「日露首脳会談」(Suptnik日本・RFI・Pars Today):阿修羅♪

「日露首脳会談」(Suptnik日本・RFI・Pars Today):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/685.html













(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/politics/20160506/2091505.html





露日首脳会談、プーチン大統領「日本は重要なパートナー」







© Sputnik/ Sergey Guneyev





政治





2016年05月06日 22:08(アップデート 2016年05月07日 06:13)






プーチン大統領は安倍首相とのソチでの会談の席で日本はロシアにとって重要なパートナーであり、両国は政治、経済面で注目を要する問題を抱えていると語った。





プーチン大統領は、「日本は単なる隣国ではない。我々のパートナー であり、しかも我々にとってはアジア太平洋地域における重要なパートナーだ。周知の事が原因で政治分野でも貿易経済関係でも我々はある程度注意を要する問題を複数抱えている。もしかするとこうした状況のために我々は両国関係を構築し、それを高いレベルで維持することに殊更の注意をさくべきなのだ」と語った。



プーチン大統領は「尊敬する首相、あなたのこの訪問をまさにこうした、相互に関心のある問題に共に取り組む可能性だととらえましょう」と指摘した。



これに対し、安倍首相は次のように語った。



「昨年9月の首脳会談以来、我々の両国間関係は活発に前進している。」



「今日、私は平和条約締結をはじめとする政治といった双方向の課題や、我々、また全世界の目の前に立ちはだかるアクチュアルな国際問題について、ウラジーミルと共に忌憚のない意見交換をしたいと思っている。」



安倍首相はプーチン大統領に対して、親しい間柄で用いる二人称で呼びかけた。



安倍首相は「首脳会談以来、両国関係は活発に前進している…。私たちは国連総会やG20の場のみならず、電話でも良い対話を行なってきた。こうしたコンタクトを私は高く評価している」と語った。



「ソチの美しい光景を思い出しながら、昨年11月以来、ウラジーミルと会う機会を待ちきれない思いで待っていた。私は今日、あなたに会えて本当に嬉しい。」安倍首相はこう付け加えた。















タグ 露日関係, 安倍晋三, ウラジーミル・プーチン, 日本, ロシア













(Shinzo Abe rencontre Poutine sur fond de différend sur les îles Kouriles: RFI)

http://www.rfi.fr/europe/20160507-shinzo-abe-rencontre-vladimir-poutine-fond-differend-iles-kouriles-sotchi





ロシア日本安倍晋三ウラジミール・プーチン





安倍晋三氏はクリル諸島の紛争を背景にプーチン氏に会う







記者 RFI





発表 2016年5月7日・更新 2016年5月7日01:46







ウラジミール・プーチン露大統領が安倍晋三・日本首相の傍らにいる。ソチにて、2016年5月6日。
REUTERS/Pavel Golovkin/Pool






5月6日金曜日、安倍晋三・日本首相はソチでウラジミール・プーチン露大統領に会った。これは2014年2月の冬季五輪大会の式典の機会に訪露して以来初めてだ。討論のテーマには国際関係・経済問題だけでなく、日本が主権を主張しているクリル諸島のデリケートな問題もあった。





報告 RFIモスクワ特約記者、エティエンヌ・ブッシュ





東京でもモスクワと同様、安倍晋三氏とウラジミール・プーチン氏の会談は公的な性格を持たないと指摘されている。日本首相は金曜日、欧州歴訪の帰りにソチに立ち寄った。



それでも、露メディアは今回の訪問に肯定的なサインを見た。ある政治学者がコメルサント紙に、「プーチン氏との良好な関係を拠り所に、安倍晋三氏はロシアとG7の仲介役を果たしたいと考えている」との考えを示した。今月末、日本は実際にG7首脳会談を開催する。ロシアは2014年にG8から追い出された。



「日本は私たちの隣人であるだけでなく、アジア太平洋地域における非常に重要なパートナーでもある」と、ウラジミール・プーチン氏は明言した。



ウォッチャーたちによれば、日露両国はちょうど中国の影響力に対してバランスを取りたいとの共通の関心を持っている。しかし、両国の関係は歴史的な紛争により緊張している。第2次世界大戦終結時にソビエト連邦が併合したクリル諸島(投稿者による和訳の主権だ。2人の間ではこのテーマも話題に上がった。この論争のために日本とロシアはずっと平和条約を署名できずにいる。













(Pars Today)

http://parstoday.com/ja/news/japan-i7750





日本とロシアの協力拡大











日本の安倍総理大臣のロシア訪問とプーチン大統領との会談は、両国の協力の拡大に向け必要な機会を利用し、対立を解消するための両国の努力を物語っています。





ヴァガーリー解説員





プーチン大統領は安倍首相との会談で、「日本はロシアの重要なパートナーであり、安倍首相の訪問は、すべての共通の問題に関する協力の強化を促すことができる」としました。



日本とロシアは、戦後70年、今も北方領土の領有権を巡って対立しています。北方領土はロシアで南クリル諸島と呼ばれています。日本は北方4島の返還を条件にロシアと平和条約を締結すると表明しています。ロシアの関係者も、相違の政治的な解決を強調していますが、同国の政府は今も北方領土の領有権を自国の領土とみなしています。



こうした中、ロシア大統領は、日本は単なる近隣諸国ではなく、アジア太平洋のロシアの重要なパートナーだとしています。プーチン大統領は、日本との対立を解決し、両国の関係を拡大できるよう期待しています。こうした中、ウクライナ問題を巡るアメリカとロシアの緊張は、日本とロシアの関係にマイナスの影響を及ぼしています。なぜなら日本はこの2年、ウクライナ問題を理由にしたロシアに対するアメリカの制裁政策に追従し、ロシアに制裁を行使したからであり、これにより、両国の経済・貿易協力は縮小しています。



