「安倍首相のラテンアメリカ訪問」(DW English、IRIBラジオ日本語):阿修羅♪

「安倍首相のラテンアメリカ訪問」(DW English、IRIBラジオ日本語):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/245.html









(Trade and diplomacy top Abe's agenda in Latin America: DW English)

http://www.dw.de/trade-and-diplomacy-top-abes-agenda-in-latin-america/a-17809263





国際関係





貿易と外交がラテンアメリカにおける安倍氏の最重要課題





投資の多様化を図ると心に決め、安倍晋三・日本首相はラテンアメリカ5ヵ国への外遊に出発した。しかし、経済関係が重要課題であるものの、首相は外交攻勢も仕掛けるつもりだ。









7月23日に習近平キューバラテンアメリカ歴訪を終えた2日後、安倍晋三氏がメキシコ訪問の途上にある。日本の外務省によれば、同首相がこの大陸を訪問する目的は「地域全体との関係強化・改善」にある。



ロンドン・東洋アフリカ研究学院(SOAS)の日本政治専門家クリスティン・スラク氏は、「タイミングは習近平氏の訪問の終わりに重なったが、外遊自体は5月から計画されていた」と説明し、さらに、外遊が日本の国会の会期と会期の間になるよう調整したのだと付け加えた。



「私の感触では、この旅行の直接の目的は中国に向けた声明づくりではなく、むしろ、貿易の利益と安保理の票の確保だ。なぜなら安倍氏は先月、豪州やニュージーランドへと同様の旅行に出かけたからだ。」



「この双方とも、中国には無視できない問題だ。日本の鉄道業界はブラジルで中国と競争しており、また、国連安保理(UNSC)の議席をめぐって中国が戦いを仕掛けるだろう。」



シンクタンク・フライドの研究員ローラ・テデスコ氏の指摘では、ラテンアメリカは多くの訪問を受け入れており、また、日本も中国やロシアと全く同じく、この地域で商取引を拡大し、また、いくつかの政治協定を結びたいと考えている。





安倍氏ラテンアメリカ外遊には、今月初めの豪州訪問と同じ目的がある。国連安保理議席獲得に向けて支持を集めることだ





それでも、政治的に言えば、こうした関係はより複雑になっている。なぜなら「安倍氏の方が、ラテンアメリカの政治家たちにとって相違点がより大きいかも知れない。また、中国がアルゼンチン・ベネズエラキューバに示した度量の大きさを、安倍氏が示すことは有り得ない」と、テデスコ氏は付け加えた。



しかし、「ラテンアメリカの民主主義国にとっては、民主国家日本とは中国やロシアよりも自然な同盟関係を持つに違いない」と、彼女は考えている。



ラテンアメリカにとってこれは「ゼロサムゲーム」ではないと、ワシントンに本部を置くユーラシア・グループのアナリスト、ジョアン・カストロ氏は語る。こうした地域の国々が中国を遠ざけることはないだろうと、彼は語る。しかし、大部分のラテンアメリカ諸国は景気後退のサイクルに入りつつあるにつれ、いずれのグローバル経済大国とも緊密な関係を維持することが重要となる。その理由は、こうした国々は大部分のラテンアメリカ諸国にとって製品の巨大な消費市場だからだけでなく、自国に対する潜在的な投資国だからだと、カストロ氏は付け加える。





常に貿易を



勿論のことだが、この外遊のかなりの部分は貿易についてのことだ。実際、メキシコは日本にとってこの地域で最古の貿易パートナーの1つで、また、両国は2005年から経済連携協定を結んでいる。それ以降、日本は製造業を中心にメキシコ経済に165億米ドルもの資金を投資している。去年だけでも、この2国間の貿易額は220億米ドルに上った。



