「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム2015」(ロシアNOW、Sputnik日本):阿修羅♪

サンクトペテルブルク国際経済フォーラム2015」(ロシアNOW、Sputnik日本):阿修羅♪

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(ロシアNOW)

http://jp.rbth.com/multimedia/video/2015/06/18/nowspief2015_53307.html





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ロシアNOWと探るSPIEF2015





2015年6月18日 アンナ・クチマ, ウラジミル・スタヘエフ, パヴェル・ガズデュク, ルスラン・ファイズリン





第19回「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)」が18日から20日まで行われる。









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(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/business/20150617/463895.html





サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015」開幕、米大使は参加者に警告!




© Sputnik/ Grigoriy Sisoev




経済



2015年06月17日 03:46(アップデート 2015年06月20日 16:09)





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015






すっかり恒例となったサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムが、ロシアの北の首都ペテルブルグで、18日から20日まで開かれる。今回のフォーラムの合言葉は「行動の時がきた;安定と成長に向かって共に力を合わせよう!」だ。





このフォーラムは、経済界及び実業界におけるユニークな国際的イベントで、世界中から著名な政治家、実業家、学者達、社会団体やマスコミの代表者達が一堂に会する。第一回目は1997年に行われ、これまで18年の歴史の中で、フォーラムは、新興経済大国のリーダー達が、発展途上にある市場や世界全体が直面する経済上の重要な諸問題を確定し話し合う貴重な場所へと変わった。



第二回目のフォーラムで、この催しが毎年行われることが決まり、2006年からは、ロシア連邦大統領後援のもと行われている。フォーラムは、総会、円卓会議、展示会(見本市)、投資プロジェクトのプレゼンテーション、商談、契約交渉など、非常に中身の濃いものだ。以下昨年のフォーラムを成果を数字で挙げてみよう。参加者の総数は、ほぼ7600人に達し、73カ国から公式の代表団が訪れた。フォーラムの枠内では、175の合意に調印がなされ、その総額は、4000億ルーブルを少し超えた。



しかし今回、そんなことはこれまで一度もなかったし、おまけに何の良いこともないにもかかわらず、経済に再び政治が介入を試みている。そうした声がどこから聞こえてくるのか? お分かりのように、それは米国サイドからだ。例えば、キエフ駐在のパイエット米大使は、自分のTwitterの中で、フォーラム参加を決める米国企業の「リスク」について書き込んだ。それによると「悪の国ロシアは、国際法の基本原則を無視しており、そのため現在は普段のようにビジネスをする時ではない」との事だ。パイエット米大使はさらに、次のような意見を述べている―「米国企業は、ミンスク合意を遂行し、クリミア占領をやめるようクレムリンに断固訴える行動にまとまらねばならない。もし米国実業界の誰かが、そうした声にあえて逆らって、ロシアと通常業務に戻るのなら、明らかに経済上風評上のリスクをはらむことになる。」



一方で英国の新聞Financial Timesは、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムへの米国企業に対する米国当局の事実上の参加禁止勧告は、昨年に比べ弱まったと指摘している。昨年、米当局は、巨大企業のトップマネージャーらに圧力をかけ、ペテルブルグには行かないよう警告した。そのせいで、Alcoa, Goldman Sachs, PepsiCo, Morgan Stanley, ConocoPhillips, VisaInc., Citigroupといった大企業のトップは、フォーラムに行かなかった。しかし一連の企業はそれでも、役職のランクを落として自分の会社の代表を参加させた。米当局を苛立たせず、かつロシア当局とコンタクトする機会も逸しないよう頭を使ったのだ。



恐らく何もしないよりはいいだろう。もちろんフォーラムへは、何人も誰も駆り立てはしない。しかし米国の企業家達が、アジアの根気強いライバルに又先を越され、後で残念がっても、もうどうにもならない。





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015



タグ ロシア経済, サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015, ロシア














(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/opinion/20150619/472297.html





