「フクシマ:避難者の自殺で東電が賠償を命じられた」(DW English, RFI):阿修羅♪

「フクシマ:避難者の自殺で東電が賠償を命じられた」(DW English, RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/139.html







(Tepco ordered to compensate in Fukushima suicide case: DW English)

http://www.dw.de/tepco-ordered-to-compensate-in-fukushima-suicide-case/a-17880249





訴訟





福島の自殺事件で賠償を命じられた東電





福島原発の運営会社は、2011年のメルトダウン大事故に関連した自殺のために数十万ユーロの賠償の支払いを命じられた。この判決は、増加しつつある訴訟への先例となるかも知れない。









日本のある法廷は東京電力(Tepco)に、渡辺はま子氏(57)の遺族に4900万円(357,000ユーロ)を損害賠償として支払うよう命じた。渡辺氏は2011年の福島原発の大事故の後で鬱状態に陥り自殺した。



この原子力事故に関連した自殺のために東電が賠償を命じられたのは今回が初めてだ。この驚きの判決は、東京の北にある福島第1発電所の3基の原子炉がメルトダウンを起こした事故に関連した、増加しつつある訴訟の先例となるかも知れない。



2011年3月、海底地震により巨大な津波が引き起こされ、発電所の冷却施設が水没して放射性物質が大気中に噴出した。150,000人以上の人々が家を離れることを強いられたが、渡辺氏や夫・幹夫氏もそうした人々だ。



2011年7月、渡辺はま子氏は自宅への一時帰宅の許可を受けた後、石油を被り自分に火を付けた。彼女の夫(上の写真で妻の遺影を掲げている)は損害に対して東電を告訴し、妻の鬱の諸症状は避難を強いられたために生じたものだと主張した。





東電に打撃



渡辺幹夫氏の弁護士たちは、火曜日の判決に満足していると述べた。



「これは全面勝訴だ」と、弁護士たちは声明で述べた。



「今回の判決は、将来の原子力についての補償問題に重要な意味を持つだろう。」



東電は、判決を検討して対応を考えたいと述べたが、控訴については回答を控えた。



「福島第1の事故のために生活が破壊されて不安な状態に置かれていることに、多くの人々に、何よりもまず福島の人々に、私たちは改めて深くお詫びを申し上げたい」と、東電は声明で述べた。



「私たちは判決を検討し、真摯に対応する。私たちは渡辺はま子氏の冥福をお祈りする。」



2012年に納税者の資金による緊急支援を受けた東電にとって、この判決は打撃だ。発電所の洗浄・放射能除去に何十億ドルもの費用が割かれるのに加え、東電は既に480億ドル(360億ユーロ)以上をこの大事故の賠償に使う見通しを立てている。





jr/ksb (Reuters, AFP)




発表 2014年8月26日

関連テーマ 福島

キーワード 日本福島東電原子力













(Fukushima: Tepco jugé après le suicide d’une évacuée: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20140826-fukushima-tepco-jugee-le-suicide-une-evacuee/





日本原子力





発表 2014年8月26日・更新2014年8月26日18:09





福島:避難者の自殺のために裁かれた東電





記者 RFI





2014年8月26日、渡辺幹夫氏は福島で自殺した妻の遺影を掲げている。
REUTERS/Kyodo






初の判決。ある日本の法廷は、チェルノブイリ原発事故以来最も深刻な原発事故のために生活状況が一変して自殺した人について、福島原発の運営会社・東電が責任を負うべきだと判断した。福島地裁は東電に、その遺族に365,000ユーロを支払うよう命じた。日本の法廷では、他にも類似の事件が審理中だ。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル





福島では放射能のために死んだ人は一人もいないが、これに絶望が引き起こした自殺はカウントされていない。そして初めて、日本の司法は渡辺はま子氏の自殺の原因が原発事故にあると認めた。彼女は、発電所に最も近い区域に位置する自宅を棄てていわゆる仮設住宅で生活しなければならなくなったために、生きる意欲を失った。



彼女は心が擦り切れ、立入禁止区域にある自宅を一時訪問中の数時間のあいだにガソリンを被って焼身自殺した。渡辺はま子氏は58歳だった。



福島の法廷では他にも審理が進行中だ。公的な統計によれば、福島ではストレスに関係した病気のために、3年間で1,656人が死亡している。



当局が放射能汚染のリスクにより一部の農産物の販売禁止を決定したために、発電所近くの木で首を吊った農民のことを、東電は既に認めている。東電は農民の家族とは示談に応じたが、今回の事件では司法判断を避けることができなかった。





(再び)読む:甲状腺ガンと原子力大災害:関連性は立証されず











(投稿者より)



ドイチェヴェレ(英語)・RFIの各サイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。



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