この外遊におけるメキシコ・チリ訪問の大きな部分は、膠着状態にある環太平洋パートナーシップ(TPP)についての討議に充てられる。TPPは太平洋両側の12ヵ国による自由貿易地域創設のための協定で、米国・ベトナム・マレーシアなどが参加予定だが中国は除外されている。カストロ氏は、TPPは「世界の貿易景観を変える可能性のある貿易協定の1つ」だと強く考えている。



太平洋に面するラテンアメリカの国々にとって、TPPは経済の中国依存への対策となる方法でもある。「チリ経済は中国との繋がりが特に強いので、TPPは貿易を多角化する方法の1つとなる」と、彼は付け加える。また、TPPは日本にとって、地域における日本の重要性を主張する方法にもなり得る。



TPPは「安倍氏にとって重要な問題となっている」と、スラク氏は語る。その交渉は秘密に覆われているので、何が討議されているのかを正確に知るのは難しいが、「日本の世論は農業分野の統合のような問題で譲歩することに強硬な反対姿勢を示しているため、安倍氏はこの分野で支援を模索しそうだ」とスラク氏は語る。



しかし、安倍氏の書類鞄の中にある貿易問題はTPPだけでない。テデスコ氏によれば、安倍氏はコロンビアで、2012年に開始した自由貿易協定交渉をさらに深めたいと考えている。両国の経済関係はこの10年足らずで約3倍に増加した。交渉は間もなくまとまる見通しだ。





安保理議席



安倍氏はまた、トリニダード・トバゴを訪問する初の日本首相となる。首相は現地で日本とカリブ共同体(CARICOM)の初のサミット会議に参加する予定だ。同共同体には15ヵ国が加盟している。投資と支援が焦点となり、日本もエネルギー・漁業・災害管理の分野での資金拠出を発表する。



それでも、サミットでは経済問題だけが焦点になるわけでないと、スラク氏は語る。「国連総会におけるカリブ共同体諸国の票は大きな影響力を持つ。投票総数の7%は彼らによって成り立つからだ。」今回の外遊の目的の1つが、日本が来年国連安保理非常任理事国になるための支持集めであることは、安倍氏も明言している。





安保理議席獲得もその改革と同様に、外遊の主な外交課題の一部だ





国連安保理がこの外遊最大の政治課題となる予定であり、首相が8月4日に日本に帰る前に最後に立ち寄るブラジルで扱われる主な議題の1つとなる。安倍氏ジルマ・ルセフ伯大統領とともに国連安保理改革のためのロビー活動を行うことになっている。



ブラジルにとってこの訪問は、まだ「国連安保理に参加する権利と同理事会を改革する必要性を主張するための機会の1つにすぎない」と、カストロ氏は語る。しかし、安保理の改革には常任理事5ヵ国の承認が必要なため、この時期にそれが達成されることはなさそうだ。「中国は、ブラジルが常任理事国になることに反対しないが、日本を同様に考えることは絶対にない」と、そのアナリストは説明した。





長年の友好関係



ブラジル訪問の目的は共通の利益を求めることだけでない−それどころか、日本は恐らくこの大陸全体の中でブラジルと最も有意義な関係を築いている。このラテンアメリカの大国は世界最大の日本人移民の故郷であり、両国の協力関係は数十年続いている。



2国間関係の強化を安倍氏は目標にしている。そのため今回の訪問中に、みずほ銀行からブラジル国営石油企業ペトロブラス社に向けた総額5億米ドルの融資が調印される予定であり、この資金は石油開発の投資に充てられる。





日本はブラジルで、鉄道延長とインフラのための投資で中国と競争している





さらに、ラテンアメリカからの日本の輸入品の大部分は一次産品だが、日本は関係を多様な分野に広げたいと考えている。例えば、穀物の輸出を容易にするために道路とインフラを改善したいという日本の提案も現在進行中だと、テデスコ氏は語る。



この全ては一部分で、安倍氏の課題はもっと大きい。「2012年に政権に就いて以来、安倍氏は日本の政治・経済関係の拡大に努めてきた」と、テデスコ氏は語る。ジョアン・カストロ氏も同じ意見で、今回の外遊は「日本首相の前任者たちよりもさらに国際的な指導者になるという、安倍氏のより大きな課題に相応しいものだ」と語る。



