「3月、日本は3年ぶりの貿易黒字」(BBC・RFI):阿修羅♪

「3月、日本は3年ぶりの貿易黒字」(BBCRFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/672.html











(Japan records first trade surplus since 2012: BBC)

http://www.bbc.com/news/business-32408371





日本は2012年以来初の貿易黒字を記録する





2015年4月22日





ビジネス






日本が月ベースで最後に貿易黒字を記録したのは2012年6月だった





日本は、円安による輸出増加と原油の価格下落による輸入代金低下のために、3年ぶりに貿易黒字を記録した。



3月の貿易収支は2,293億円(19億ドル、13億ポンド)の黒字となり、市場予想の44.6億円の黒字を大幅に上回った。



輸出は前年比で8.5%増加したが、輸入は14.5%減少した。



2015年3月までの会計年度における速報データでは、日本は総額9兆1000億円の貿易赤字を記録した。



日本の貿易収支は2011年3月の地震と大災害の後で赤字に転落した。この大災害のために国内の原発は停止することになった。



それまで原子力は日本のエネルギー需要の約3分の1を供給していた。



この不足分を補うために、日本は大量の液化天然ガス・石炭・石油の輸入を始めた。このエネルギー支出が膨らんだだめに日本は巨額の貿易赤字を抱えた。



それでも、コモディティ価格の下落によりこの輸入コストは緩和された。



円安を目標にした安倍晋三・日本首相の経済政策により輸出が7ヵ月連続で増加し、このために自動車と機械類の海外での販売額が増加した。



キャピタル・エコノミクスのマルセル・チリアント氏は、日本の貿易実績は予想以上に好調だが長続きしないようだと語った。



「先行きについてだが、今年に入ってから原油価格が再び上昇しているが、これが石油の輸入コストにまだ十分に反映されていない」と彼は語った。



「今後数ヵ月は円安が進行すると予想されるが、これが輸入コスト押し上げて円建ての輸出額を上回ることになる。この結果、貿易収支が黒字の期間は長く続かないようだ。」











(Japon: premier excédent commercial depuis l’accident de Fukushima: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20150422-japon-commerce-exterieur-balance-execedent-exportations-hausse-trois-ans-eco/





日本貿易・為替石油金融





発表 2015年4月22日・更新 2015年4月22日15:25





日本:福島の事故以来初の貿易黒字





記者 RFI





物価が総合的に下落した15年間のデフレから日本を脱却させるために日本銀行が円安を企図して以来、輸出がやっと回復した。
REUTERS/Thomas Peter






日本は福島の事故により貿易赤字に転落したが、3年ぶりに黒字を記録した。3月、世界3位の貿易収支は180億ユーロ相当額の黒字を掲げた。おそらく束の間の晴れ間だろうが、安倍晋三政権はこれに勇気づけられている。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル





日本経済にとってこれは朗報だ。物価が総合的に下落した15年間のデフレから日本を脱却させるために日本銀行円安を企図して以来、輸出がやっと回復したのだ。



日本の競争力は、特に韓国や中国などの競争力を犠牲にしての回復だ。5%から8%への先の消費税引き上げによって弱体化した日本経済にとって、外需が堅調さを増すことはいいことだ。





原油価格の下落が日本の貿易収支を和らげる





日本の家計消費と企業投資は弱い状態が続いている。日本は貿易収支が赤字から脱却するのに3年近くかかったことになる。福島の事故と全原子炉の停止以降、火力発電所に供給するために大量の石油を高値で購入しており、このため日本の貿易収支は32ヵ月連続の赤字となっていた。



原油価格の下落が日本の貿易収支をかなり和らげた。しかし、原油価格は再び上昇に転じた場合、この黒字は続かないかも知れない。