ちょっと苦いロシアビジネスの課題:サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム





© Sputnik/ Iliya Pitalev





オピニオン





2015年06月19日 03:55(アップデート 2015年06月19日 20:21)





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015






今年もサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムが開幕し、開催初日の18日、ラウンド・テーブル「日本とロシア、ビジネス協力の展望」が開催された。このような対話の機会は、参加者の言葉によれば、ここ20年の歴史の中で一度もなかった。会は友好的な雰囲気の中で行われ、日本側からはモスクワ・ジャパンクラブ理事長の目黒祐志氏(三井物産モスクワ社長)、ロシアNIS貿易会(ROTOBO)副会長の衣斐正宏氏(川崎重工業常務執行役員)、ファーストリテイリング上席執行役員の小山紀昭氏らがパネリストとして参加した。





会の冒頭、目黒氏は自身をロシア語で「ロシアの友人」であると強調し、日ロ間のビジネスの大きなポテンシャルに期待を見せた。そして「ちょっと苦いコメント」としながら、日本企業の目下の最大投資先は中国であり、ロシアへの投資はいまだ低い水準にとどまっている。それはロシア政府のビジネスに対する姿勢が不明確であることと、日ロ間に平和条約が結ばれていないためであるとした。特に、今までロシアでのビジネス経験のない中規模の企業にとっては、平和条約の不在はロシア進出への障害となる。



ファーストリテイリング・小山氏は今回が本フォーラムへの初参加。「ユニクロ」ブランドはロシアでも健在で、現在モスクワで7店舗を展開している。他の都市にも、順次店舗を拡大していく予定だ。ユニクロでは既にロシア人従業員が業務の核になっており、中でもモスクワ大学の卒業生たちは、真摯に仕事に取り組んでいる。小山氏はロシアの課題として、ロシアのビジネスのそもそもの仕組みの理解のしにくさと、物流網の整備レベルが低いことを挙げている。



ROTOBOの衣斐氏は、外国人向け労働許可取得のための「ロシア語およびロシアの歴史・法律の試験制度」を廃止するよう強く求めた。これは今年の1月1日から義務づけられたものだ。この試験が免除となる「高度熟練専門家」という特別枠もあるが、実際はロシアに技術を伝承する立場の日本人技術者がこの枠から外れてしまうことが多々あり、日系企業の人材戦略上、大きなネックとなっている。





徳山あすか





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015



タグ 露日関係, サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015, ロシア












(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/politics/20150619/474969.html





プーチン大統領:日本などのアジア太平洋地域の国々は商品・サービスシェアを伸ばす主な源になるだろう





© Sputnik/ Sergey Guneev





政治





2015年06月19日 22:23(アップデート 2015年06月20日 15:34)





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015






ロシアのプーチン大統領は、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムの本会議で、アジア太平洋地域の国々は、近い将来、商品やサービスの世界シェアを伸ばす主な源になる、との見方を表した。





プーチン大統領は、「世界の経済発展の地図は、私たちの目の前で変化している。中国、日本、韓国、ASEAN加盟国などのアジア太平洋地域の国々は、すでに世界経済の4分の1を占めている。今後10年間で、まさにこれらの市場が、商品やサービスの世界シェアを伸ばす主な源となるだろう。世界で起こっている全ての変動に際して、政治も経済もこの傾向から逃れることはできない」と語った。



またプーチン大統領は、「我々が、ユーラシア経済連合のパートナーたちと一緒に、アジア太平洋地域の国々との関係を拡大し、貿易や投資の障壁を取り除こうとしているのは、理にかなっている」と述べた。プーチン大統領はまた、ユーラシア経済連合は今年、自由貿易協定を初めてベトナムと締結したと指摘した。



さらにプーチン大統領は、「ロシアの企業は、共通の経済空間をつくるために、中国との協力を拡大したり、様々な分野の製品を無関税で供給する可能性を手にするだろう」と語った。







トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015



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(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/japan/20150619/476346.html