「彼は前任者たちよりも数多くの外遊をこなしており、また、天然資源の観点からラテンアメリカは重要な地域だ」と、彼は語る。「今回の外遊は、グローバル・リーダーとして見られたいと努めている安倍氏にぴったりの課題だ。」







発表 2014年7月25日

記者 Sofia Diogo Mateus

編集 Gabriel Domínguez












(IRIBラジオ日本語)

http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/47074-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%83%A1%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B3%E3%81%AE%E5%8D%94%E5%8A%9B%E6%96%87%E6%9B%B8%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%AA%BF%E5%8D%B0





2014/07/27(日曜) 21:54





日本とメキシコの協力文書への調印(音声)











ホセイニー解説員



日本の安倍総理大臣が、メキシコを訪問し、同国のペニャニエト大統領との会談で、経済、学術、貿易に関する14の協力文書に調印しました。学術研究活動の交流、メキシコ企業の日本の市場への進出、代替エネルギーの利用、これらが、メキシコと日本の協力文書調印の最も重要な目的とされています。





安倍首相の中南米5ヶ国歴訪と、最初の訪問国であるメキシコでの14の協力文書の調印は、両国の協力に向けた高いポテンシャルを明らかにしています。メキシコが、今後5年間のインフラ開発のために60兆ドルの投資を必要としていることで、日本はこれまで以上に、メキシコとの経済協力へと向かっています。日本とメキシコの現在の貿易額は、およそ200億ドルですが、日本は自国の企業の可能性を踏まえ、発展しつつあるメキシコの経済に、より積極的に参入したい考えです。



安倍首相はメキシコで、同国の石油・天然ガス部門の技術・産業協力に関する日本とメキシコの国営企業の協力合意覚書に署名すると共に、メキシコの油田の開発、特に安価な天然ガスシェールガス」の開発を強調し、この協力は、世界のエネルギー市場の安定を促すものになるだろうとしました。



原子力エネルギーや原発建設に関する日本の経験も、両国をこの分野での協力へと向かわせています。安倍首相のメキシコ訪問で、両国の関係者は、原子力分野の協力協定の調印を目指し、特別な作業部会を設置することで合意しました。



とはいえ、安倍首相は、今回の中南米諸国歴訪において、経済協力のみならず、政治分野の幅広い協力を、日本が世界レベルで新たな役割を果たすための重要な支えと見なしています。そのため、日本とメキシコの首脳会談では、国連安保理の現在の構造では世界の治安を維持できないことが強調され、両者は、安保理構造改革のための協力を求めました。



こうした協力は、明らかに、日本が2016年の安保理非常任理事国入りを目指している中で、重要性を増しています。安倍首相は、このような見方により、メキシコに続くトリニダードトバゴ、コロンビア、チリ、ブラジルへの訪問で、この地域における政治的、経済的な目的を追求しようとしています。なぜなら現在、中南米諸国は、政治的、経済的なポテンシャルの高さにより、世界の大国の競争の場になっているからです。実際、ロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席中南米諸国訪問、そしてこれらの国々との軍事・経済分野における重要な協定の締結は、この地域が高い経済的可能性を有していることを物語っています。そして安倍首相も、世界第三位の経済大国の指導者として、この地域での競争に遅れをとるまいとしています。その競争は、もはや中南米諸国をアメリカの裏庭と捉えることができなくなっていること、この地域が政治的にも経済的にも国際関係における重要性を増していること、大国の注目を集めていることを示しています。今回の安倍首相の中南米諸国歴訪も、こうした角度から捉えることができるでしょう。





(音声は元記事にプレーヤーがあります。また、環境によってはこちらからダウンロードできます:投稿者。)











(IRIBラジオ日本語)

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/47092-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%90%E3%82%B4%E3%82%92%E8%A8%AA%E5%95%8F





