中国標準の「海外進出」を加速、「一帯一路」建設を支援(理論中国):阿修羅♪

中国標準の「海外進出」を加速、「一帯一路」建設を支援(理論中国):阿修羅♪

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http://jp.theorychina.org/xsqy_2477/201706/t20170608_355114.shtml





中国標準の「海外進出」を加速、「一帯一路」建設を支援





発表時間:2017-06-08 |





著者: | 出所:『人民日報』






習近平総書記が提案した「一帯一路」建設は、中国がグローバル化に適応・けん引し、開放型経済新システムを構築するために提出された重大な策略配置で、経済成長の道を探り、地区新型協力関係を構築し、人類運命共同体の建設を促進し、世界各国に発展のチャンスと成果を共有させるために、重要で長期的、かつ現実的な意義を持っている。「一帯一路」提唱が提案されて以来、国際社会から広い反響を得て、巨大な協力の潜在力を呼び起こしている。



開放・協力、相互連結によって各国の共同繁栄、共有発展を促進することは、「一帯一路」建設を推進する目標と意義だ。標準は国際協力、相互連結の通用言語で、グローバルガバナンスシステムと経済貿易の協力と発展の重要な技術基礎だ。中国標準の「海外進出」を加速し、政策上の意志疎通、インフラの相互連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の相互疎通を促進することは、「一帯一路」建設を推進するために重要な意義を持っている。





標準は「一帯一路」建設において基礎的な地位を持つ





標準はインフラの品質の保障だ。「一帯一路」の沿線国家のほとんどは発展途上国で、エネルギー、交通、情報などのインフラが比較的に弱い。電力を例にすれば、南アジア、サハラ南のアフリカ地区のほとんどの地域に電流の通じた鉄条網がない。それは世界で最も電力が欠如している地区で、無電人口が10億人を超えている。ロシア、中央アジア、東ヨーロッパなどの地区は電力施設の老朽化問題が際立ち、今は大規模の改造とグレードアップを展開している。西アジア地区は新エネルギーを発展し、エネルギーのモデルチェンジを推進し、ガソリンと天然ガスに対する依頼を減少しているため、電力建設が高速拡張期に入った。中国は鉄道、電流の通じた鉄条網、ダム、橋などのインフラ分野における建設能力は世界の第一位を占め、建設の能力も世界で先頭を切っており、完全な標準システムと品質システムを形成している。近年、中国は国際、国内で一連の世界レベルの工事を建設し、品質のレベルが世界で認められている。インフラ建設は、各業界、多くの家に利益をもたらし、地元の民衆に、目に見えて、手に取れるような実在な利益を与える。中国の優位性を発揮し、中国の標準を基準に、インフラ建設の協力を高質に展開することは、「一帯一路」建設に強大な動力を注ぐ。



標準は相互連結の基本的な規範だ。インフラの相互連結はグローバル化の大きな傾向で、貿易の円滑化、民心の疎通の基礎で、「一帯一路」建設における優先的な分野だ。中国は、アジアインフラ投資銀行、世界インフラ相互連結連盟の成立を発起した。沿線国家と「一帯一路」建設とのドッキングもそれを重点とし、アセアンの「連結性マスタープラン(2025)」、カザフスタンの「光明の道」計画、ラオスの「大メコン圏の中心国」(Land Linked Country)戦略は、いずれもインフラの相互連結を際立たせている。「一帯一路」沿線国家のインフラ標準システムが異なり、標準システムが構築されていない国もあるため、インフラの相互連結を制約している。相互連結、標準の先立は、沿線各国の標準のドッキングを強化し、標準の相互疎通を推進し、空白なし、交差なし、衝突なしの標準規範を形成し、「一帯一路」沿線国家のインフラの相互連結、安全運行のために強力な保障を提供する。



標準は生産能力協力の基礎的な支えだ。標準は国際貿易における通用の言語システムで、国際生産能力の協力を推進するために、製品は標準の関門を乗り切らなければならない。新世紀以来、中国の装備工業は高速成長し、ハイエンド装備の製造能力が明らかに強化し、発達国との格差が縮まりつつある。特に、超々高電圧、高速鉄道原子力発電などの分野では、すでに発達国を超えている。これらの分野では、世界初の重大装備は中国製造と中国創造を実現した。中国標準を国際標準への転換を加速し、より多くの中国製造に「海外進出」の通行証を与えることによって、「一帯一路」沿線国家が中国の良質な装備を使うことができるのみならず、中国が沿線国家で投資したり、工場を建設したりして、地元の製造業のモデルチェンジとグレードアップを促進し、沿線国家の経済社会発展の内的動力をも強化することができる。





中国標準の「海外進出」は著しい効果を成し遂げ





欧米の国と比べて、中国の工業化はスタートが遅く、標準化の建設が遅れをとっている。新世紀以来、中国は標準強国戦略の実施に力を入れてきた。習近平総書記は、自主的革新が自主的ブランド、知的財産権、標準化との結合を提出し、技術の特許化、特許の標準化、標準の産業化、標準の国際化に対して明確な配置を行った。中国の標準化建設は高速成長の段階に入り、中国標準は成功に「海外進出」し、「一帯一路」建設において欠かせない役割を果たしている。