三井物産 「サハリン2」LNG工場第3トレーンへ投資する用意がある





© Sputnik/ Aleksandr Mazurkevich





日本





2015年06月19日 23:56(アップデート 2015年06月20日 18:53)





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015






三井物産は、「サハリン2」プロジェクトの液化天然ガスLNG)生産工場第3トレーンの建設に投資する用意がある。三井物産モスクワ 有限会社社長兼CIS総代表の目黒祐志氏が、ペテルブルグ経済フォーラムの場で行われたタス通信のインタビューで明らかにした。



目黒氏はこれを、ロシアにおける優先プロジェクトだと述べ、実現に際して、いかなる問題もないと語った。目黒氏は、投資に関する問題はないと指摘し、「私たちは、今後10年の間に第3トレーンを建設することを依頼し、提案した。資金面で問題はなく、私たちには常にその用意があった」と指摘した。



また目黒氏は、「福島第1原子力発電所での事故後、もし我々が「サハリン2」プロジェクトに参加していなければ、日本は大きな困難に直面していただろう」と語った。







トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015



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(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/politics/20150620/477027.html





プーチン大統領、「ロシアは経済危機の回避に成功」





© Sputnik/ Alexei Danichev





政治





2015年06月20日 04:03(アップデート 2015年06月20日 15:31)





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015






プーチン大統領は6月19日、サンクト・ペテルブルグで開幕の国際経済フォーラムの総会で演説し、そのなかで、現在のロシア経済状況、ロシアの投資見通し、この先の諸外国との経済相互関係の展望について詳細な分析を行った。





プーチン大統領は、昨年末に多くの人がロシアは経済危機に陥ると予言したものの、これを回避できたとして、次のように語った。



「世界の資本市場へのアクセスを制限され、我々の主要な輸出品の価格が下落したにも関わらず、我々は状況を安定化し、困難な時期を確信を持って通り過ぎようとしている。」



プーチン大統領はさらに、「ロシア経済は国内に十分な耐久性を蓄え、ポジティブな貿易収支を維持しており、非資源の輸出が伸びている。通貨レートも安定化にこぎつけ、消費者需要が復活し始めた」と指摘した。



プーチン大統領は、西側のしいた制限に対し、ロシアは市場閉鎖を行わず、逆にビジネスの自由を拡大したと強調した。輸入品の入れ替えプログラムを積極的に拡大したことについて、プーチン大統領はその目的は高品質で競争力の高い製品を生産するだけでなく、「発展課題の解決のため、ロシアの国内ポテンシャルをより完全に効果的に使うため」と説明している。



同時にロシアは投資にも門戸を開いている。プーチン大統領は、「我々の立場は、最大限自由で予測可能な好条件と可能性を投資家のために作ること、ロシアに投資することが有利なようにすることだ」と強調した。



プーチン大統領は工業企業が再び作られるように、特別な税制度や納税上の特典を作る構えであると語った。そのほかロシア政府には実業界とともに、外国の技術の引き渡し、ロシア経済の発展における投資家の資本のより効果的な使用に関する提案を準備するよう指示が与えられている。



対外経済関係についてプーチン大統領は「ラテンアメリカ諸国、BRICS諸国との貿易経済パートナーシップは大きなポテンシャルを有している。7月上旬、ロシアで行われるBRICSサミットが我々のビジネス・コンタクトの拡大を必ずや促進するだろう」と語っている。同時に、グローバル成長の新たな中心との積極的な相互関係ができあがっても、だからといってロシアが西側の昔からのパートナーらとの対話を退けることにはならない。



プーチン大統領が特に注意を払ったのは、アジア太平洋地域諸国との経済関係の見通しだった。大統領は今の現実がこうした状況であるため、「中国、日本、韓国、ASEAN諸国はすでに世界経済の4分の1を占めている。この先の10年でまさにこうした市場が世界の商品、サービスの需要の成長の主要な源となるだろう。世界で、政治、経済で起きているすべての横揺れにもかからず、この傾向は不可避なものだ」と指摘している。



