣改造は最後の頼みの綱になるだろうか。日本メディアの多くがこれを悲観している。



日本のウェブサイトは「これまでの内閣は未来チャレンジ内閣とされていたが、安倍首相の側近、飾り扱いの女性が余りにも多く、トモダチ内閣や女性アピール内閣と呼ばれていた。これは確かに奇妙なことだ。現在の内閣では、未来を見ることができない」と論じた。



新閣僚の議論は、野田聖子総務相河野太郎外相に集中している。ラジオ・フランス・アンテルナショナルによると、今回の内閣改造では、郵政大臣などを歴任した前自民党総務会長の野田聖子氏が、総務相に就任した。野田氏は自民党内のリベラル派で、中国との関係が良好だ。野田氏を始めとする与党女性国会議員代表団一行は7月12日、北京市劉延東副総理と会談した。外相は前行政改革担当大臣の河野太郎氏が就任。父の河野洋平氏は元衆議院議長で、中国と良好な関係を持つ。1993年には日本の内閣官房長官として、日本軍が第二次大戦中に慰安婦を強制徴用したことを認める有名な「河野談話」を発表した。



ロイター通信によると、安倍首相が任命した河野太郎氏は若手議員だ。河野氏ジョンズ・ホプキンス大学に留学し、多くの日本の政治家の助手を務めた。ウィズダムツリー・ジャパンのイェスパー・コールCEOは「米国は現在不確定要素に満ちているが、河野氏の強い人脈は大きな資産だ。地域で中国の影響力が急増すると予想されるなか、河野氏の主要任務は日本と最も親しい同盟国、米国との緊密な連携だ」と指摘した。



テレビ朝日によると、河野氏は日本の政界の「一匹狼」とされていた。議員に7回当選しているが、安倍首相に取り入っておらず、友人でもイエスマンでもない。河野氏原発問題で安倍首相を批判したこともある。外交の手腕は未知数だが、米中韓に人脈がある。政治記者角谷浩一氏は「安倍首相は日中・日韓関係が不得手で、河野氏の存在感が大きい。新しいアジア観の外交を展開できるかもしれない」と話した。



3日付香港紙・南華早報は「安倍首相は朝鮮半島問題、韓国の慰安婦問題、それから中国やロシアとの領土問題など、一連の外交の課題を迎えている。外相を交代したが、日本の外交が成功するかは首相本人にかかっている」と論じた。双日総合研究所吉崎達彦副所長兼チーフエコノミストは「安倍首相がだれを新外相に据えようとも、日本の中心的な外交政策は官邸から出される。安倍首相は米国にならった国家安全保障会議で、首相の権力を強化している」と述べた。



上海外国語大学日本文化経済学院の廉徳瑰教授は3日、環球時報の記者に対して「日本の今回の内閣改造には新しい傾向が見られた。安倍首相の腹心がほとんど入閣せず、スキャンダルのあった人物、右寄り過ぎる人物も交代された。そのため新内閣は以前ほど右翼カラーが強くなく、安倍首相が党内のハト派に大きく譲歩したように見える。そのため新内閣の理性的なハト派により、安倍首相の右傾化政策が続けにくくなる」と分析した。



一部の日本メディアは3日夜の記者会見で、安倍首相が記者からの質問に対して、改憲に日程表はないと回答したことに注目した。これは2020年に新憲法を施行するという以前の発言と完全に異なっている。





「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月5日