「日本の裁判所が原子炉2基の運転再開を阻止する」（RFI・DW English）：阿修羅♪
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/595.html
(La justice japonaise bloque la remise en marche de deux réacteurs: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20150414-japon-justice-bloque-remise-marche-deux-reacteurs-centrales-nucleaires-takahama-fukushima-seisme/
日本｜原子力｜司法
発表 2015年4月14日・更新 2015年4月14日17:51
日本の司法が原子炉2基の運転再開を阻止する
記者
REUTERS/Kyodo
2015年4月14日火曜日、日本の司法は原子炉2基の運転再開を阻止した。西日本の高浜原発3・4号機のことだ。法廷は、地震があった場合の安全基準が「合理的でない」と判断した。地域住民にとっての勝利。福島の事故以降、政府は原発再開の立場を崩していないが、世論の大部分の反対に変化はない。
1年を経たずして関西電力に不利な司法判断が再び示された。川内の原子炉2基の運転再開に反対する別の訴訟が進行中だ。過小評価されている地震のリスクと、不十分と判断できる避難計画が、毎回問題となっている。
それでも、これらの原子炉は原子力規制委員会の承認を得ていたのだ。同委員会はこれらの原発が新しい安全基準に適合していることを確認している。これらの基準は福島の大事故を受けて設定された。この事故以降、国内48基の原子炉が停止している。安倍晋三政権は原発の活動を速やかに再開する立場を崩していない。さらに、高浜についての司法判断により政府の意向が変わることは全くないと、チーム安倍晋三の官房長官・菅義偉氏は明言した。
ただ、高浜の再起動は既定路線のようでも、時間は予想以上にかかるかも知れない。日本国民の大多数は反対なのだ。さらに、電力業界が常に国民を安心させる姿勢をとり続けているわけではない。例えば、東電は、福島原発の高濃度汚染水が海洋に流出していたことを去年5月から知っていたのに、それを認めたのは2月になってからだった。
(Japan court halts restart of nuclear reactors: DW English)
http://www.dw.de/japan-court-halts-restart-of-nuclear-reactors/a-18379781
原子力
日本の法廷は原子炉の再開を止める
2011年の福島原発事故を受け、日本は全原子炉を休止させた。福井県の法廷は今回この2基の再開を阻止し、日本政府の原発推進政策に打撃を与えた。
火曜日、福井地裁は原子炉2基の年内再開を阻止する差し止め命令を出し、この施設の安全についての規制当局による承認を却下した。
1年を経たずして関西電力に不利な裁判所の判決が再び示された。この事業者は福井県の高浜原発3・4号機の再開に向け準備を進めていた。福井県は十数基の原子炉を抱えている。
日本の公共放送NHKテレビによると、この判決では、東京の西にあるこの原発は安全性が保証できておらず、規制当局の基準も「合理性を欠く」と述べられた。
地元住民たちは、再開計画は地震のリスクを過小評価し、厳格化された安全基準を満たしておらず、信頼できる避難手段に欠けていると主張し、差し止め命令を求めていた。
首相に打撃
裁判所の判断は安倍晋三首相による国内原子炉48基の再開計画を遅らせるだろう。2011年の福島原発事故のために、原子炉全てが現在送電を止めている。
関西電力はこの判決に控訴すると述べているが、この事業者は数ヵ月から数年もの遅れと数億ドルの損失を被る可能性があると付け加えた。
安倍政権にとって、世界3位の経済大国を20年間成長が止まったの経済を押し上げるために、福島の事故以前には日本の電気の3分の1近くを供給していた原発の再開は極めて重要だ。
uhe/pad (AP, Reuters)
この話題の音声と動画
原子炉の再開を目指す日本
発表 2015年4月14日
関連テーマ 福島
キーワード 原子力、日本、福島、安倍、関西電力