2014/07/28(月曜) 19:14





日本首相がトリニダードトバゴを訪問









日本の安倍総理大臣が、メキシコといくつかのエネルギー協定を締結したあと、メキシコを発ち、トリニダードトバゴを訪問しています。





フランス通信がメキシコシティから伝えたところによりますと、安倍首相は2日間の日程でメキシコを訪問し、25日金曜にはペニャニエト大統領と会談しました。



メキシコ石油公社と日本の行政法人、石油天然ガス・金属鉱物資源機構との協力、同石油公社と日本の国際協力銀行の協力などを定めた協定が、両国の間で締結されました。



日本は福島第一原発事故の後、新たなエネルギー源を確保しようとしており、今回のラテンアメリカ諸国歴訪において、日本はエネルギー問題を主な計画としています。



安倍首相は9日間のラテンアメリカ諸国歴訪の中で、トリニダードトバゴ、コロンビア、ブラジル、チリを訪問します。











(IRIBラジオ日本語)

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/47275-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%81%8C%E3%80%81%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%8D%94%E5%8A%9B%E5%8D%94%E5%AE%9A%E3%82%92%E7%B7%A0%E7%B5%90





2014/08/02(土曜) 21:57





日本とブラジルが、経済協力協定を締結









ブラジルを訪問中の日本の安倍総理大臣と、ブラジルのルセフ大統領が、ブラジリアで会談し、複数の経済協力協定を締結しました。





AP通信によりますと、日本とブラジルは双方の合意に基づき、海上の石油プラットフォーム建設や石油採掘、農産物の生産の分野で協力します。



両国首脳はまた1日金曜、インフラや医薬品、鉱山開発、教育への投資や両国の貿易に関する協定にも調印しました。



なお、日本とブラジルの昨年の貿易額は150億ドルとなっています。



安倍首相は、ラテンアメリカ5カ国歴訪の最後の訪問国として、ブラジルを訪問しています。











(IRIBラジオ日本語)

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/47321-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E3%80%81%E4%B8%AD%E5%8D%97%E7%B1%B3%E8%AB%B8%E5%9B%BD%E6%AD%B4%E8%A8%AA%E3%82%92%E7%B5%82%E4%BA%86





2014/08/04(月曜) 18:19





日本首相が、中南米諸国歴訪を終了









日本の安倍総理大臣が、中南米諸国歴訪を終了しました。





韓国・ヨンハプ通信によりますと、今回の歴訪で安倍首相は70人規模の通商使節団の代表をつとめ、ラテンアメリカ諸国を歴訪し、日本の製品と技術の市場開拓にむけた、重要な目的を果たしました。



安倍首相はこの歴訪で、トリニダードトバゴ、コロンビア、ブラジル、チリ、メキシコの中南米諸国5カ国の首脳と会談し、経済と通商に関する協力協定、とりわけ石油における協力協定を締結しました。



安倍首相はまた、この歴訪で医療・衛生、交通の発展、鉄道など、そのほかの多くの分野における協力拡大に関する話し合いを行いました。



日本の総理大臣による中南米諸国歴訪は、10年ぶりに行われました。











(IRIBラジオ日本語)

http://japanese.irib.ir/news/%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF/item/47338-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%8D%97%E7%B1%B3%E8%AB%B8%E5%9B%BD%E6%AD%B4%E8%A8%AA%E3%81%AE%E7%B5%82%E4%BA%86





2014/08/04(月曜) 21:36





日本首相の中南米諸国歴訪の終了(音声)