このことからプーチン大統領は「アジア太平洋地域諸国とのパートナーシップの強化は我々の作業の一番重要な部分だ。特に、ロシア極東の発展には欠かせない。ここで我々は資本、生産拠点を移す上で最大限自由で快適な条件を作ろうとしている」と語っている。



大統領は、アジア太平洋地域との経済相互関係の今後の発展において、2015年9月にウラジオストクで開催される初の東経済フォーラムは重要な出来事となるだろうとの見方を示した。このフォーラムでロシアは東からの投資に対し、新たな詳細な提案を提出する構えだ。



プーチン大統領は演説を次のような言葉で締めくくっている。



「我々は、同権および相互尊重の条件で作業を行おうとする者、互恵的プロジェクトの実現に関心のある者とは分け隔てなく協力を行っていく。ロシアは世界に対し、経済に限らず科学、人道的相互関係、全世界の市民社会や実業界の代表らとのコンタクトに対し開かれている…。こうした対話は共通の利益に答えるものであり、共同作業の基礎となる信頼保持を促すものだ。」







トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015



タグ サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015, ウラジーミル・プーチン, サンクト・ペテルブルグ, ロシア












(Suptnik日本)

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日本、サハリン発電施設建設に投資の可能性





© Fotolia/ peerawat444





経済





2015年06月20日 15:02(アップデート 2015年06月20日 18:53)





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015






「インターRAO」はサハリンでの発電所の建設に日本の投資家が参加する可能性を排除していない。「インターRAO」のコヴァリチュク社長はサンクト・ペテルブルグ国際経済フォーラムのロビーでインターファックス通信からのインタビューに対し、こう語った。





コヴァリチュク社長は、日本の投資家らとは何について話し合ったのかとの問いに対しては、「いつもと同じくエネルギー・ブリッジについて、北海道に、もしくは本州に直接ラインを敷き、サハリンから電力を供給することについて話し合った。サハリンでの発電所建設についても、また原子力エネルギー問題を理由とした電力不足から日本への電力供給についても話し合った」と答えた上で、サハリンの発電施設建設に日本が投資を行う可能性についても明らかにした。



これまで、露日間では4〜5ギガワットの発電施設の建設問題が検討されていると報じられていた。サハリンの国営地域発電所第2が生産拡大を行った場合、供給の可能性が開ける。







トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015



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(Suptnik日本)

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ジム·ロジャーズ氏 「変化したロシア」への投資を勧める





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政治





2015年06月20日 19:20





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015






サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015」に参加した、米国の大富豪で投資家のジム·ロジャーズ氏が、ラジオ「スプートニク」のインタビューに応じた。ロジャーズ氏はインタビューで、ロシアや国際問題に関する自身の立場について語った。ロジャーズ氏の立場は、米政府の見解とは完全に異なっている。





まずロジャーズ氏は、ロシアへ投資することを恐れる必要はないと呼びかけた。ロジャーズ氏によると、ロシア市場は現在、投資家にとって、「最も有望」である可能性があるという。



ロジャーズ氏は、「私は47年間、ロシアに対して悲観的な感情を持っていた。しかし近年、ロシアは変わった。そのため私も変わっている」と語った。そしてロジャーズ氏は、「変化への投資」は、「たくさんのお金」をもたらす可能性があると指摘した。



ロジャーズ氏は、BRICS開発銀行についても意見を述べた。御存知のように、ブラジルで2014年、BRICS開発銀行の設立に関する合意に署名がなされた。BRICS開発銀行は、BRICS加盟国のみならず、新興国でも、インフラプロジェクトへ融資するための最大手段の一つになるだろう。ロシア財務省のストロチャク次官によると、BRICS開発銀行は、2015年7月7日に業務を開始する。



ロジャーズ氏は、BRICS開発銀行が「世界を変える可能性がある」との見方を示した。ロジャーズ氏は、「世界は長い間、国際通貨基金IMF)、世界銀行、また米国の管理化に置かれているその他の機関の支配下にあった。一つのプレーヤーが、全てを担当するのは、全く有益ではない。しかし今、競争が始まる」と語った。