こうした中、安倍首相がプーチン大統領との会談で、平和条約の締結や経済・文化問題、一部の国際問題に関する話し合いに向けた意向を示していることは、日本政府がロシアとの対立の解消の必要性を理解していることを示しています。野心的なナショナリストの安倍首相は、最近、大国としての日本の過去の地位の復活に向け歩みを開始しました。安倍首相は最初に、憲法の新たな解釈により、自衛隊の国外での活動を許可する法を成立させ、次に憲法を改正し、アメリカの治安の傘から外れることで、日本に新たなアイデンティティを与えようとしています。このため、地域の政界や軍関係者は、日本の植民地主義の過去に注目し、安倍政権の軍事的なアプローチを危険視しています。こうした中、安倍首相は、ロシアとの協力の拡大とその対立の解消を促すことで、日本の地域での政治的、軍事的地位を強化しようとしています。日本とロシアなどの国々との北方領土を巡る問題が日本での威信の問題に変わっていることから、安倍首相がその返還に成功すれば日本社会での自民党の地位を強化することができるでしょう。



いずれにせよ、ロシアと北朝鮮の良好な関係に注目し、安倍首相はロシア訪問で、ロシアがその影響力を行使し、北朝鮮に核・ミサイル計画の停止を促すよう期待しているのです。





May 07, 2016 19:47 Asia/Tokyo













(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/opinion/20160507/2098135.html





リセット間近の露日関係







© Sputnik/ Михаил Климентьев





オピニオン





2016年05月07日 20:31(アップデート 2016年05月08日 19:01)





リュドミラ サーキャン






プーチン大統領と安倍首相の会談が示したものは両国ともがあらゆる方面で二国間関係を拡大する可能性の模索に狙いを絞ったということだった。平和条約についての協議は続けられる。これについて会談終了後の記者会見でラヴロフ外相が語った。





5月6日ソチで両首脳はあわただしさを避け、落ち着いた雰囲気の中で会談を行った。3時間以上にも渡った話し合いでは二国関係の主要問題や一連のアクチュアルな国際問題が討議された。プーチン大統領が安倍首相と初めて顔をあわせたのは2014年のソチ五輪だった。それ以来、ふたりは国際サミットの場で何度も席を設けてきたものの、そうした場ではもちろんのこと、十分な話し合いを行なうためには時間が足りなかった。昨日の会談のテーマはシリア正常化、ウクライナ朝鮮半島情勢、国連の枠組みの中での相互関係などだった。



領土問題では胸襟を開いた意見交換が行われた。領土問題の解決は平和条約締結にむけた重要な一歩だ。この問題についての両外務省間の次の協議は6月に予定されている。このほか両国はそれぞれの安全保障局のラインでの作業を続け、外務省と国防省の「2プラス2」フォーマットでの交渉を再開することでも合意した。



両首脳の注意はもちろん、貿易経済パートナー関係にも当てられた。プーチン大統領は会談の初めに、「日本は単なる隣国ではなく、我々のパートナーだ。しかも我々にとってはアジア太平洋地域における重要なパートナーだ。周知の事実により政治面でも貿易経済関係でも特別な注意を要する問題が複数ある」と指摘した。プーチン大統領は安倍首相を今年9月2日、3日とウラジオストクで開催される第2回東方経済フォーラムに参加するよう招待した。シベリア、極東の優先的発展路線をとったロシアは日本の投資と協力の招致に関心がある。日本はこの極東マクロ地域にとっては主要な貿易パートナー国の一つであり続けている。日本の投資家らはまた先進発展領域(TOR)やウラジオストク自由港への関心を表している。



ラヴロフ外相は「様々な理由が重なり貿易取引高も左肩下がりの傾向があったし、今もそれは続いている。だが両指導者はこの状況を正す道の模索に狙いを定めると強調した。そしてこれを単に貿易関係を拡大することを通してだけではなく、大型の投資プロジェクトの実現化を通しても行なおうとしている」と指摘している。TORの枠内での外資が挙げた最初の結果も、第2回東方経済フォーラムで紹介される計画となっている。



東洋学研究所の上級研究員、エリゲナ・モロヂャコヴァ教授の見解をご紹介したい。





「対話を継続しようとする露日の意気込みは双方にとって必要なものだ。ロシアは極東において中国だけに頼ることなく自国の経済的国益多角化せねばならない。ロシア自身、エネルギー資源や旨みのある投資といった観点からも、またアジアのパワーバランスの維持という点からも魅力的なポテンシャルを抱えている。平和条約を含め、多くの問題解決に接近できるのは経済を通してのみだ。近い将来にポジティブな解決ができないとしても、対話を行い、ビジネスにとって関心のあるあらゆる方面で経済協力を推し進めることは欠かせない。日本の首相が自国でのG7サミットを目前に控え、米国の承認が取り付けられないにもかかわらず、なんとしても会談を成立させたという事実ひとつをとっても、首相が自国の地域政策の中でロシアにいかに重要な意味を付与しているかが覗える。」





安倍首相もこれに対し、プーチン大統領を日本に招待することを確認した。現時点では訪日の期日は発表されていないものの、安倍首相はプーチン大統領を東京ではなく、故郷の山口県で出迎えるつもりであることは明らかにされた。専門家らはこれは特別な扱いだと評価している。