国際標準策定に関する発言力は明らかに向上した。国際三大標準機構の中で、中国は国際標準化機構(ISO)の主席、国際電気標準会議(IEC)の副主席、国際電気通信連合(ITU)の秘書長を務めており、IECの常任理事国になった。数多くの中国の専門家は国際標準機構で専門委員会の首席専門家を務め、中国の国際標準の策定に関する発言力を大幅に向上した。2017年3月までに、中国は約600件のISO/IEC標準を提出したり、建設計画に入れたりし、国家電網会社が39件の国際標準を主導的に編制した。



戦略的振興産業の標準は発達国を徐々に追い越してきた。伝統的な工業分野では、国際標準は主にアメリカ、ドイツ、日本などの発達国に主導されている。高速鉄道原子力発電、超々高電圧、新エネルギーなどの戦略的振興産業の分野では、中国は完全な標準システムを構築し、標準化作業が発達国と肩を並べ、世界先進的な行列に入った。



2008年以来、IECが新しく成立した五つの新技術委員会はいずれも中国国家電網会社により発起されたものだ。中国の電動自動車充電・電池交換標準システムはアメリカ、ドイツ、日本と共に世界四大標準システムとされている。中国が主導に編制した超々高電圧、新エネルギーアクセスなどの国際標準は世界関連工事建設の重要な規範になった。国家電網会社は超々高電圧の先進的な技術に依存し、「テレスピレス水力発電所」送出第一期、第二期という二つの±800超々高電圧直流プロジェクトを落札し、中国標準を大量に採用した。



中国標準の国際影響力が日増しに強化している。中央企業は標準を持って「海外進出」することを堅持している。中国土木工程グループが請け負ったエチオピアからジブチまでの鉄道は、投資総額が40億ドルに達し、全てが中国標準と中国設備を採用した。中国冶金科工グループがパプアニューギニアで投資したRamu NiCoプロジェクトは投資総額が123億元で、中国標準を採用して建設し、31億元の中国装備の輸出を推進した。国家電網会社が請け負ったエチオピアのグランド・エチオピアン・ルネッサンス・ダム水力発電所500キロボルト送出工事は投資総額が14.6億ドルで、全てが中国標準に従い建設し、主な設備が100%の中国製造を実現した。このプロジェクトはアフリカで最も先進的な送変電プロジェクトとなり、エチオピア政府に青少年愛国主義教育基地と指定された。世界銀行と数多くのアフリカ国は専門家を派遣したが、いずれもプロジェクトの品質と技術のレベルを高く評価している。





中国標準で「一帯一路」建設にサービスを提供





「一帯一路」建設の推進は、人類運命共同体を構築するための偉大なる実践で、グローバルガバナンスを革新し、共同繁栄を促進するための中国の提唱だ。中国標準は重要な役割を発揮している。より多くの中国技術が国際標準になり、より多くの中国標準が国際に認められるようになるために、各業界は標準意識を確実に樹立し、標準を高く重視し、標準の品質を高め、標準を厳しく執行し、標準強国戦略を深く推進し、中国標準の品質とレベルを全面的に向上すべきだ。



標準のトップデザインを強化する。「一帯一路」建設の推進を契機に、国家標準化戦略の策定を加速し、効率的な作業システムを構築し、政府機関が組織・協調の役割を発揮し、企業が主体の役割を発揮し、科学技術機構、大学が技術支援の役割を発揮し、標準化作業の戦略計画、技術路線、政策研究を系統的に展開し、国内、国際及び重点国家の標準の状況を系統的に整理し、空白標準の難関攻めを展開し、科学的な標準システムを構築する。



国際標準の策定に積極的に参加する。企業、科学研究機構、大学からのより多くの優秀な人材が国際標準機構に入り、戦略、政策と規則の策定に深く参与するように奨励し、国際プラットフォームを十分に利用し、中国標準を国際標準へと昇格するように促進する。戦略的新興産業発展の歴史的チャンスをつかみ、スタートラインで標準策定作業をしっかりと行い、優勢分野の技術が標準への転換を加速し、中国の高速鉄道、超々高電圧、シンエネ于、電動自動車の分野における標準が国際の権威的な標準への昇格を加速する。



中国標準の「海外進出」を推進する。「一帯一路」重大プロジェクトの建設において中国標準の使用を普及し、「中国技術+中国標準+中国装備+中国建設」の産業チェーンの「海外進出」を推進し、インフラの逸品プロジェクト、模範プロジェクトを建設し、中国標準の国際影響力を拡大する。「一帯一路」インフラ標準化連盟の成立を発起し、標準協力のプラットフォーラムを構築し、協同作業メカニズムを作り出し、沿線各国の鉄道、電力、港、通信などのインフラ標準のドッキングと相互承認を促進する。



世界には、標準の協同発展が欠かせない。標準は世界の相互連結を促進する。中国が共商、共建、共有、革新的発想、たゆまない努力を堅持すれば、中国標準は「一帯一路」建設においてより多くの役割を発揮し、「一帯一路」という明るい道はより広くなろう。





(著者の所属:国家電網会社)