またロジャーズ氏は、「スプートニク」のインタビューで、米国の経済政策に批判的な意見を表した。ロジャーズ氏によると、米国の政策は、自らロシアや中国などの国が接近することに貢献しているという。またロジャーズ氏は、ロシアや中国だけでなく、「日本でさえも、最終的にロシアに接近するだろう。なぜなら、日本はそれを必要としているからだ」と語った。ロジャーズ氏はその理由として、まさに重要な輸送ルートがロシアを通っており、ロシアには天然資源もあるからだと指摘した。



ロジャーズ氏はまた、欧州連合(EU)と米国が締結を目指している環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP)計画にも不信感を表した。ロジャーズ氏は、「残念ながら、政府は、何らかの理由で、TTIPの詳細を明らかにしていない。米国は、透明性のある開かれた民主主義国家であるとされているが、その米国は、法案を採択しようとしている。しかし人々は、その内容や、何に対して投票されるのかを知らない」と述べた。ロジャーズ氏は、米国人である自分にとって、これは「奇妙であり、不安なことだ」と語った。







トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015



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(Suptnik日本)

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海に飛び込めない「遠慮する日本企業」サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム閉幕





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オピニオン





2015年06月23日 00:29(アップデート 2015年06月23日 16:04)





トピック サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015






6月20日サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム2015が閉幕した。本フォーラムの日本にとっての最も大きな成果は円卓会議「日本とロシア、ビジネス協力の展望」が開催されたことだった。





日本人のフォーラム参加者はみんな遠慮して、「ロシアに対する制裁をやめよう」とは誰も言わなかった。ところがドイツは違う。あるドイツ人パネリストはフォーラムで「こんなにもドイツの企業が苦しんでいる。対ロ制裁には何の意味もない」と発言した。制裁をされている方ではなく、している方が苦しんでいる。フォーラム参加者には、ロシアは経済制裁をされても全然困っていないことがよくわかっている。プーチン大統領はフォーラムで「ロシアはいつも、誰に対してもオープンだ」と発言した。欧米の制裁により輸入できなくなった食品は代替を南米などから輸入しており、欧州に取って代わる輸入先はいくらでもある。ルーブルが安くなり、ドル建て商品である原油・ガスの輸出によりドルがロシアに入ってくる。それと同時に国内インフレ率が下がってきて、国産品の需要が伸びている。今まで弱かった機械分野でさえもだ。そして乳製品なども生産力が高まっている。GDPがマイナスになったとはいえ、国産品の生産が伸びている以上、ロシア経済には明るい兆しが見える。ロシアの経済力を弱め、国民の怒りの矛先をプーチン大統領に向けようとした欧米の狙いは完全に外れた。むしろ自国の立場を貫くプーチン大統領に支持が集まっている。



よく耳にするこのようなジョークがある。沈没しかけた船から乗客を海に飛び込ませるとき、どのように言えば彼らは飛び込むだろうか?アメリカ人には「今、飛び込めばあなたはヒーローになれますよ」、ドイツ人には「飛び込むのが規則です」。そして日本人には「皆さん、飛び込んでますよ」と言えば良い。日本人は、ドイツ人のように先立って発言しないだけだ。「心の中で考えていることは皆、同じです。日本の対ロ制裁には何の効果もないとわかっています。むしろ自分たちのビジネスにとってマイナス。でも自分が一番にそれを発言するのは憚られる。誰かが言い出すのを待っているんじゃないかな」と関係者は明かす。



円卓会議で「日本からロシアへの投資は相対的に非常に少ない。ロシアとのビジネスはこれからだ」としたモスクワ・ジャパンクラブ目黒理事長の発言が、現在の日ロビジネスの全体像をよく表している。今年9月からはウラジオストクでも毎年、東洋国際経済フォーラムが開催される予定だ。本腰を入れて極東への投資を呼び込みたいロシア。極東にビジネスチャンスを見る、「遠慮しない」日本企業の参加を期待したい。





徳山あすか







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