ホセイニー解説員



日本の安倍総理大臣が4日月曜、11日間の中南米諸国歴訪を終了しました。今回の歴訪で70人規模の商業使節団を率いた安倍首相は、メキシコ、トリニダードトバゴ、コロンビア、ブラジル、チリを訪問しましたが、この歴訪は中国の習近平国家主席中南米諸国を訪問した後、すぐに行われており、これは日本と中国の激烈な競争が、世界レベルで行われていることを示しています。日本と中南米諸国は、今回の安倍首相の歴訪で、特に石油と天然ガスの分野をはじめとする、いくつかの経済協定と通商協定を締結しました。14の協定、特に日本とメキシコの石油、天然ガスといった分野の14の協定が締結されたことは、中南米諸国、特に以前から協力の下地が存在した国々における、日本の活発な外交を示すものとみなされています。日本とメキシコの昨年の貿易総額220億ドルとなっており、またメキシコにおいて日本は160億ドルの投資を行ったことで、両国は双方を最も重要な経済協力国とみなしています。





日本とコロンビアは、両国の自由貿易協定の締結に向けて、緊密な協議を行いました。また、安倍首相はチリの政府関係者とTPP環太平洋パートナーシップ協定の枠内における貿易協力について話し合いを行いました。両国はこの協定に参加すると見られています。日本はアメリカとともに、中国のアジアにおける経済的な影響力に対抗するため、TPPを締結しようとしてます。



こうした中、多くの情報筋は、安倍首相の中南米諸国歴訪の中で、最も重要なものは、ブラジルの訪問であるとしています。日本のメディアによりますと、みずほ銀行はブラジルの石油会社に対し、油田開発のために5億ドル相当の融資を行うということです。ブラジルの日本企業や日系移民に注目すると、ブラジルは日本にとって大変重要であり、昔から両国は大きな経済関係を有していました。



多くの報道では、安倍首相の中南米諸国における最も重要な経済的目標は、輸出拡大と貿易と商業におけるインフラの改善、日本にとってもっとも必要な、エネルギー分野における協力の拡大、地域における日本の収益の多様化であるとされています。



確かに安倍首相は中南米地域において政治的な目的を追求していない、というわけではありません。このため、安倍首相のトリニダードトバゴなどの小国への訪問は、日本の国連安保理常任理事国入りの要求に関して、これらの国々の支持を取り付けるためにおこなわれたのです。日本はドイツ、インド、ブラジルとともに国連安保理構造改革を主張する主要な国として、常任理事国の拡大を目指しています。実際、この共通の目的は、経済協力とともに、今回の安倍首相の訪問の中で、ブラジルの政府関係者と話し合われた内容なのです。



安倍首相がラテンアメリカ歴訪の最終日にブラジルで演説を行い、その中で「国際舞台に積極的に参加しているこの地域は、世界において重要であり、日本はこれらの国々の協力は、新たな時代を迎える」と述べているのは、まさにこの目的のためなのです。





(音声は元記事にプレーヤーがあります。また、環境によってはこちらからダウンロードできます:投稿者。)











(投稿者より)



ドイチェヴェレの英語サイトとIRIBラジオ日本語に掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。



外務省サイトに、今回のラテンアメリカ訪問の記事があります。



「中国」との競争を指摘するメディアは多いですが、安倍氏が米国との関係が強い国を選んで回っているところから、私にはモンロー主義を捨てた米国の穴を埋める意図があるようにも思えました。



習近平氏は、ブラジル・アルゼンチン・ベネズエラキューバ訪問しました。地域最大の経済大国でBRICSの一角であるブラジルと、地域における反米の旗手であるベネズエラキューバというのは分かりやすいです。また、アルゼンチンは7月末に政府債務が一部不履行となりましたが、同国は中国と戦略的パートナーシップを結んでいたようですので、「今後は中国が資金をファイナンスする。もう米国の助けは要らない」ということかも知れません。



見方によっては、習氏と比べて安倍氏に遜色があったかも知れませんが、ご自身のお仕事をするだけじゃないでしょうか。



ところでその米国は、ワシントンにアフリカ諸国の首脳を招いてサミットを開いています。安倍氏がアフリカに力を入れているのは、主にフランスと協力して中国に対抗するためですが、そこに米国も加わるように見え、面白い動きがシンクロしていると思いました。